食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

スーパーボウルと明治神宮外苑の樹木1000本伐採計画?

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残り物万歳!

土曜に夫が作ったヴェジ・ローストの残りにヴェジ・グレイヴィーをかけたのと、その前に作ったアスパラガス・リゾットの残りに冷凍枝豆を茹でて後から混ぜたものでスーパーボウルを見ながら楽ちんディナーでした。

テレビを見ながらご飯を食べるのは基本的には嫌いなのですが、スーパーボウルの時は、ハーフタイムの時に急いで食べるか、試合を見ながら食べるか、その二択。

ハーフタイムが何時から何時までかは予定が立たないスポーツですから今年は試合を見ながらになりました。

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試合観戦のお供のビールのつまみには、ポップコーン作りました。

自分で作れば塩分も油分もコントロールできるし。

大さじ2杯くらいの乾燥コーンと大さじ2杯くらいの油と、塩はシャカシャカっと小さじ半分くらい、それでもお腹に入ると「ジャンクフード食べちゃったなあ」という感覚になります。

 

試合そのものは、ずっと応援していたチームは先々週敗退していたので、なんとなく観戦。

でも最後の最後でちょっと変じゃないこれ?と不満。

ハーフタイムショーは初めから終わりまで見たことはなかった(ご飯の時間になるか台所に出入りしてるか)のですが今年は全部見ました。

 

が、これがなんでそんなに話題になるのか?

スヌープドッグはクックブックの表紙を見た覚えがあるのでわかり、 Eminemは昔から有名なので流石にわかり、女性の方は名前で識別できましたが、あとは誰が誰やら全く不明。

 

 

 

外苑再開発で1000本伐採?

東京オリンピックを機に規制が緩和されたことを受け、再開発の計画があがっていたそうで、ひょっとしたらもうすでに、、、?

 

www.tokyo-np.co.jp

 

東京新聞の記事にある「日本イコモス」を知らなかったのでググってみました。

一般社団法人日本イコモスというのは、International Council on Monuments and Sitesという名称の国際団体の日本支部という感じなのかしら。

サイトに記述される活動内容はこのようなもの。

当委員会では、ICOMOS本部と連携した、国際学術委員会(ISC)への参加の他に、各委員会を設け、日本イコモス独自の活動を行っています。小委員会では、タスクフォースとしてそれぞれの課題に取り組み、提言・意見書の提出を行うことで、社会に向けて文化遺産の現状・問題について提言を行います。また、地震などが起きた際は、特別委員会を設け、文化遺産の復旧の観点から専門家の見解を示すこともあります。(以下略)

神宮外苑の樹木の伐採を、文化遺産の保護という観点から反対しているということですね。

 

上の東京新聞の記事によると、「神宮外苑は国民からの寄付により1926(大正15)年に完成した日本最初期の近代的な都市公園とされる。献金のほか、ボランティアが造成工事に当たり、約3000本の樹木も献木された。」ということで、再開発エリアにあって伐採される予定の樹木の中には樹齢100年以上のクスノキやケヤキなどの大木も多く含まれるのだそうです。

しかも「完成時に周辺は自然的景観の保全を義務付けられた風致地区に日本で初めて指定され、高さ15メートルを超える建物を建てられないなど開発が規制されてきた。だが、東京五輪の主会場として国立競技場を建て替えるため、都は高さ制限を80メートルにするなど規制緩和を行い、開発が本格化した」という経緯があるんですね。

 

再開発って一体具体的には何をしたいのか、と言えば、神宮球場と秩父宮ラグビー場の建て替えと、高さ190メートルくらいの二つの複合ビルなど高層建築が計画されており、公園の面積が3.4ヘクタール削除されてこれに当てられる予定だとか。

 

3.4ヘクタール?

ピンとこない時の便利なサイズ比較は東京ドーム。

東京ドームは4.7ヘクタール、甲子園球場が 3.85ヘクタールだそうですから、神宮外苑から甲子園球場分の公園部分が削除され高層ビルになるような感じでしょうか。

 

記事によると「都が再開発の詳細を公表したのは昨年12月14日で縦覧期間は2週間だった。情報が社会に十分共有されていない可能性があり、石川教授は「9日に結論を出すのではなく、都民の意見を聞くなど慎重に対応してほしい」と求めている。
 
提言を受けた東京都土地利用計画課の谷内加寿子課長は「1000本は切ってしまうと決まったわけではなく木の状態など調査した上で、残せるものは移植も含めて残せるように事業者に話していきたい」と答えた。」
 
大木(樹齢の高い木)を移植するのは愚かだと言われます。
うまく根付かないんでしょうね。
若い木を植樹するのだって、成長に何年もかかるし全部がきちんと育つ保証はないし。
 
伐採した時に放出される二酸化炭素だってグリーンハウスガスですからね、1000本近く伐採するっていうのはやはり乱暴な話。
 
今後どうなることやら、気になります。
 

 

このプロジェクトは三井不動産、明治神宮、日本スポーツ振興センター、伊藤忠商事が担うそうです。 

 

icomosjapan.org

 

 

東京の自然、都市の緑

大きな都市の中に大きな樹木がたくさん残っている公園が点在するところといえば、北米ではモントリオール、ニューヨーク、トロントやバンクーバー、あげていけばきりがないですけど、結構あります。

街中に住んでいたり仕事に行っていても、昼休みに公園の芝生の上でゴロンと横になったりベンチで昼ごはんを食べたり、そうやって市民が樹木や草花の近くで息抜きすることが可能です。

日本では東京は割と大都会ですけれど樹木があちこちにあり、この都市をデザインした人々は緑の大切さを認識していたんでしょうね。

 

手付かずの大自然を保護するのとは違って、都会の中の緑は人為的に作られたものが多いですが、だからまた人為的に変えれば良いということではなくて、都会の中にある緑地の存在意義をきちんと認識して守っていくことは大事。

 

高層ビルやアスファルトで囲まれた都心部にあって、日陰を提供してくれる大木を切ってしまうなんてどうかしてます。

いくら建物の中は空調バッチリでも、日中建物から建物への移動をするなんて日常茶飯事。

日陰の全くないアスファルトとコンクリートだらけの灼熱の東京って、生きるの辛そうです。

 

 

派手な再開発する予算はあるんですね。


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