食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

出前より早い!スプリットピー・スープ

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家で仕事しているので、夕飯の支度はいつもスイスイ、、、

のはずですが、やっぱり仕事でうわーって大変な時などは、通勤時間もなく、通勤疲れもなく、比較的楽なはずとはいえ夕飯を作る気になれないこともあります。

子育てしながら満員電車で通勤して残業してそれでもご飯を整えて食卓にあげてる人もいるのは承知ですが、人間、慣れたらとことん楽したくなるものなのでしょう。

 

とはいえ3月からはまた職場再オープン決定しましたので、実質この楽ちん生活は今週まで。

通勤は徒歩でやってますので、来週からは往復で2時間近く歩く日々、ますます帰宅後は疲れてやる気が起きないか、ちょっとした運動でエネルギーがみなぎるか、どう転ぶか、、ちょっと不安。

 

パンデミックの規制緩和も、緩和されたり厳しくなったりを繰り返し、オミクロンの大きな峠も越えて、そろそろビジネス再開させろというプレッシャーもあり、州政府の規制がまたまた段階的に緩くなって行きます。

 

疲れてる時に出前を頼めるレストランも、うちの近所なんていう元々物凄い繁華街で注文がひっきりなしというわけでもなさそうな立地のところでも頑張ってる店は、ぜひ応援したいという大義名分もあることだし、夫は割と出来合いの味がたまに食べたくなるタイプなのもあり、たまに利用しています。

 

今夜はそんな予定で、では久しぶりにあそこのアレを食べましょうか、と夫と打ち合わせたのが今朝のこと。

 

ところが、仕事場に出勤している夫から電話がかかり、予定より時間がかかりそうだと。

 

職場で人と会うと、中には話の長い人も割といて、こっちは早く切り上げて仕事に戻りたいのになかなか終わらない人とか、どうやって切り上げようかな、と思ってるうちにちょっと深刻な話題になって、ここで切り上げると薄情かなあ、とか、そういうことがたまにあります。

 

ということで、「夕飯の頃までに帰れないかもしれない」と。

 

夕飯は普段は七時半から8時くらいに食べ始めます。

八時過ぎくらいまでなら許容範囲なんですが、流石に八時半過ぎたら消化活動にも影響するし、やっぱりそれまでにはね、と思うのですが、たまにこういう日があるのは仕方ない。

 

というわけで、夫がいつ帰ってきても(遅くなっても)大丈夫な臨機応変メニューを作りました。

 

 

スプリット・ピーのスープ 

スプリットピーは半分に割ったピーを乾燥させてあるもので、水に戻しておかなくてもスープなどにしやすい、天然インスタント豆なのです。

 

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レンティルと同じような感じに使えます。

栄養価も似たようなもんだし。

 

でも味わいは実は私はレンティルよりこっちの方が好みかも。

実際、インド系のおかず、ダールのレシピではスプリットピーで作る地域もあリます。

 

上の写真はイエロー・スプリット・ピー。

北米の普通のスーパーに置いてあります。

 

以前職場でこれをショッピングリストにメモっておいたら、買い出しのボランティアさんが買ってきたものは「スプリット」されていない、丸いまんまのピーで、ちょっと長く調理すれば同じかな、と思ったら、なかなか柔らかくならなかったので調理の途中でブレンダーで粉砕して加熱し直したりして大変でした。

あれはきっと水に戻してから調理するべきだったんでしょうね。

割ってあるだけで調理がそんなに楽になるとは。

 

ピースープのレシピは、ヴィーガンじゃないヨーロッパ系の伝統レシピの多くはハムを入れるだとか肉を入れるだとか、チキンストックを入れるだとか、何しろ肉を入れますけれど、入れなくても結構濃厚な味になります。

 

ヴィーガンの方のYouTubeとかでは、そういう肉を入れるノンヴィーガンのレシピに影響されてか、ヴィーガンの「ブイヨンキューブ」を入れているものもあるようですが、まーったく不要だと私は思います。

 

 

前置きが長くなりましたが、大急ぎのスプリットピー・スープのレシピはこんな感じです。

 

スプリットピーと野菜のスープ

材料

  • 玉ねぎみじん切り(大きめ2つ)
  • ニンニク(ガーリックプレスなどで潰してピュレっぽくしたものか細かく刻む)半玉ほど
  • レッドベルペッパー 半分をみじん切り (一つでももちろん良い)
  • 生姜のペースト(あらみじんや下ろしたものなどで上等)小さじ2杯くらい
  • にんじんやセロリがあれば(玉ねぎひとつ減らして)みじん切りをカップ1〜2杯分くらい入れる(うちは切らしていたので代わりに玉ねぎを二つにしましたが)
  • オリーブオイル 大さじ2杯くらい
  • 塩、胡椒、好みのスパイスやハーブ(スモークトパプリカ、タイム、ベイリーフなど入れました)(いつもはクミンとかコリアンダーとか入れますが、この時は気分を変えてみた)
  • スプリットピー US2カップ
  • 水 US6カップくらい

 

入れる野菜は、今回は玉ねぎとレッドベルペッパーだけでしたが、それは冷蔵庫がほぼ空っぽだったため。

あったらセロリやにんじんも良い味出しますし、トマトとかマッシュルームとかほうれん草とか入れることもあります。

 

全部合わせてインスタントポットで十分圧力調理しました。

 

インスタントポットには炒める機能がついているので、玉ねぎを先に炒めながら野菜を刻んでゆくというのも良いです。

この日はお急ぎだったので全部一気に入れましたが、やはり玉ねぎは炒めて甘味を出しつつ臭みを消したほうが美味しいよな、と後で後悔しました。

 

インスタントポットとか圧力釜がない場合は、厚手の鍋に玉ねぎや野菜をまず炒めて、スプリットピーと水、スパイス、ハーブ類を入れて沸騰するまで強めの火で加熱して、沸騰したら火を弱めてぐつぐつとピーが柔らかくなるまで煮込むだけ。

鍋で調理する場合は調理中に少しずつ蒸発するので途中で水をカップ1杯ほど追加する必要があるかもしれません。

どろっと濃度の濃いのがお好きな場合はあんまり水を入れず、サラッとしたのがお好きな場合は水を多めに。

残って冷めたものはぎゅっと濃度が凝縮するので再加熱する場合に水を少し入れて伸ばしてから温め直します。

 

インスタントポットや圧力釜があれば本当にすぐに食べられるレシピですが、普通の鍋で小一時間煮込むのも家の中が美味しい匂いになって良いし、手抜き料理としての王座は不動ではないかと。

 

乾燥豆類は安いので家計にも優しい。


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