食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

飛行機で赴き、レンタカーで巡るヴィーガン旅

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近場で(国内で)1週間だけのバケーションに行ってきました。

行き先はニューファンドランド、カナダ東端、大西洋に浮かぶヨーロッパに一番近い島です。

その昔、ヨーロッパから入植した人たちが故国を懐かしみつつ、「おおお、この気候はまさに、後にしてきた故国アイルランドみたいじゃのぉ!」と言ったか言わなかったか。

長崎県が日本一海岸線の長い県だと小学校で教わりましたが、ニューファンドランドの入り組んだ海岸線は、それどころじゃない。島の形はなんだか手袋のような、漫画で叫んでいる時の吹き出しの形のような。

海はトロピカルではなくてむしろ日本海みたいでしょっちゅう強風が吹いていて、湿度は高く、でも夏でもちょっと冷えるような、荒い海、暖かい人情、というような。

 

漁師町は雰囲気バリバリですが、実はこの地域(海域)での漁は、乱獲の結果、80年代くらいから魚がいなくなってしまい、90年代から10年ほど、漁が禁止というか、停止というか、モラトリアムの期間が設けられたのです。

 

日本も、ちょっと気をつけてないとこういうことになっちゃうかもよ、という警告でもあるかなと。 

 

現在では、だいぶ魚が戻ってきたらしく、厳しい制限付きではあれ漁が再開されていますけれども、実際は乱獲の結果、かなり生態系が変化したようで、それがどうなっていくのかは知りませんけれども、本当にいいのかな、と疑問に思います。

まあそういう外野の左派、環境保護派的意見は、地元の人たちにとっては聞きたくない戯言なのでしょう。 

あちこちの漁港で立ち話した地元の漁師のおじさんたちの話や地元の新聞などを見ていると、漁をすることが人々のアイデンティティでもあるようで、それが奪われていた間はさぞかし辛かったんだろうと思いました。

本当に会う人、会う人、皆さんとても親切で気さくで良い方ばかりなんですよ。

 

厳しい気候と孤立した文化圏(というより、文化圏から隔離された圏というか)で、オンタリオの片田舎よりもさらに田舎な場所で、「ヴィーガンなんですよ」って言ってどこまで理解されるのか、あんまり期待できないなと思いましたので、自分なりに準備を尽くして旅に挑みました。

 

ヴィーガンを貫くならナッツや豆乳など、栄養補給食を携帯すべきだろうという予測は大当たり。

このおかげで私は体調もバッチリで、飢えることもなければ胸やけに悩むこともなく、今後も旅行の時にはこれでいこうかと。笑

 

長くなりましたので、食についての詳細は次回書きます。

 


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