夕飯づくり復活
隔離期間終了後、晴れて台所に立ちましたが、実際は普段家族が食べているものを手伝うばかり。
合間に「魚を食べないあなたは代わりに何食べる?」「うーん(面倒くさい)冷ややっこにするわ」などという、料理とは呼べないようなものばかり。
メインが肉や魚という献立、私のものだけ動物性食品を抜いて仕上げて成り立つものと、そうはいかない(魚の煮つけとか)ものとあります。
だから、ヴィーガンとそうでない人が同じ食卓を囲む場合はその家族次第ですけれど、結構面倒くさい場合もありますね。
というわけで、「今日は私が全部やるよ~」と作った第一弾は、大豆ミートと植物性のみの「カレールウ」を使った、日本のカレーライスでした。
肉が大好き!という人には物足らないかもしれませんが、わが家族、大豆ミートでもまるで問題なく、植物性のみのルーというのも別に味が物足らないとかそういう反応は全くありませんでした。
植物性のルーというのを使わずに、普通にヴェジタリアンのインド料理を作るみたいに作っても良かったんですが、あんまりスパイスがたくさん入っていると抵抗を感じる世代の人もいますので、今回は日本的に「ルー」買ってきました。
普通のスーパーでしたが、たった一種類ではありましたが、「植物性素材のみ」を原料とするカレールーがありましたよ。
値段は豚や牛の脂肪がたくさん入っている有名メーカーのものの3倍近くしましたけれども。
しかも、小盛で4皿分くらい作れる程度の分量でしたけども。
だから、たくさん食べる一家や育ち盛りのお子さんのいる若い一家だと、やはりこの製品を選ぶのは厳しいでしょうね。
で、カレーは写真忘れました。
和風テックスメックス作りました
その数日後に作ったのは、テックスメックスのチリビーンズを日本の、うちの近所のスーパーで手に入りやすい材料も入れて我が家風にしたもの。
材料探し事情
キドニービーンズを探してスーパーのなかウロウロ歩き回りました。
都心なら問題ないでしょうけれど、こちとら普通の庶民のスーパーですからね、ないもの、あっても無謀な値段なものなど、ハードルは高めです。
意外なもので、ブラックオリーブは瓶詰が300円少々で買えたのですが、予測通り風味や味や舌触りがダメで、これを初めて「オリーブだよ」って食べたら「オリーブなんかおいしくもなんともない、食べなくてもよい」と思われるに違いありません。
今回は刻んで煮込みに入れてしまうので、まあ良いですけれど、普段なら作りながらつまみ食いが止まらないはずのアイテムが、「こ、これは、残った分どうしよう、、」とストレスになります。
日本の普通のスーパーで瓶入りで鎮座ましましてるオリーブは、手を出さないほうがよいのかもしれません。
チリは以前も日本で作ったことがあるので、キドニービーンズの缶詰(小さい!)や乾物(これも袋が小さくて衝撃を受けました)が置いてあったことは覚えていたのですが、なかなか見つけられなくて「売るのやめたのかな」と思ったのですが、ありました。
イタリア食品コーナーのはずれに。
イタリアの食べ物というわけではないんですけどなぜか。
今回は紙パック入りで300グラム程度入っているのがあったので、200グラムないようなミニチュアな缶詰をいくつも買う必要がありませんでした。
それにしても、スパイス類に関しては、日本の普通のスーパーってやっぱり厳しいですね。
もともと日本のものじゃないんだからしょうがないんですけれども、パッケージがいちいち小さいうえ、値段が高くて、これではスパイスを多用するレシピなんかお金がかかってしょうがないじゃないですか!
母のスパイスラックにあった小さなボトル入りのパプリカは空っぽでしたので、これは買うしかない、、と詰め替え用の袋入りを探しましたがこの店にはなくて、仕方なく瓶入りのものを買いましたが、小さいちいさい、次回はうちから小分けして持ってこようかしら、、、(絶対忘れますが)などと文句たらたら。
これに、家にあったクミンとカルダモン、ニンニクとショウガを入れました。
日本の食材も
モントリオールではなかなか遭遇しない鮮度のよい日本のキノコ類。
代わりに日本ではマッシュルームごときが小さなパッケージで高いですが、こんなものよりも日本のキノコのほうが香たかくておいしいのです。
ということで、モントリオールでは贅沢すぎてできませんが、マイタケをばーん、と入れてみました。
マイタケの歯ごたえも楽しい和風チリの出来上がりです。
あとは、肉の代わりに乾燥大豆ミートのミンチの形状のものを少し入れてみましたが、これは特に存在感なく、あってもなくても良い感じでした。
スーパーに行くたびに店員さんを捕まえて在庫を訪ねてはウロウロ歩き回り、棚の品を見てはいちいち反応しているので、スーパー訪問もある種のエンターテイメントです。
痒い所に手が届く商品開発ですが、良いのかこれで