なーんだか毎日の夕飯がおんなじようなものの繰り返しになってきたなあ、、、
と思っていた昨今。
たまにあります、そういうこと。
こんな時は本棚のレシピブックを開いて適当なページで「これ試してみよう」と。
今日試してみたのは、イサ・モスコウィッツさんのレシピです、、、が、毎回やっぱりレシピ通りに作れない性分なので、あくまで参考にしてみました、というレベルで。
ただね、毎回レシピを自己流に変えて作ってたらレシピを参考にする意味もないですから、ツボは押さえてますよ。
今日参考にしたレシピは「シーフード・チャウダー」なのです。
ヴィーガンです。
どうやって魚介の風味を出すのかと言えば、欧米の方がよくいう、和食の食材の「魚くささ」を利用したということ。
よく聞くのが、味噌とか、海苔をはじめとする海藻ですが、そうなのかなあ、海苔を入れたくらいでシーフードを名乗っちゃって大丈夫かなあ、、と半信半疑ならぬ、一信九疑うくらいの気持ちでしたが、別にシーフードっぽくなくてもおいしければ良いのです。
ちなみに、和の食材で魚っぽいよね、と言われるもう一つの食材に、こんにゃくがあります。
白滝というか糸蒟蒻というか、あれ、あれがゼロカロリーのパスタだというんで、昨今では欧米でもダイエット食品として使ったことのある人が増えているようなのです。
どんな風に食べるんだろうとオンラインのフォーラムを覗いてみたら、パスタの代わりにする(トマトソースをかける?)などとあったのですが、そこには「でもあれ魚臭いよね〜」などという書き込みが。
こんにゃくが魚臭い?
そんな体験した方いらっしゃいます?
古いのを買っちゃって、傷んでたんじゃないの?
なんて思いますけれども、複数の人が「そうそう、魚くさい」と。
原材料に魚も海水も入っていませんよね?
日本のものだから魚臭いって思い込んでるんじゃないのか、と思うんですが?
話を戻して、シーフード・チャウダー
こんなのができました↓
ご飯だよ〜、と夫を呼んで、盛り付けたボウルを出しましたら、
「何これ?チャウダーみたい」
というので、そうそう、チャウダー、と話を合わせ、でもシーフードもどきだということは言わずに食べ始めてもらいまして、中程で「これ、シーフードチャウダーっぽいと思う?」と聞きましたら
「うんうん、なんだかクラムチャウダーっぽいよ」
というので、カクカクシカジカ、これはクラムチャウダーを再現してるレシピなんだそうだよ、と伝えましたら「うん、悪くないと思うよ」ですと。
海苔を入れてシーフードっぽくしてるんだと伝えますと「うん、海苔がいい仕事してる。もっと入れてもいいよ」
全形の海苔を二枚入れたんですけれどね、じゃあ次は三枚入れてみますか。
入れた海苔は数年前にモントリオールのチャイニーズ・グローサリーで買った安物です。(高かったですけど、品質じゃなくて希少価値に値段がついてますから。)
日本から持ち帰った濃くて分厚くて旨い海苔はもったいなくて実験用にはとても使えませんでしたよ。笑
でもその海苔、おにぎりに使うと噛みきれなくておにぎりが崩壊してしまうので、お蕎麦の時に刻んで上から振りかける程度しか使い道がないんですけれど。
メモ書き程度ですが、シーフード・チャウダー風海苔チャウダーの作り方を(大元のレシピからかなりかけ離れてしまったので書いてしまいます。)
海苔チャウダー
材料
- 玉ねぎ *
- にんじん *
- じゃがいも *
- マッシュルーム 8オンス
- ニンニク バルブの半分
- 豆腐クリーム(firm tofuに昆布だしを入れてブレンダーでクリーム状にしただけ)
- 塩 こさじ二杯くらい
- ベジ・ブロスや昆布だし 3カップくらい
- 海苔(全形で2枚→次は3枚で)
- オリーブオイル(上記の野菜を炒めるために)
- ニュートリショナル・イースト 好みで大匙1〜2杯
- トマトペースト、大匙1杯ほど
- バルサミコを玉ねぎの煮汁と煮詰めたもの(あったので。なければレモン汁とか)
- 良いケールがあったので3枚ほど一口大に切って最後に投入
手順
野菜は好みの大きさに切っておく(*の野菜は生の状態でだいたい同じくらいのカサ用意しました)マッシュルームは歯応えを残すためにも大きめに切る。小さいものなら切らなくても。
野菜を順次炒めて行き、じゃがいもを入れた段階でベジブロスか昆布だしをひたひたに入れ、じゃがいもに火を通すべく十分ほど蓋をして加熱。
豆腐クリーム、ニュートリショナル・イースト、海苔(ちぎって入れる)を入れてかき混ぜ、弱火でもう少し火を通す。
ケールの美味しそうなのがあったので、葉っぱ3枚分ほどこの時点で入れて火を通します。
ノリがグズグズっと崩れてくるようにかき回す(が芋が崩れない程度に)味を整えて出来上がり。
クラッカーやパンなどと一緒に召し上がれ。
大元のイサさんのレシピでは実はカシュウ・クリームと言って、ヴィーガンのレシピによく登場する乳製品の代替品を使っていたんですが、私はカシュウはフェアトレードでなければもう買わないことに決めましたので、代わりに豆腐でクリームを作りました。
カシュウ・ナッツの処理工場で働く労働者たち、強烈に酸性なカシュウの実に触るため、手が真っ黒に焼けてしまっています。
フェアトレードでない場合はこういう労働者の犠牲の上で処理されたナッツを使うわけですので、なくても生きていける食材でもあることだし、私は今後一切買いません。
大豆製品を避けたい人の場合は、こういう「クリーム」は使わずに、オリーブオイルで小麦粉を炒めてそこにブロスを入れてトロミを出す方法を使えばとろっとしたチャウダーになります。
海苔は海のものですから、まあシーフードと言えばシーフード。