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積読の秋から読書の冬なるか

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文字通り積んであります。ボカシをかけてるのは、なんとなく恥ずかしかったから(決して恥ずかしい本が積んであるわけではありません。)

 

今週のお題「読書の秋」

 

思うように読書できない悩み

 

日本に帰省して15日間缶詰生活だった時に日本の本屋さんのネットショップで何冊か本を購入しました。

 

帰国の時のスーツケースの重さを考慮して、じっくり選んで買った本たち、缶詰中にもせっせと読みましたが、何しろ運動不足と低い生活(椅子じゃないと言う意味です)で腰にきていたので、座ってじっと読書をすると腰が痛み始めるので、立って読書してましたけど、立ってると集中力が続かないようで、思ったほどたっぷり読書生活というわけにはいきませんでした。

 

現在は好きなだけ運動できるし動き回る生活ではありますが、基本的にあんまりじーっと読書で延々と何時間も机に向かうことはしたくない。

 

いや、本は読みたいんですよ。

 

時間を忘れてぐんぐん読み進んだときの気持ちよさ、って何事にも変えられない、、、ですが、やっぱり腰の健康も何事にも変えられない、、、。

どっちが大事だと言えば、やっぱり腰かな。

 

座って過ごす時間はなるべく減らしたいのですが、現代人の生活、1日の間に机に向かっている時間がやっぱり長くなりがちです。

 

現在は家で仕事をしているので、業務時間の半分くらいはズーム会議だったり、ウェビナーに参加してたり、それ以外の時間もパソコンで作業する時間がやたら長い。

 

仕事の後、さー、気分転換にこの本読もう!と思う気持ちはありますが、その前に動き回りたい!外に出て太陽を拝みたい!

 

しかも夕方にはご飯の準備もありますし、ご飯食べたら後片付けして、なんやかんや、なんやかんや。

 

本当は、太陽光線がさんさんと降り注ぐリビングルームのカウチに腰掛けて、のんびりゆったり読書したいもんですが、秋は日照時間がぐんぐん短くなりますので、仕事を終えて、とりあえず外に出て太陽を楽しめる頃には太陽はかなり傾いてます。

秋が深まれば仕事の後は真っ暗になります。

 

そうすると読書はもっぱら夜眠る前に布団の中で、になります。

子供の頃から夜寝る前に布団の中で本を読むのが好きでした。

が、親に見つかると必ず叱られていたんですよ。

「暗いところで本を読むと目が悪くなる!」って。

 

そう言う罪悪感を伴う布団の中の読書ですが、この、暗いところで読書すると目が悪くなる説は実は根拠がないのだと、最近どこかでそんな話を見かけました。

 

 

目が悪くならないのなら、これからは堂々と布団の中で読書しようかな!

起きてる時間は腰のことが気になるし、それしかないよね!

誰に向かって言い訳しているのやら。

 

 

早速布団読書

今読み始めているのは岩波新書、給食の歴史(藤原辰史)です。

 

食べることに関する本はあれこれ読みましたが、なぜか今まで給食について書かれたものって読んでなかったな、と手を出してみました。

www.iwanami.co.jp

面白いですよ。

 

日本に限らず、給食の始まりは貧困層の子供たちも学校に通えるように、そしてその国や地域の子供たちの健康や体力(ひいては労働力/ 戦闘力)を向上させるため、と言う目的から。

現在アメリカの都市部など、家庭でご飯を食べてから学校に来られない貧困家庭の子供たちに朝食を食べさせるプログラムなどがあるのと同じ発想です。

 

ただ、生徒全員に給食を提供するようになった背景に、貧困家庭の子供だけに食事を提供することで、その子供の家庭の貧困レベルが周りの子供たちに可視化されてしまうことを避ける、と言う配慮があったという部分などは驚きでした。

皆が給食を食べる、教師も食べる、だから学校で与えられる食事に引け目を感じなくても済む、弁当持参の場合なら「自分は家で食べてくる」などと言って同級生たちが弁当を食べている部屋を立ち去って、校庭の隅っこで空腹を抱えて時間が過ぎるのを待つ必要もないわけです。

 

この本は給食の歴史の話ですけれど、まだまだ日本全体が貧しく、西洋に引けをとっているから頑張らねば、というような時代に、国のために子供たちに食べさせて体力をつけさせなければという考えが政府関係者の中にはっきりとあった時代が描かれていて、読んでいて新鮮な気持ちがします。

 

国民を兵隊にするためでなくとも、良い社会を作るためには体力も健康も心も健やかな子供たちを育てなければ、と政府関係者がはっきりとしっかりと考えて政策を進めるような社会であって欲しいですよね。

 

今読んでいる部分は給食制度の発展の歴史の創世記みたいな部分なのですが、この先、先割れスプーン論争とか、なんだか給食の歴史で面白そうな話が散りばめられている様子ですので、読み進むのが楽しみです。

 

 

 

日本土産の本たち、読み終わる頃には冬も終わってるかもしれません。


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