食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

ゴミ問題、気がついたことを口にする

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図書館のカードが期限切れになり、次に訪問したときには更新できるように身分証明を持参してください、とメールが来ました。

 

カードの更新したいんだけど、、と司書氏にお願いすると、椅子が置いてある低めのカウンターへいざなわれ。

運転免許証を渡し、住所は変わってない? 電話番号は、、、なんていうやりとりの後、「写真はこのままでいい?それとも新しく撮影する?」

 

証明写真なんか何度も撮りたくないですから、指名手配写真のようなのを見つつ「このままでいいです。」と。笑

なんてやりとりをしていたと思ったら、なんと新しいカードが印刷されて出てきました。素早すぎて気がつかなかった。

 

前回までの更新時は古いカードに「*年*月まで有効」というスティッカーを貼ってくれてたので、今回もそうだろうと油断していました。

 

「無駄なプラスティックを作られてしまった!」とショックを受けつつ、新しいプラスティックのカードを受け取りつつ、黙っていられなくって、

「あなた、新しいのを作ったんだね」(批判的声音で)

というと、図書館司書氏、満面の笑みで

「そうだよ!スティッカーよりこの方が安くできるんだよ、だってバルクで仕入れてるから!」(彼はこの時点では新しいカードを作ってくれたことを自慢してるっぽかった。)

 

プラスティック一枚よりスティッカーの方が経費が高いなんておかしな話だなと思いつつ、言ってもしょうがないだろうけど言わずにはいられない、と

 

「でもこれ、私は嫌だな、ゴミが増えるでしょ。」

 

そういうコメントが来ると思ってなかったのか、司書氏、キョトンとして「え?」と。

 

「ガーベージ、トラッシュ、増えるでしょ」(どうせ通じないだろうと思いつつも声がイラついていたかもしれません。)

 

司書氏、そこでハッとした顔になりまして、

「確かに、君のいう通りだ、そうだね」

 

そして続けていうには、次に更新に来るときには、新しいカードにしないで欲しいと先に言ったらカードは印刷せずに、コンピュータシステムで更新済みにするだけにしておくから、と。(やっぱり私が先に言わなきゃダメってことですね)

 

「カードは実際バーコードの部分だけが必要なわけだから、有効期限の日付の文字なんかはどうでもいいんだよね、本当は。」

なんだ、どうでもいいんじゃん!と思ってると、

 

「私もこれから更新しにきた人には、『ゴミを増やさないためにカードは古いのを使い続ける』というオプションもあるよ、と言うようにします。」と。

 

おおおお、「カード一枚くらいのゴミ、どうでもいいじゃない」なんて言われるかもと思いながら言ったんですが、言ってみるもんですね。

 

彼もゴミ問題については認識があったのですね。(ない人の方が珍しいかな)

 

きっと、更新の時は新しいカードを作ってあげるもの、と言う思い込みが先にあっただけなんでしょう。(所詮はバルクでカードを購入した市に雇われてる職員ですからね)

 

去年モントリオール市の政権を握ったプロジェ・モンレアルは実際、環境問題に取り組もうと言う姿勢が強い政党で、彼らの人気に引きずられてうちの地区の市長も年々環境問題に敏感になってますからね。

 

でもお役所や政治家のやる「環境保護のための」何かしらは形式張っててあんまり意味のないものだったり、「グリーンな区域を増やす」と花壇を増やしてるだけだったりするので、なんというか複雑な心境で見てるんですけれど。

 

でも人々の意識は確実に変わってきています。(無関心な人ももちろんごまんと存在し続けてますけれど)

 

職場の上司も、以前はプラスティックのスティア・スティック(コーヒーなどに砂糖など入れてかき混ぜるための使い捨ての細いスティック)を避けて、普通のスプーンを出すようにしていた私のことを「そんな細かいものまで気にして、、、」と呆れていたのですけれど、クリス・ジョーダン氏のアルバトロスのビデオを見せたら、「わかった、スプーンね。私がキッチンにいる日もスティア・スティックは出さないわ」と。

 

 

youtu.be

 

ゴミ問題と自分でできるゼロ・ウェイストへのアプローチについて考えさせられる「 The Clean Bin Project」というドキュメンタリーについてはこちら↓。

casse-pied.hatenablog.com

 

 一言多いと思っても、ちょっと言うくらいでいいのだと思いましたよ。言うのは無料です。


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