食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

工事の準備と後片付け、サワドーブレッド生地冷凍

12月17日に成形して21日夕方焼いたサワドー。
焼く前の生地冷凍


サワドーブレッドは市販のパワフルなイーストを使わないので時間がかかります。

 

生地を混ぜ合わせた後の作業時間は合計すれば多分ほんの30分くらいかと思います。

最初の30分おきのフォールド、バルクファーメンテーション後の生地の成形、発酵かごに入れて焼き上げるまでの時間など、ちょこちょこと間隔をおいて世話をしますが、バルクファーメンテーション以降は生地の変化にこちらが合わせてやる必要があるので、外出など、こちらの都合がある時には仕込まないようにしています。

 

予定のない時に合わせて仕込んでも、急に予定が入ったりして困ることもあります。

 

ただ、成形後は冷蔵庫で一晩低温発酵させるという技を使えば結構日常生活にも組み込めることを発見。

 

最近はもっぱら成形した後冷蔵庫、というパターンでした。

が、休みの前日に冷蔵庫に入れておいた生地、早起きして焼こうと思ったら、体調がすぐれなくってちょっとそれどころではない。

 

こんな時は冷凍するという手もあるらしい、とネットのサワドー・インフルエンサーが言っていたのを思い出し、じゃあ、と冷凍庫へ。

冷凍した生地は、焼く前に冷蔵庫で何時間もかけて解凍してから焼けば大丈夫だと。

 

急場凌ぎで冷凍させた生地、蓋を開けてみたらいつものサワドーブレッドに比べて3割は小柄な焼き上がりでした。

 

やっぱり凍った生地は弱っちゃったか。

 

ろくに膨らまずにずっしり重いパンをスライスしてみたら、膨らんでないくせに大きな気泡がボコボコでてます。

 

あれ?

 

こんなに気泡が空いてるのにこのずっしり具合はどういうこと?

気泡じゃない部分の生地が詰まってるってことか、もしくは冷凍庫で若干表面が乾燥したせいで皮部分が分厚くなったってことかも。

 

確かにスライスするのがものすごく大変で、汗かきました。

 

窓取り付け後の後始末

リノベーションしなきゃしなきゃと言いつつこんなにも先延ばしにしてしまった理由の一つに、工事作業すると埃がすごいから。

 

この家に入居する前の一月ほど、荷物も家具も何も入っていない空き家状態で、床板をドラムサンダーという巨大なサンディングマシンを使ってヤスリをかけ、表面の加工をして家中の床をきれいに仕上げ直したりしました。

 

家具や生活用品が一切置いてない所での作業は、ストレスが比較的少ないんですが、入居して数年後に二部屋の間の壁を取っ払って大きな一部屋にした折には、その両方の部屋の家具やら物やらを避難させたり、動かせないもの(持っていく場所が取れないサイズの物など)はプラスティックシートを被せて周りをテープでしっかり留めて埃が入らないようにしたり、他の部屋に埃が漂って行かないようにプラスティックのカーテンを貼り付けて回ったり、、、。

 

その後バスルームの天井補修で似たようなことを一度、そのまた後に寝室のクローゼットでも一度。

 

その度埃対策をしっかりやって、工事後は掃除をしたり片付けたり、リノベーションは億劫である、ということを体がしっかり覚えてしまいました。

 

だから再びあれをやるのか、、、というかなり大きな心理的な壁が分厚く大きく立ちはだかっているのです。

 

そして、本当のリノベーションをする前に窓だけ取り替えるなんていうことをしてしまったので、今現在のリノベーションのモーティベーションはかなり低くなってしまっております。

 

台所の一部だけを孤立させる作戦

窓と裏口周辺は作業をする人々のアクセスと作業場を確保する必要がありますが、それ以外は彼らと埃が入り込む必要はないですから、調理台とオーブンのあるスポットから冷蔵庫の並びをブロックオフして部屋を縦断するプラスティックシートの壁を作りました。

こうやって使うプラスティックシート、スーパーのレジ袋何十枚分のゴミに相当するかと思うと心が痛みますけれども。

リノベーションにはこういうゴミが付き物なのも悩めるところなんですよね。

 

プラスティックシートの壁は、天井と床と壁にペインターズテープとかマスキングテープを使って貼り付けますが、粘着力があんまり強力すぎると剥がす時に壁のペンキを一緒に剥がしてしまうので、程よい粘着力の物を選ぶ必要があります。

 

が、うちの台所、前にも書きましたけど、換気扇がないんです。

 

換気扇のない台所で調理を毎日やると、壁や天井は恐ろしくベタベタになって汚れてしまいます。

 

調理台とか周辺の目につくところはたまに重曹などでゴシゴシ洗ってベタつきお&ベタついた上に張り付いた埃などを掃除しますが、天井や壁って視線から外れるので、*年以上も洗うことなく、、。

 

というわけで、若干粘着力の強力めなテープを購入し、それでもきっとベタついてるままだと、窓を枠から外してガーン、と壁の内側のセメントなどの破片が飛び散ったりした衝撃でテープがフワーッと剥がれてカーテンが落ちてしまう可能性もあるなと思い、壁や天井の、テープを貼る予定の部分を拭き掃除しました。

 

汚れた天井を拭いたら意外な喜びを得た

もうね、深夜のインフォーマーシャルでビフォー&アフターを見せる俳優が喜びそうなくらい、くっきりと、雑巾で拭った部分と拭われてない部分のコントラストが!!

 

こういうのって誰かにシェアしたくなりますね。

その場では夫しかいないので夫に見せましたよ。

 

しかもこれ、古いTシャツを切った布を水に濡らして軽く絞っただけのもので拭ってこれなんですよ。

すごいので恥を忍んで(恥ずかしげもなく)ここでもシェアさせていただきましょう!

我が家の汚天井、左手から右側へ斜めに色の薄い線が走っています、これがアフター。

写真の左下にテープが引っ付いてますが、ここが壁との接点で、ここからちょいと部屋の中央方面へ行き、そこから右に九十度曲がってまっすぐ部屋のあっち側へとカーテン(プラスティックシート)を貼り付けていきました。

青い線がカーテン貼り付け跡地点

工事の前に大慌てで作業したので、プラスティックシートを貼り付ける部分だけをきれいにしたく、このような状態になりましたが、何しろ梯子に登って天井を拭くので、手は届くんだけど力を入れにくく、私より背の高い夫に代わってもらいました。

 

そしたらなんと、ビフォー&アフターのパワーっていうんですか?

 

インスタントグラティフィケーション*っていうやつですか?

 

普段は掃除なんてお願いしてもやらない夫なのに、テープを貼る部分だけで良いって言ってんのに、そこらを拭き始めたんですよ!(青線の曲がり角内角の部分)

「どこ拭いてるの、こっちにまっすぐだよ!」

と言いましたら、嬉しそうな顔して「掃除してるんだよ」ですと。

 

冗談言ってる暇はないので(ハンディマンがもうすぐ到着する頃だった)さっさと必要なところだけ拭いてくれとお願いしましたけれども、本当に、拭いたところがテキメンに綺麗になるのって気持ちいいですよね。

 

写真のきったない天井、青く線を引いたさらに上の部分をご覧になると、なんだかムラムラに薄くなってる部分と汚さの残ってる部分がありますが、ここは工事終了後、梯子を片付けてしまった後で天井を拭きたくなった私が、スウィッファーというモップみたいなものに例のTシャツの切れ端の雑巾を装着して力が入らないまま拭いてみた跡です。

やっぱり力が入らないと拭き掃除もうまく行かないものですね。

 

*Instant gratification、日本語訳は「即座の満足感」って出てきましたけどこの概念はきっと日本でも認知されてるだろうからもっとちゃんとした用語がありそうなもの。

北米では長期的視野に立って目標を立てて努力するなどという地味なことが苦手で、やるべきとか将来有用だとか言われる作業や行動にかかれない理由として、すぐに目に見える報酬とか結果(instant grafitifation)を欲する現代人の心理の描写によく使われる表現です。

 

掃除に使ったのは

水だけ。

水とTシャツ。

 

それだけなんですよ。

洗剤等一切なし。

 

強烈な洗剤を使わないと落ちないものも台所周辺にはありますけれど、あんなにベトベトで汚かった汚れがあんなに簡単に落ちたのはびっくりです。

 

拭き掃除に使うもの

物にもよりますが、普段の掃除は私は基本的に水拭きです。

それでも落ちない場合は重曹を使い、汚れによっては布じゃなくてタワシやブラシなどの擦る力に訴えます。

カビの場合はアルコールかお酢を噴射。

 

**用洗剤、という商品は買いません。

高いし、臭いし、環境に悪いし、プラごみは出るし。

 

あと、重曹と酢(酸性の成分)を混ぜてスプレーするというのをよくネットで見かけますけれど、あれが理解できません。

 

重曹(アルカリ)と酢(酸性)を混ぜたら中和してちょっと塩分が入った水ができますけど、水にちょっと塩分入れたらただの水よりも洗浄力が上がる?

 

それだったら塩入れたらいいだけのこと。

 

重曹も酢も安価ですけどわざわざ買ってきて中和させる意味がわかりません。

 

混ざるときの化学反応で泡立つ=洗浄力、という人もいますけど、騙された気になって試したことがありますけど(排水口の水はけが悪い時にやってみました)全く騙された気になれない結果でした。

 

排水溝の水捌けが悪い時は、ヤカンにいっぱい湯を沸かしてそれを一気に流し込むと、パイプに付着している油脂などが溶けて流れるので改善する、と聞いて、それはたまにやりますけど、そっちはまあまあ割と効果があるような気はします。

先ほどの写真と同じ場所、日を改めてきちんと拭き掃除した、正真正銘のアフターの写真です

重曹よりもアルカリ度の高いwashing soda(Na₂CO₃)で油ギトギト汚れを掃除すると、乾くと白い跡が残るので、お酢を含ませた雑巾で拭いて中和させます。

重曹とお酢の両刀使いはそういう使い方なら理解できるんですけど、混ぜちゃってから使うのはやっぱり意味ないんじゃないのかなあ、、と私は思います。

 

 

またすぐ汚れるでしょうけど、、、


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