食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

ヴィーガン・ローストディナーと質素な食卓

 

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ロースト・ディナーは簡単なのに嬉しいメニュー

 

衝動買いでメニューが変わる

作り置きというのが日本では流行ってる?ようですが、私にはできません。

なぜなら、計画通りの食生活が営めないから。

 

買い物に行くと買うつもりの野菜がなかったり、あっても鮮度が悪かったり、バカ高い値段がついてたり、逆に買う気はなかったけどものすごく鮮度の良い野菜が積み上がってたり、そういう状況に遭遇すると、計画なんて窓の外に放り出してしまいます。

 

冒頭の写真はある日のロースト・ディナー。

この前日に大根の葉っぱで甘味噌和えとか煮物とかもたっぷり作ってあったのが残っていたので、買い出し当日の晩は残り物の和食のつもりでした。

 

でもねー、買っちゃったんですもん、勢いでメニュー変更です。

買っちゃったのはこちら。

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私をローストして〜、スープにして〜とささやく野菜たち

真ん中にどどんと鎮座してるリークは後日お鍋にする分とスープにする分とに分けて冷凍し、緑色の部分と根っこを捌いて数回分の出汁用にこれも冷凍する分は冷凍して、今日はローストに添えるグレイヴィー用の出汁を一回取りました。

左側の緑色は日本の南瓜と似た感じのスクワッシュで、これは後日和風の煮物などにしよう、と。

左下の二つある鮮度イマイチなものは(うちの界隈で見つけられる中では)比較的状態の良いターニップ、蕪です。(注:カナダは広大な国ですので、うちの界隈で見つけるのが困難でも別の街、州では問題ない可能性も大いにあります。これはカナダ事情ではありません。)

我が家で取れたミニチュアだけだと物足りないので上底用に買ったもの。

 

右側のブリュッセル・スプラウツは大きいものと小さいものとに仕分けして、この日は小さい方だけローストすることに。

 

先日つい買っちゃった10パウンド(約5キロちょい)のビートルートの残りをいくつかと、写真には載っていませんが、パースニップとにんじんとジャガイモとスイートポテトもローストしました。

 

北米で普通に売られているスイートポテトは日本のサツマイモっぽい外観とは裏腹に水っぽく、サツマイモを食べるつもりで口に入れるとガッカリするようで、一般的に日本の方々からはあまり良い評価を受けていないようなのですが、ローストしたりマッシュしたりする場合はこれ、十分美味しいと思います。

逆に久しぶりに日本のサツマイモ(最近はこちらでも手に入りやすくなりました)を買ってきて食べてみると、ほくほくしすぎというか、乾いた感じであまり好きじゃないと感じます。

個人の好みもあるとは思いますけれど。

 

野菜をローストすると決まったら、タンパク源というかメインというか、やはりレンティルローフにしました。

レンティル(レンズ豆)って、その形状がレンズに似ているからそう呼ばれるようになったのかと思っていたら、そうではなくて、レンズ豆に似ていることからレンズがレンズと呼ばれるようになったのだそうです。

 

えーえーえー、それは知りませんでした。

 

考えてみれば、確かに、レンズという物体が登場するうんと前からレンズ豆は食べられていたでしょうから、カメラのレンズとかメガネのレンズとかが登場する前までは名無しのマメだったなんてことはありえない。

en.wikipedia.org

 

レンティル・ローフはヴィーガンになってから見つけたレシピを徐々に自分流に作るようになったものですが、簡単で喜ばれるし自分の好みに変化させやすいし、とても良いメニューだと思います。

肉で作るローフ同様、丸めればヴェジバーガー、小さく丸めればヴェジ・ボールになります。

 

casse-pied.hatenablog.com

 

casse-pied.hatenablog.com

 

 

レンティル・ローフを焼くときのグレーズ(ケチャップとメープルシロップとお酢)は、味としては私はどっちでも良いというか、ない方が良いんですが、これを乗せて焼くことでローフが乾燥してしまうのを防ぐ役目もあるので毎回塗ってます。

甘酢っぱい味じゃなくてもうちょっと別の味でなんとかならないものか。

 

 

質素な食卓

ご家族のために美味しいご飯を作っていらっしゃる皆さんのブログを拝見するたびに「すごいなー、何品も作ってる、すごい凄い」と感心しきりです。

数だけじゃなくて結構時間も手間もかかりそうなものをきっちり作っていらっしゃる方が多いです。

週に一度だけなら私でもできそうですが、これを毎晩、いえいえ、日本では朝ごはんも調理して食べるご家庭が多いし、その上お弁当作ってる方なども居て、只々すごい。

 

インスタグラムとかSNSで見続けてピア・プレッシャーを感じて大変なことになる人は見ない方が良いですよね、と思うほどすごい方が多い。

 

私んちは和食がたまに食べたくなる自分以外はカナダ生まれの夫だけですから、食事の支度にプレッシャーはなくて、自分たちにとって丁度良い労働量で丁度良い成果が出るような食事のパターンができています。

 

曲がりなりにも食いしん坊を名乗るブログ(レシピブログだと思って見にきてガッカリされた方も多いのでは)ですけど、毎回一品で美味しいですよ〜、と満足しています。

もうちょっと大々的に「これはレシピブログじゃないんですよ〜」って書くべきかしらと思いつつ、そのまんまです。

昨日、YouTubeでフランスにお住まいの日本出身の方が「我が家の夕食1週間」を紹介する動画を公表されているのを拝見しまして「おおお、うちみたいだ!」と嬉しくなったんですよ。

彼女は「質素な夕飯です」なんておっしゃってましたが、そうか、やっぱりこういうのは質素なんだね、と再確認しましたよ。

 

YouTubeの方は連日別のものを作っていらっしゃいましたが、うちなんか、冒頭のロースト・ディナーはたっぷり作るので翌日は同じもの食べます。

職場に出勤する場合はお弁当にも持っていきます。

連続して同じ夕飯でその間に同じものが昼の弁当ってのは流石に飽きますし何かが品薄になったりしますから、別のものを追加したりはしますけど、基本的には残り物大好きです。

 

 

ローストが終わったら鍋にするかポテト&リークスープとパンにするか現在考慮中です。


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