食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

キャンセルになったクリスマスと、贈り物

 

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夫作・ヴィーガン・シェパーズパイとインゲンの蒸したの。ナツメグ効いててうまい。
 
ケベックのクリスマスはキャンセルになりました

先月初めくらいでしたか、ルゴー州知事が「クリスマスは家族が集まる大切な一時、今年はパンデミックで辛い思いをした皆さん、一度に10人までの制限付きでクリスマスに集まることを許可しましょう」とヘンテコな太っ腹ぶりを示して州民やカナダの首相を驚かせ、ちょっとひと騒動になりました。

 

24日から27日までの間に限って家族や友達同士で集合してよろしいと。

 

ということは、ハヌカはどうなんですか?ユダヤ系の人たちも家族で集まりたい気持ちは同じでしょうし、他にもキリスト教徒以外の人々が集まりたいことに関しては?

 

という質問には「え?他の宗教?いやいや、これは宗教差別ではなくて、ケベックの伝統ですから、24日から27日限定ですよ」と。

 

こんなことを平気で言うからケベック人はレイシストだとか言われるんですよね。

 

集まって良い4日間の前後1週間は自主的に隔離してくれ、という規制付きでしたが、そんなの意味あるのか、とか、10人までと言ったって大家族なんかはそんなの無視して大勢集まるんじゃないの、とか、ここまで頑張ってきたのにクリスマス後に感染者数が激増して大変な思いをするだけだ、とか、非難轟々でした。

 

で、つい先日

「やっぱり危険ですからあの話は無しに」と、ケベックのクリスマス、キャンセルになりましたとさ。

 

中途半端に人々を喜ばせておいて、なんてこっちゃ。

 

元々クリスマスだからって集まるつもりはなかった我が家は別にガッカリも何もしませんけれど、知事の発言に振り回された人たちはやっぱり怒っている模様です。

 

正直な話、いくら知事や政府が良いですよって言い出したって、現状で室内でのクリスマスの集まりに招待されたとしても私は辞退します。

 

同様に、いくら政府がキャンセルだと言ったとて、集まるつもりで準備している人々は確実に存在しますからね、きっとまた感染者が増えることでしょう。

 

 

贈り物

日本は年末のお歳暮の時期でしょうか。

あの習慣には参加したことがなかったのですが、なんとなく皆が内心面倒くさいし出費がかさむし貰うものはいらないものばかりだし、と嫌がっていたように記憶していますが、本当のところはどうなんでしょう。

 

北米に来て、そういう風習はないもんだと思ったら、夫の実家にクリスマスに帰省することになって以来クリスマスのギフトを何人分も選んで買って包装してクリスマスツリーの下に押し込む、という苦行が始まったのでした。

 

そうそう、そしてクリスマス当日にはいらないギフトを受け取るんです。

 

お互いの好みなど知り尽くしているわけでもないし、当時は長距離バスで帰省していた我々にとっては、重たかったり嵩張ったりするギフトは正直迷惑に感じられるものでした。

 

子供だけでいいじゃない、お義母さんに提案しようよ、義妹一家にも提案しようよ、と毎年運動して、何年目かにようやく夫が「うちはギフト不参加にするから」と言い出して、それで大人同士はやめましょうという話が決まったのです。

でも蓋を開けてみたら義母から大人も含めてみんなに何やらやっぱり贈り物が。

義母の弟(大叔父?)はカソリックの神父という職業柄、イエズス会の修道院で毎年製造販売するクリスマスケーキを(多分売れ残らないように気を使っていくつも買うことにしていると思われます)義母の家に集まる家族全員にくれる習慣があったのですが、その習慣は急には止められないようでしたし。

結局例年通り重たいギフトバッグを持ってモントリオールに戻ってきたのでした。

 

 

贈り物って苦手です。

受け取るのが特に。

どうしていいのか困るのです。

 

気持ちを受け取れば良いと言いますけれど、気持ちだけくれたら良いのに、と、本当に思うんですよね。

贈り物をするのが好きな人がいるのも知ってますし、好意を無にするようなことを言ってはいけないと思うのですけれども。

 

 

職場での贈り物

 

職場ではたまーにクライアントさんが贈り物を持ってくることがあります。

受け取らないことになっているので毎回とても心苦しいのですが、断ります。

感謝の気持ちを表したいと言う、そこは嬉しいのですけれどね、物品に変換せず、ありがとう、と言葉で伝えてくれるだけで本当に十分嬉しいのです。

が、それでは不足だと思うんでしょうね。

 

私の職場はカナダ政府に登録してある正式なチャリティ団体なので、寄付と言う形でサポートしてくれるのは受け入れるのです。

でもそれでは個人的な繋がりを感じられないから(寄付されたお金は職場のクライアントのために使われるから)スタッフ個人に何かを贈りたいんでしょうね。

それを受け取らないのは個人的な繋がりを拒否されたように感じてしまうのでしょう。

 

 

 

我が家のクリスマス

今年は気分を盛り上げることを目指してますので、クリスマス・ストッキング(暖炉のあるお家では暖炉の当たりにぶら下げているアレ)を用意して、細々とお菓子とかチョコレートなどを入れてあります。

夫も密かに何やら入れている模様。

膨らんで行くのでバレてますが、内容はお互いに秘密です。

先日お茶碗が割れてしまったので、日本のお茶碗ぽく見えるカフェオレボウルを買ってきましたが、すぐに下さずに包んでクリスマスプレゼントっぽくツリーの下に置いてみました。

 

普段贈り物をやり取りしない我が家なので、夫は私が「プレゼント」オブジェを作って飾っただけだと思っているようです。

 

 

割れ物なので揺すったりどすんと衝撃を与えないようにとだけ伝えておきました。


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