食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

緑の胡椒と、ミシュランガイドはツライよ 

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焼うどんに潜ませたグリーンペッパーコーン

  

ある時、緑色の胡椒を見つけました。

わー、面白いな、乾燥されてない胡椒、しかも緑色!

 

少量だったこともあり、「使い道はググればよかろう」と買ってきました。

 

物によってはググる前に買うのは躊躇われますが、胡椒だから大丈夫な気がして。

 

 

でもね、ググるときにGreen pepperと入れると、日本でいうピーマンの北米版(巨大)しか出てこないんですよ。

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緑のペッパーだけど

 

売り場に出ているときはケベックの法に従ってフランス語でpoivron vert (緑の胡椒)と。

 

フランス語や日本語ではちゃんとした言葉があるのに英語になると一つの単語の使い回しになって、何を言わんとするのか確認しなきゃ行けない、ということが食べ物の世界ではたまにありますが。

緑の胡椒、スパイスの緑のペッパー、などなど検索するも全てがピーマンの巨大な従兄弟のことだと思われてしまう。

 

しばらく考えて「あ、ペッパーコーンだ!」と思いつきましたけど。

Green peppecorns と入れるとすぐに見つかります。

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緑の胡椒

 

 

見つけた情報によると、生の緑のペッパーコーン、日持ちしないからすぐに食べるか処理するかしなさいと。

 

生で一つ口に入れてみたら、ピリリと刺激があり、うほっ、と嬉しくなりました。

刺激だけでなくてほんのり良い香りも。

香りの詳細を言葉で表すのって難しいですけれども。

 

そんなに辛くてたまらんってわけじゃないね、と夫と言いつつもう一個口に入れてみたら、辛さは口の中に蓄積されるというか、辛味が増してちょっとヒリヒリっと。

一気に食べ切るのは無理そうです。

 

 

東南アジアの国々では炒め物などに入っているようですね。

初めてのお試しに私は焼うどんに入れてみました。

一人15粒づつ使って残りはオリーブオイルに着けておきました。

 

ネットで見ると、瓶詰めになったものが出回っているようでレシピもありますが、主にお酢で漬けるようです。

お酢を使った処理は次回にでも試してみましょうか。

 

未挑戦ですけどリンクをば。

www.saveur.com

 

 

 

炒めて加熱された緑の胡椒は、辛味がマイルドになるので15粒なんて渋いこと言わずに一人一房ずつくらい食べることができたかもしれません。

ググって出てきた料理の写真などでは炒め物の上につぶつぶや房が散りばめられている様子のものが結構あったので、そういうものなのかも。

 

色々探していたら、グリーンペッパーコーンのディップ、なんていうレシピもありました。

今度これ試してみたいと思います。

お酢で処理するよりも面白そうです。

praneesthaikitchen.com

 

 

これ日本では普通に入手できるスパイスだったりするのでしょうか?

私がいた頃の日本にはなかったものも、最近では普通に出回ってるものが増えてるようですから、あり得ますね。

 

 

ピリピリっと辛くてでも美味しい風味があって、その上ビタミンCとKが豊富だそうです。

 

 

 

クチコミ、ミシュランの世界

自分の財布と判断でミシュラン・スター付きのお店で食べたことはありません。

正直、あんまり高価なお店に出向くのは気が進まないのです。

街の食堂!みたいなところの方が好きです。

お金の問題だけじゃないんですよ、雰囲気とか、色々と。

 

 

プロの料理人の世界では、ミシュランのスターがもらえる店にすること、スターを増やしてもらうこと、獲得したスターの数を維持すること、などが大きな目標というかストレスになるようですが、そのために命をたったシェフもいたり、涙を流す方がいたり。

 

 

ミシュランの星を基準に店選びをしない私には想像もつかない世界。

 

 

ミシュランはyelpとかグーグルなどのような誰でも投稿できるクチコミサイトとは格が違うので、やっぱり一人分に何百ドルも支払う高級な食事処を決める際には大きな影響力があるのでしょうね。

そして、トップクラスの料理人の世界では、きっと大変なライバル意識というか、何だか想像だけですけれども、色々あるんでしょうね。

 

そんなミシュラン・ガイドブック(レストラン部門)の悲喜こもごもの話やレストランを査定しに赴く覆面ミシュラン試食人の仕事内容などなど、こちらのポッドキャストで聞けます。↓ 

 

 

レストランの評価をしにあちこちの店を訪れるミシュランの方たち。

夫とか、本当に身近な人以外にはその仕事をしていることを打ち明けてはいけないんだそうです。

スパイみたいですね。

 

評価しなければいけない店の数をこなすためには連日連夜、こちらの街のこの店、あちらの店、あちらの街のあの店、と外食、しかもお腹が張そうなリッチなフレンチなどのコース料理を出す店での食事が続くわけです。

 

その上「昨日の晩も今日のランチも重かったから、今日はさっぱり和食にしとこう」なんて自由はききませんし、前菜からデザートまで、メニューにあるものを満遍なく食べなければいけませんから、甘いもの食べる気分にならないからデザートはいらないわ、とか言いたがる人には勤められまい。

 

連日一人で外食です。

友人や家族と美味しかったものの話をしたり、写真を撮ってもそれは報告用でインスタでシェアしたりはできないし、しょっちゅう出張だし、友達とも家族とも縁が切れてしまいそうですよ。

健康にも悪そう。

結婚生活が破定して(お父さんいつも不在で、、とか)離婚後しばらくして落ち着いても出会いはなかなかなさそうだし、例え誰かと出会っても、新しい関係を築くのも無理そうですね(出会い系アプリで出会った彼は食事に誘っても毎回断るし、先週の出張はどこに行ってたのと聞いても答えないし、仕事の話も避けるし、怪しすぎる、、とか)

 

評価する側もされる側もかなり命懸けな世界ですね。

美味しいものは食べたいけど、私はそこまでの犠牲は、ちょいと遠慮したい気がしますね。

 

 

 

所詮は他人の評価ですし


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