去年のサンクスギビングは、パンデミックの第二波が荒れ狂う感じで、当然誰も集まれない状況でしたが、今年はみんなワクチン接種してて、街のあちこちが再開していて、アメリカから入国した義姉と義妹も参加して、割と昔に近い雰囲気での集まりとなりました。
でも我が家にはディナーテーブルに使える椅子が6つしかなくて、じゃあカウチに腰掛けて膝の上に皿を置いて食べてもらうか?なんて考えましたが、それもねえ、、、で、時期外れの暖かさだし、食事は庭のピクニックテーブルに庭用の椅子を両サイドにくっつけていただきましょう、と言うことに。
キャンドルライトで食事って、雰囲気良さそうな響きがありますが、実際には私は暗過ぎると感じます、が、結構こっちの人たちってみんなキャンドルライト程度の明るさでも平気なんです。
野外用のLEDライトのガーランドもあるので、まあそこそこの明るさではあるのですが、食事の前に写真撮ってみましたけど、くらくってダメダメ。
翌日残り物を各自皿によそってチンして食べるときに上の写真を撮ってみました。
メニューは、全部ヴィーガンで、
(時計回り)
- スイートポテト・キャセロール
- スタッフィングとグレイヴィー
- レンティルローフ
- 野菜各種のロースト(ビートルート、パースニップ、ニンジン、ターニップ)
- クリーム・スピニッチ
- ヒヨコ豆のサラダ(この皿には乗っておりません)
スイートポテト・キャセロールは義妹作
スタッフィングは夫作、義母がいつも作っていたやり方で
グレイヴィーは義妹が初めて試したレシピで
レンティルローフは私のおなじみレシピ
野菜各種のローストは夫作
クリーム・スピニッチは義妹作
ヒヨコ豆のサラダは私作
当日食べ切ってしまったパンプキンパイ
義妹がものすごく活躍しました。
私は助手役に徹しつつ、自分が作り慣れててささっと合間にできるものを二種類作りました。
ヒット作はクリーム・スピニッチです。
これはヴィーガンじゃない昔からあるサイドディッシュなのですが、ヴィーガンじゃないヤツはクリームとバターがたっぷり入っていて、何しろ重たいのです。
せっかくほうれん草をたっぷり使うのに、なんでわざわざ胃にもたれるような作り方なんだろうと思うのですが、ヴィーガンバージョンはほうれん草の味もしっかり味わえて美味しく楽しめました。
義妹が作ったクリーム・スピニッチ
下のリンクのレシピ通りに作り始めましたが、とろみがつかず汁っぽ過ぎると判断して若干変更しました。
八人分にした量(変更後)
- 冷凍のほうれん草みじん切り4パック(1パック300グラム)
- カシュークリーム(1カップを浸水させてふやかしたものをプロセスしてクリーミーにしたもの)x2 (とろとろっとならなかったため増量)
- 玉ねぎ 一個
- ニンニク
- ニュートリショナル・イースト
- 塩、ナツメグ、胡椒、
- フラックス・シードの粉末(とろみをつけるために)大体大さじ1杯くらい
クリーミーさを出すためのカシュウナッツは、生産工程での労働者搾取が酷く、個人的に使いたくないので、次回挑戦するときにはココナッツクリームとか豆乳とかで代用して片栗粉とか澱粉系もしくは寒天系でとろみを出す方法を選んでみたいと思います。
もう一つのヒット作はグレイヴィー。
自分がいつも作ってるものとは違うのを食べると参考になりますよね。
義妹のグレイヴィー(レシピを参考にしつつ義妹流にかなり変更されている)はこんな感じ:
マッシュルーム16オンス
玉ねぎ一つ、みじん切り
ニンニクいくつか
ヴェジ・ブロス 4〜5カップ
セージ、タイム、ローズマリー、それぞれ生の葉っぱをみじん切りにしたもの。
小麦粉と片栗粉の水溶き(とろっとさせるため)
とろみがつかなかったため入れたカシュークリーム
夫がいつも作るスタッフィングは、ターキーなど鳥を丸ごと焼くときに詰めるものなのですが、我が家は鳥は食べないので、スタッフィングだけ作ってオーブンで焼きます。
いつも夫が作るのは、子供の頃から家で食べ慣れていたレシピ。
毎回同じものを作ってくれるのですが、今回義妹と義姉が「お母さんのスタッフィング」と呼んでいたので、なるほど、みんな子供の頃いつもこれを食べていたんだなあと確認。
みんなで集まる
パンデミックが始まってからこっち、「集まる」「近づく」は危険行為になりましたね。
だから家族がバラバラで、友達と外出してわいわい、なんてことも一切できないでずっと過ごしてきましたが、ワクチン接種が広まって、ワクチン・パスポートなんてのも開始になって、段々と人々の警戒心は低くなってきたというか、まだ終わってないとはいえ前ほどの恐怖心とか警戒心はいらないんだ、という安心感を共有している気がします。
昨日の時点で、24時間以内のケベック州での感染者数は643人。
一時期に比べればかなり減りましたが、思ったよりも多いように感じます。
少なくとも100人を切って希望を感じた去年の夏よりは数倍も多い。
それでも、ワクチン接種対象人口の85%以上が2回の摂取を終えていて、年齢や健康上の理由などで受けられない人々を含めた全人口で見ても75%近くが二度の摂取を終えている現在、感染者の多くは重症化しないし、死者の数も比較的落ち着いている状況なので、恐怖感は確実に減っています。
そうは言っても感染したくはないですけどね。
私の場合、職場は常に人手不足だし、病欠の保証を受けられる日数は最低限(年間2日)なので、感染してしまうと困ります。
だからやっぱり再開していても映画館やレストランに入る気にはなれません。
今回のサンクスギビングの家族行事、調理はみんなで台所でやりましたが、食事は野外で、食後のおしゃべりも庭の片隅で焚き火を囲んで。
COVID対策的には悪くはなかったと思います。
さあ次の連休はクリスマスだー。