暑い時は外で料理してみる
我が家は古い家なので、台所に換気扇がありません。
そんなことあり得るのか、と最初にモントリオールの古いアパートに入居した時は驚いたものでした。
取り付ければ済む話なのですが、台所改造構想がなかなかまとまらず、継ぎはぎ的に手を入れると後で後悔しそう、などと言い訳をしつつ今に至ります。
換気扇がないと、冬は料理の匂いがこもりがちだし夏は熱気がこもりがち。
リノベーションを待つよりは、暑い日は食事の支度を外でやってしまえ、、、と。
カセットコンロを庭に持ち出して、味噌汁と焼きビーフンの夕ご飯をしたのでした。
暑い時は熱を使う調理は外で、というのはやはりうちだけではないようで、バーベキューとか、スモーカーとかを駆使して美味しいご飯を外で作ってるお宅がご近所にもあちこちに。
良い匂いが漂います。
アニマル・フリーになるべき理由?
ヴィーガンやヴェジへの批判としてよく聞く、肉食を維持すべき18の理由を覆すという記事を見つけました。
サステイナブルでヘルシーな食事を追求するのと動物性食品を減らしていくというのはすでに同義になりつつあるほどですが、プラントベースならばなんでもいいのか、アボカドはどうなんだ、アーモンドはどうなんだ、という話もあって、話はそんなに簡単ではありません。
動物性食品の生産に関わる人々にしてみれば、植物性食品だって生産の過程でいろいろな問題を抱えているじゃないか、とか、植物性食品だけで生きていくことの弊害とか、批判しようと思えばいくらでも出てきますし、現に近代的な大量生産のやり方で生産加工・輸送される食品には罪の無いものはないんじゃないかと思います。
とりあえずはこんな問題が指摘されている(こんな屁理屈がまことしやかに広まってる)のをご紹介するに留めて、18のヘッドラインだけこちらに書き出してみます。
Claim 1: Grass-fed beef is low carbon
Claim 2: Cattle are actually neutral for climate, because methane is relatively short-lived greenhouse gas
Claim 3: In many places the only thing you can grow is grass for cattle and sheep
Claim 4: Grazing cattle help store carbon from the atmosphere in the soil
Claim 5: There is much more wildlife in pasture than in monoculture cropland
Claim 6: We need animals to cobvert feed into protein humans can eat
Claim 7: What about soya milk and tofu that is destroying the Amazon?
Claim 8: Almond milk production is massacring bees and turning land into desert
Claim 9: Avocados are causing drought in places
Claim 10: Quinoa boom is harming poor farmers in Peru and Bolivia
Claim 11: What about palm oil destroying rainforests and orangutans?
Claim 12:Vegans don't get enough B12, making them stupid
Claim 13:Plant based alternatives to meat are really unhealthy
Claim 14: Fruit and vegetables aren't vegan because they rely on animal manure as fertiliser
Claim 15:Vegans kill millions of insects
Claim 16:Telling people to eat less meat and dairy is denying viral nutrition to the world's poorest
Claim 17: Trasnport emissions mean that eating plants from all over the world is much worse than local meat and dairy
Claim 18: All the farmers who raise livestock would be unemployed if the world went meat-free
これらは全てプラントベースの食事への批判をする側がよく主張するポイントであって、記事を読めばそれは実際はちょっと違うということが簡潔にまとめられています。
また、ここで取り上げられている問題の多くはヴィーガンだけでなく、食品を口にする人々全てに関わる問題であったりしますし、問題そのものは存在するけれど、肉を食べれば解決するという単純なものでもなんでも無いものもあります。
こうやってみていると、ただ美味しいものや必要なものを食べたいだけなのに、お店にあって財布にお金があって、だから買って口にして何がいけないんだ、と思っているといかにいろいろな社会問題に加担してしまいかねないのかと気が遠くなります。
全ての人にヴィーガンになってくださいと私は思いません。念のため。