食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

猛暑がきた!と、庭でのんびりプラスティック椅子?

春だと思ったら夏がきた!

一昨日あたりからモントリオールは夏です。

連日三十度ちょっとと、本当に夏日で。

今年は春がなかなか来なかったし、家にずっといるし、衣替えなどうっかりしていましたので、夏日初日は正直な話「え?暑い時に着る服?なんかあったっけ?」と途方に暮れ。

 

我が家は家の両脇に大木があって木陰を作るので、冬も夏もかなり涼しく、三百六十日くらいは冷房は必要ないのですが、毎年3〜5日くらい猛暑のため二階のベッドルームで寝るのが無理な夜があります。

いきなり5月にそんな日がやってきました。

今月初旬には雪も降ってたのにね、やはり異常気象ですよね。

 

こんな時はパンも焼きたくないしご飯も作りたくありません。

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暑くなる前日に焼いたパン、これで熱波をしのげるか

 

 

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こんなポッドキャスト聞きました

Every Little ThingはNPRのポッドキャストで毎回リスナーからの質問に答え、世間で取るに足らないとされるような細かい、でも結構面白いことを解明してくれる番組です。

この回は、一般家庭の庭や安めのカフェや食堂などによくある、あのプラスティックの白い椅子、あれです。

あれ、いつ誰がどこでデザインしたものなのか、最初にあの構造を考えて製品化した際に普通ならパテントを取るものなのに、登録されていないそうなのですよ。

 

言われてみれば確かにそうです。

考えたこともなかったけれど、ムクムクと好奇心が刺激されます。

誰の作品なんでしょう一体全体?

 

それを解明してくれたのがこのエピソード。

椅子がお好きな方は面白いのでぜひお聞きください。

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なお冒頭の写真は、うちのプラスチック庭椅子をひっくり返した座面の裏側。

ここに製造した会社やロットナンバー的なものが色々と記録されているのです。

 

この椅子はカナダ製ですね。よしよし。

安全のため、踏み台がわりにこの椅子の上に立ってはいけないというメッセージもありますね。

 

 

持っていても自慢になりゃしないプラスティックの庭椅子。

でもそこら中の庭にあります。

 

とても安っぽくって、しかもすぐにグレーのスポットが発生して、なんだか汚らしく見えるし、あんまり座り心地もよくないので、本当はこんなもの買いたくないんですけれど、大勢他人をよんだときなどにささっと取り出しやすいし、手入れもいらないし、なんせ安いし、と言うことで家には4脚あります。

 

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本当はね、木でできてるアディロンダック・チェアが雰囲気もいいし、座ってリラックスするにはちょうどいいし、欲しいなあ、と思うんです。

 

でもあの椅子、実はちょっと低すぎて、お年寄りで筋力が衰えてしまった人たちや腰痛など不具合のある人たちにとっては、「座る」「立ち上がる」と言う体重移動の時の負担が以外に大きくて、案外優しくない家具なのです。

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アディロンダック・チェア 写真はhttps://en.wikipedia.org/wiki/Adirondack_chairより

 

しかも木でできてる本物は重くて、気軽にあっちこっちに移動できませんし、やっぱり実用性としてはいまいちです。

 

 

一方軽くて持ち運びもラクラク、雨に濡れてもさっと一拭きすればすぐ乾き、値段もお安いこのプラスティック椅子、安い庶民的な食堂っぽい野外の飲食店とか、何かの野外フェスティバルなどでもよく見かけます。

東南アジアのあちこちでよくある道端屋台などの脇の食べるところなどにも、やっぱりプラスティック椅子がたくさんあります。

 

プラスティックゴミ問題の深刻さを知る前でも、この椅子がズラズラーっと並んでるところはやっぱり安っぽく感じられたし、雰囲気や質感を大事にするオーナーや主催者が発注するものではないのは明白。

 

 

ところがこのエピソードによると、一つ一つ型にプラスティックを流し込んで作られる、「つなぎ目のない唯一の」椅子のデザインなのだそうで、デザインの観点から言えばかなり画期的なものだったらしいのですよ。

 

安いプラスティックだから「流れるようなフォルムで」とか誰もいいませんけれど、確かに綺麗なスタイルをデザインすれば新品の間だけなら素敵なものもできうるのかな?

 

丸太を削って作った椅子とか、そういうのは別ですけれども、確かに大量生産(一つ一つ作られますけれど)の椅子でつなぎ目なく、濡れても乾いても気にすることなく、悪くいえばネグレクトしていても壊れない気楽な椅子は、便利な存在ではあります。

 

 

プラスティック製品って要するに「環境には悪いし多分健康にも良くない」けれど「安価だから助かる」し「便利な性質を持っているから使う方にしてみれば楽させてもらえる」わけで、罪悪感なしには使用できないものですね。

 

 

 

地面に直接座るのもありですが、これも足腰にきます


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