オミクロン
初めて目にした時は「オミコン」かと思い込んでしばらく「オミコンが、、」と言っていた私ですが、聞いてる方も自信がない人が割と多かったようで、夫に言われるまで誰も訂正してくれず。
こんなビデオもあります。
夫に「 ミクロン を丁寧に言うと『おミクロン』ちなみにメガを丁寧に『おメガ』って言ったらΩ(オメガ)になるよ」と言われ、おおおお、と一発で覚えました。
そして日本語入力で「おみくろん」と打つと「おミクロン」と出るので変換し直すという面倒を繰り返しています。
マックの日本語変換、なんだか数年前にOS が新しくなってから使いにくいです。
話が脱線しましたが、オミクロンがケベックにもやってきたようで、感染者数がグーっと増えて、なんと過去最大だとか。
パンデミック初年もでしたが、今年も夏頃にはかなり感染者数が減り、ワクチン接種率も安定して増加していたせいもあり、オミクロン以前はかなり「もうそろそろ大丈夫?」なんていう雰囲気でした。
職場も再開後、パブリック・ヘルスに問い合わせたら室内でのディスタンシングは2メートルではなくて1メートルで良い、という指示がきました。
それまでは、レストランや商店とは異なり医療機関やうちの職場のような場所は2メートル維持、という通達があったのです。
多分病院は今でも2メートルな気がしますが。
そんな次第で、かなりリラックスしてしまった我々。
「まだパンデミックは終わってないんだよ、そんなに近づいちゃだめよ」
「ハグはやめといたほうが、、」
と注意するのも躊躇われるような雰囲気。
そんな折のオミクロン報道で、慎重なタイプの人たちは一気に不安を表明し始め、無頓着なタイプの人たちは「ああ〜またか」程度で相変わらずマスクをずらして鼻を突き出したり、喋ってるときに何か強調したいときはマスクを徐に剥ぎ取って顔を近づけてきて話したり。
オミクロンが市中に蔓延したら、こういう無頓着系の人からうつされそうだ。
ワクチン接種済みだから重症化しない確率が高いとはいえ、ただの風邪だってひきたくないんだから、やっぱりうつされたくありません。
COVID感染後、回復した後でも味覚を失ったままとか味覚障害が残ってしまったとかいう人の話も聞きます。
先週研修期間を終了したインターンが感染経験者で、今は回復したものの、一時期味覚障害になったんだとか。
「**と##の味がガス臭い味に感じられてたんですよ」
タイヤが焼ける時の匂いを感じるという人も。
ウィルスが蛍光紫色とか、とにかく目立つ色でどんな無頓着な人にも見えるものだったら良いのに、と思います。
慎重派だってそれなら「蛍光紫なし、大丈夫だわ」と安心できますしね。
治療薬やワクチンの開発と同時にウィルスに着色する技術の開発研究をするチームっていないかしら。
ケベック州政府の対応
感染者数急増を受け、先日ケベック州知事ルゴー氏とパブリックヘルスのお偉いさん方がプレスコンフェレンスをしまして、COVID対策の規制を若干強化する発表をしました。
以下はこれを受けて在モントリオール日本領事館から届いたお知らせメールにまとめられていた内容です。
12月20日月曜日から実施されます。
1 ワクチン接種の加速化
3回目接種(dose de rappel)対象年齢の引き下げ:12月20日(月)より65
2 接触を減らすための規制
(1)私的な集まり
・人数上限を現状の10人までに維持(20人までの引き上げ予定
・参加者の完全接種を強く勧奨。
(2)教育機関
・中等学校、セジェップ、大学、職業訓練学校の対面授業再開は1
(小学校については各教育センター/委員会のカレンダー通りに再
・マスクは常時着用を義務付け。
(3)商店、大型商業施設
受け入れ人数の上限を定員の50%に引き下げ。
(4)宗教施設、必要不可欠な公的行事(集会、会議)
・要ワクチンパスポート。人数上限は定員の50%。250人まで
・結婚式、葬式はワクチンパスポートなしに最大25人までで執り
(5)公共イベント(映画館、イベント、コンサート)
・受け入れ人数上限は定員の50%。
・着席、飲食時を除き医療用マスク着用義務付け。
(6)レストラン、バー
・受け入れ人数上限は定員の50%。できるだけテーブル同士の間
(7)スポーツ、娯楽
・スポーツ大会は中止。
・屋内競技は最大25人。
・スポーツジムでは対人距離2メートル。受け入れ人数上限は定員
この州政府の発表の日、同僚やクライアント諸氏がかなり深刻な表情になっていたのですが、理由を聞くと「昨夜のホッケー中継、無観客でやってたんですよ。」と
お客を入れずに試合中継するってことは、これは本当に深刻なんだ、とテレビを見ていた州民の多くが危機感を感じた模様です。
しかも素早い対応でしたからね。
クリスマスはひっそりと
我が家は夫の両親が健在な頃は毎年オンタリオの実家に帰省してクリスマスを過ごしていましたが、義両親が亡くなってからはとんとご無沙汰です。
毎年のクリスマス帰省はプレゼントの準備だとか義理の親類と過ごす時間のストレスなども伴うので、決して楽しみなイベントではなく、帰省しなくて済むようになって実は嬉しかったのです。
義妹も義姉も義弟達も義叔父も別々に会うと楽しく感じるんですが、大集合するとなぜか面倒臭さが増大します。
なので、パンデミックになって親類と集まれないことを嘆く人たちの話を聞きながら、本当に全員が本心からそう思ってるのかしらとちょっと疑っている部分もあります。
クリスマスといえば、一番嬉しいことはやっぱり冬至を過ぎて日照時間が徐々に長くなっていくこと。
クリスマスの電飾よりも何よりも、一月に入って少しした頃、仕事を終えて職場の建物の外に出る時間帯が真っ暗じゃなくてうっすらと明るくなっていくことの方が心が軽くなり頬が緩んで帰宅の足取りも軽くなります。
クリスマスって本来はそんな暗闇の真っ盛りの時期を乗り越えるための北方のヨーロッパ人たちのお祭りだったわけですからね。
火曜は冬至ですね