食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

冬の夕食・温かヴィーガン・ピースープ

疲れて帰宅、お腹減った、温まりたい〜

という状況の時に役立つのが、スープレシピ。

 

普段よく拝見しているみなさんのブログで紹介されてる夕ご飯、おかずが何種類もあって、どれも美味しそうで、うわー、すごいなあ!と毎回ビックリするのです。

 

これ、毎日作るって体力も想像力も必要です! 

 

美味しいものは食べたいけれど普段の夕食にオカズ何種類もだなんて、無理無理。

 

料理家の土井義晴さんがよく「一汁一菜で上等です」というようなことを仰っていますが、私の場合は「今夜は一汁で十分です。」

 

スープの時は、サワドーブレッドを一緒に食べます。

パンとスープだけ、って清貧の夕飯ですけれど。

 

 

簡単で温まる、お腹にもグッとくるスープ

どんなスープでも冷蔵庫にベジ・ブロスや昆布出汁があれば作るのに時間はかかりませんから、平日の、仕事帰りの、座っちゃうと2度と立ち上がりたくないような時にも作りやすい。

 

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熱々ピースープ

 

 

今日のスープはピースープ。

ヴィーガンじゃない伝統的なピースープって豚のお尻肉が入る物が多いです。

 

夫は両親がオランダ出身なのでオランダ系のピースープに馴染みがあるのですが、ケベックで伝統的なピースープも同様に豚のお尻肉と骨が入ってたはず。

 

でも我が家はずっとヴィーガン。

 

普段よく作るのは、トリニダッド式ダールスープのレシピを、少々インド風味を控えめにしたものが多いのですが、豆類の良さはそのものの味が強くないので如何様にもスパイスやハーブで風味をつけられるところ。

今日は目先をちょっと変えてみました。

 

インスタントポットで作ったヴィーガン・ピースープの覚書 (メインの食事として出す大人四人前くらい)

 

  • 乾燥スプリット・ピー(緑色の)2カップ
  • マングビーンズ(気が向いたので)1カップ半
  • 水(ブロスも出汁もなかったので)インスタントポットの水分を入れてよい上限の線の気持ち下のあたりまで (乾燥豆は水を吸うので豆の体積の倍以上。浸水した豆は給水して膨らんでいるので少し少なめで。水分は後から足せるので様子を見ながら。)
  • オイル(炒めるため)
  • 玉ねぎ 中くらいのを3つ、あらみじん切り
  • ニンニク大きめなものを4〜5こ、みじん切り
  • にんじん 中くらいの一本、好みの大きさに切って
  • 好みのスパイスとハーブ(今日はスモークトパプリカ小さじ1、ジンジャーパウダー小さじ1、チリペッパーパウダー小さじ1、乾燥タイムと乾燥オレガノを大体小さじ2杯くらい、ベイリーフ小ぶりだったので2枚入れました)

 

どんな鍋であれ手順は同じ。

玉ねぎ→にんじん→ニンニクの順に好きなほど炒めてやり、スパイスとハーブを入れて香りがたつまで、もしくは焦げない程度に炒め、スプリットピーとマングビーンズを投入したら水を入れてかき混ぜ、蓋をして火を通す。

 

インスタントポット使用の場合のメモはこちら;

  • インスタントポットは水が少ないと焦げる(スープを作ろうとしてるのに水量が少なすぎるということはありえなさそうですが)と言うし、蓋をするギリギリまで水を入れてはいけない(圧力がかかるので危険ということでしょうか)ので、内釜の内側にある上限の線を確認しながら水を入れるべし。

 

  • 今回はスープの設定ボタンを一回押して出てきた15分加熱の高圧力で調理しましたが、プレッシャークックの設定でもっと短い時間でも大丈夫かも。

このボタンの設定、もっとちゃんとマニュアルを読んで把握した方が良さそうですけれど、あんまり情熱がわかないので適当にやってます。

 

  • 調理終了後、圧力が自然に抜けるのを待つ方が、無理矢理圧を抜くのよりも良いような気がする(危険も少ない)のですが、今日は30分くらいかかってもまだ圧力パンパン。夫がお腹が減ったようなことを言い出したのでつまみをゆっくりひねってシャーっと圧力を逃しましたが、スープなど水分が多いものの場合、一気に捻るとものすごい勢いで蒸気が噴き出るという噂を聞いたのでかなり慎重にやりました。

 

  • 普通の鍋でこのスープを煮込む場合は長くても小一時間調理すれば完成。途中で蓋を取って味見したり様子を見られますが、インスタントポットは圧力が抜けてしまうまで蓋を取れないので、ひょっとしてまずかったら食事の前に味を調整しなきゃいけないし、初めて作るメニューの時はもうちょっと時間の余裕を持って調理開始すべきだったと反省。

 

ようやく蓋を開けてみたら、スープの濃度も味付けもそのままで丁度よく、そのままぐるっとかき混ぜで食卓に出せたので、まあよしとしましょう。

簡単なスープなので、豆系が嫌いな人でもなければ美味しくなく作る方が難しいかも。

 

豆スープは一定の濃度を作ると、時間が経って冷めるにつれ濃度が上がり、冷蔵庫に入れて翌日出してみるとあんこみたいに固まってる部分と上澄の水分とに別れますので、温める時はよく混ぜ、水分を足す必要があれば足します。

 

 

 

最近のテーマはインスタントポット利用(で罪悪感減少)なので、今日もインスタントポットを利用してみましたが、乾燥のスプリットピー、買ってきて棚の奥に10年くらい寝かせてあったようなものでもなければ、浸水させる必要はなく、特に圧力鍋やインスタントポットが必要な料理ではありません。

 

インスタントポットの「圧力調理が始まるまでにかかる時間(10分くらいか)」「設定時間(2分とか5分とか10分とか)」「調理終了後から圧力が抜けるまでの時間」の三段構えを考慮すると、急いでるからインスタントポット、というのもちょっと怪しい感じではあります。

 

 

 

調理台の上で調理をする昔ながらの圧力鍋の方がその点では早いような、、気のせいかな。


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