食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

冬の徒歩通勤の友とレシピの著作権に思う

 

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カナダギースは渡鳥、そろそろ南へ飛んで行く頃では?

 

うわー、今年ももうあと22日ですよ。

この時期は仕事でも、プライベートでも普段通りに次の週の予定を立てようと連絡を入れると相手に「来週は休業です」「**日までホリデーです」「帰省してるので来年まで無理です」などと言われます。

 

私は通常営業で、週末以外は毎日仕事。

大晦日も仕事です。

最近職場のリノベーションがやっと終わり、通勤生活再開しましたので、朝晩片道1時間かけて歩いて通勤し始めましたので、睡眠時間か自由時間が若干減っております。

 

あと、仕事の合間に発酵具合を確認して焼くことができていたサワドーブレッドも今は休日のみ。

働き方改革したいですね。

 

 

冬、やっぱり来ましたね

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安全対策

通勤で歩道を歩く場合は、ブーツの底に取り付けて氷にぐいぐいっと食い込むスパイク付きのクランプオンを利用します。

写真のものは使い始めて3年目くらいですが、ゴムが強いので着脱する時結構指も痛くて面倒なのですが、逆に知らないうちにスルッと脱げてしまうことがないので心丈夫。

安いものの三倍くらいの値段でしたが、何年も使い続けられる方が環境にも良いですので、これにしておいてよかった、いや、これしかなかったから買ったんだったっけ。

 

クランプオンの良いところは、どんなにツルツルでも滑ることなく一歩一歩進んでいける点ですが、片道1時間の道中、モントリオール市の3つの区域を通り抜けるため、区域ごとの除雪や歩道の安全対策の程度が違ったり、人通りの多さとか地域の貧困度合いとかも若干関係するのか、歩道の状態が違うので、クランプオンが必須の場所と、なくて良い場合とが混ざっているのです。

 

クランプオンが必要ない、要するに雪が溶けて路面が露出しているところでは、しばらく歩いていると、やはり硬い表面にメタルの部分が大人の体重の重みを受けてガッシガッシと当たるわけなので、なんとなく足と膝に衝撃がくるような気がします。

痛みは感じませんが、これを続けているとあんまりよくないような気が。

ゴムでビシッとブーツの底に取り付けたクランプオンは、取り付けるのも外すのも、座ってやるならまだしも、上体を折り曲げた姿勢でバックパックも背負った状態でやってると、結構大変です。

野外ではあんまりお尻を雪や氷が覆っているところに下ろしたくないのです。

ちょっと悩むところ。

 

最近は、クランプオンを別に買ってきて脱着するのではなくて、ブーツの靴底に元々クランプオン的なスパイクがついていて、スパイクを使用するモードと引っ込めて歩くモードに切り替えができるようになっている優れものも出回っているようです。

 

不便を感じたら商売にせよ、って感じですかね。

 

 

 

レシピの著作権

 

職場のインターンの一人が、リノベーションのためオンラインのみだった期間中にクライアント諸氏と一緒にオンラインでレシピ・ブックを作りました。

 

インターンが見つけてきたオンラインでレシピブックを編集するソフト(そんなものが存在するんですねえ)をズームでスクリーンシェアし、クライアント諸氏の得意なレシピとかお母さんがよく作ってる美味しいなにかとか、とにかく寄せ集めとはいえ朝食、ランチ、ディナー、スナック、デザート、と割と色んな種類のレシピを。

 

で、このソフトを使って本の形状で印刷することもできるんだとか。

じゃあ記念に印刷したい人はできるねえ、なんて言っていたら、何やら「これを製本して販売してファンドレイジングしてみよう」という話が飛び出しました。

 

で、こういう話が出るたびにぶち当たるのは「でもこれ、全てが私たちのオリジナル?著作権は大丈夫?」という問題。

 

よーく考えてみたら、そういえば「私の姉のパンケーキなんだけど、姉はall recipesのサイトで見つけてきたレシピだと言っていました」なんていうのも混ざっています。

 

最初は販売目的ではなかったから、きっちり確認をとっていないレシピも混ざっていると思います。

 

そうしたら、「材料をちょっと変えたり表現を変えたりすれば大丈夫だよ」という意見が出てきましたよ。

 

そして、大体パンケーキとかオムレツとかって、私のレシピは完璧オリジナルですよ、って言えるのかな?という話に。

 

確かに、例えば自分の味噌汁のレシピをオリジナルです!って断言できる人ってどれだけいるでしょう。

大体味噌汁作るのにレシピなんか見ない人の方が多そうですよね。

 

でも和食が欧米にも広がるにつれ、日本食のレシピ本などに味噌汁のレシピというのが載っているのを見かけたことはあります。

じっくり読んだことはありませんけれども、味噌汁のレシピってどうでしょう、味噌がちょっと多かったり少なかったりしても好み次第だし、だしも、具の種類や量も、どうにでもなるものだから、きっちり「豆腐**グラム、わかめ**グラム」って書いてあるのを見るとこそぐったい気持ちになりそうです。

 

それでもそのレシピを書いてる人にとってみれば、目分量で作ってる人に聞いて、自分でも試作を作って、レシピに書き出したものを「日本の伝統食だからレシピなんかない」と言われて誰かにコピーされたら嫌でしょうね。

 

実際には自分が料理するときにはレシピはインスピレーションをいただくもの程度にざっと眺める場合と、きっちり計量して参考にする場合とありますからね、きっちり測る必要があるものなんかだとやっぱりそのレシピを書いた方の試行錯誤に敬意を払うべし、と感じます。

 

レシピ本を見ている人たちの中には、一字一句きっちりレシピ通りにする人はどれくらいいるんでしょう。

 

 

そういう人たちは多分家電などの説明書もきっちり読めるんだろうなあ、、、。


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