食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

白いご飯は無限のキャンバス

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残り物のご飯で焼き飯(型に入れて盛り付けたら崩れました)と韓国ワカメスープ。

The Korean Veganのレシピでワカメスープ。

焼き飯の具は豆腐シート(正式名称知らず)青ネギ玉ねぎしめじオクラレッドベルペッパー。

レッドベルペッパーは一玉入れたら甘すぎた。

 

 

ご飯が好き

アジア系の人がご飯が好き、というのはそれほど珍しいことじゃないですよね。

 

一方アジア以外の文化圏に行くと「ライス?ノーサンキュー」と眉間に皺を寄せて拒絶する人もいるし「ライスじゃなくてもうちょっと美味しいものがほしい」と言う人は珍しくないです。

 

お湯をかけるだけのインスタントライスを食べて育ったような場合はそうなるのも納得。

 

夫は私が作るご飯を食べるようになって「だんだん味付けのない白いご飯だけの味がわかるようになってきた」と言うようになりました。

慣れって大きいですね。

 

ここ数年私は白いご飯だけで炊くことはほぼなくなり、普段は米2に対し大麦を1混ぜて炊いていますが、たまに「白いご飯だけ食べたい」とか日本の年寄りみたいなことを言います。

 

米の食べ方として欧米には「ライスプディング」と言うシロモノがあって、これは牛乳で米を煮たものにシナモンと砂糖を入れて食べるデザートです。

ライスクリスピー(お米をポップコーンみたいにハゼさせたもの)なんてものもあるくらいですから、煮たコメを甘く食べることくらいなんてことないわけです。

 

そういえば日本でもお米をハゼたお菓子(名称失念)がありますから、そう考えると日本にライスプディングがない方が不思議なのかな?

日本の米のお菓子といえばおはぎとか米粉に甘みを入れて作る大福やら求肥やらありますから、ライスプディングを毛嫌いする私こそ心の狭いフードナショナリストと言えるのかな?

 

 

米に執着心があると言うほどではないにしても、やっぱりつい好みにこだわってしまいがちな私とは対照的に、好奇心一本勝負で面白そうなレシピに挑戦しているユーチューバーを見つけました。

10カ国の出身者それぞれが、白いご飯に乗っけるお気に入りのトッピングを紹介し、それを実際に作って味見しているビデオです。

 

全体的に見て、おかずっぽい傾向のものは比較的素直に「それもありかも」と思えるけど、牛乳や砂糖がかかるとやっぱり「うぎゃー」と思ってしまいます。

 

ひょっとしたら米にこだわると言うより牛乳と砂糖が嫌なだけかも。

 

そういえば先日、いつも食べてるオートミールがゆ(オートミールですが日本のおじや風に出汁で炊いたもの)にちょっと残っていた豆乳をかけてみたところ、豆乳のクリーミーさが鼻についてどうにも美味しく感じられなかったのでした。

 

 

米の普及

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米の生産世界地図。やはりユーラシア、アジア方面ですね。https://worldmapper.org/maps/rice-production-2016/より

上のビデオでご飯のトッピングを紹介している人たちは必ずしもアジアやアフリカの人たちだけではありませんが、昔から米の栽培が広く行われてきたのはアジア、アフリカ大陸が主流で、ヨーロッパ、特に北の方は麦が主流だったので、このビデオにポーランドの人やらヨーロッパ系のアメリカ人が登場しているのは、食の国際化というか、米食がそこまで広く普及しているという意味で、これも面白いと思いました。

 

麦だってアジアにかなり入ってきてますからね、日本の「納豆トースト」とか、かなり衝撃的でしょうから、ご飯に砂糖とミルクくらい大したことじゃない、とも言えます。

 

 

米が常食な文化圏のご飯料理

ちょっと思い浮かべただけでもこれだけありますね。

南ヨーロッパ

スペインのパエヤ、イタリアのアランチーニとリゾット

メキシコ・中南米 

メキシコのSpanish Rice、キューバのBlack Beans and Rice

中近東 

Tahdig, Mansaf, Mujadara, Lebanese rice with toasted pasta 

インド亜大陸・西・南&中央アジア

ビリヤニ、プラオ、レモンライス、カブールプラオ

アフリカ

西アフリカ諸国のJollof Rice、セネガルのThieboudienne

東アジア

炒飯、炊き込みご飯、寿司、ビビンバ、キンパ

東南アジア

インドネシアとマレーシアのナシ・ゴレン

 

名前は色々あっても基本的には野菜、豆類、スパイス、油脂、肉や魚介類、乳製品、などと組み合わせて炒めたり炒めた後炊いたり、もしくは炊いたものと他の材料を炒め合わせたり、もしくはお粥のように柔らかく炊き上げたりしたものが多く、その素材の組み合わせごとに地域色が色濃く出てきます。

炒飯など中国の影響が意外な地域まで及んでいたりするし、ピラフとか炊き込みご飯とかも、どこから影響を受けて広まってきたのか、あちこちに似たようなものがあります。

 

米の風味を味わうものというと、炊き込んでしまったり炒めてしまったものよりも、蒸したり茹でたりした白いご飯とおかずを合わせて食べる系のアジアのご飯がやはり美味しいですね。

 

 

主に米作一本でやってきた文明圏の食べ方だと、やっぱりご飯が主役でおかずはトッピング的な感じな気がします。(個人的感想ですが)

 

インドのタリーなんてまさに、ご飯がどどんと真ん中にあって、周りについてくるグレーヴィーはお玉いっぱい分くらい。

何種類もあるとはいえ、これはやはり米を味わうためのお供的な立場です。

で、ご飯と一緒に味わうと甘みが加わってより一層美味しいんですよね〜。

 

 

とか言いつつも、中近東、インドとその周辺系の炊き込みご飯も美味しいのでやめられません。

今度はこれ作ってみよう、メモメモ。

thebellyrulesthemind.net

 

炊き込みご飯だとおかずに悩みますが。


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