バケーションでひと月ちょっと出かける友人に、蘭の世話を依頼されました。
特に親指が緑色でもない私(英語で園芸上手の人はGreen thumbを持っていると言います)に頼むとはどういうこと?と思いましたら、いつもお願いする友人は既にバケーションに出かけてしまっていて、もう一人お願いできる人に一度お願いして1週間出かけていた間に花が枯れてしまったと。
だから最後の頼みはあなただけよと。
他にも沢山友人のいる人なのですが、あとはみんな当てにならないので蘭のお世話なんか頼めないらしい。
私もダメかもしれないよ、蘭なんて難しいって言われてるものだし、保証はしませんよと念を押してお役目を受け入れました。
ということで、毎日一度、霧吹きで4〜5回しゅっしゅっしゅ、と水をかけるだけで良い、水はやりすぎないように気をつけて、根っこが濡れたままなのが一番ダメなのだから、と指示を受け、一月ちょっと、蘭のフォスター・マザー生活。
もう3週間くらい経ちましたが、まだ枯れてはいません。
でもね、この鉢植え、根っこが上にはみ出てますよね?
根っこがはみ出てるってことは、水をやるときには根っこに吹きかけなきゃ、水分を吸収することもなさそうですよね?
霧吹きで4〜5回と言っても、最初の3回目までは水が出てきません。
彼女が置いて行った霧吹きだけの特徴かもしれませんが。
だから、シュバシュバっと沢山出るまで手のひらに向けて吹きかけ、それから根っこに向けて1、2、3、4、5!とやってます。
良いのかな?
ダメだったらもう枯れてるかな?
菜園中間報告
ドライブウェイの農園は、やっぱり今年もお隣さんの豊作ぶりに比べ、手入れ不足か、パッとしませんね。
夫がいうには、お隣さんのサイドは朝からずっと日を浴びるんだけど、うちの方は朝方は我が家の日陰になるので、日照時間が実は短めなのだと。
確かに、我が家はお隣さんの東隣です。
しかもうちの前庭のメープルの大きな木がこれまた日陰を与えてくれます。
実際、お隣さんちの方が夏場は室内が暑くなりやすく、うちはエアコンなしで過ごせるのにお隣さんはエアコンガンガン入れないと暑くて大変なんだとか。
お隣同士、大した距離がないのに。
裏庭も、うちは敷地内の大きな木とバックヤードを隔てたご近所さんちの巨大なメープルの木陰とで、一日中ずっっと日向になる部分は案外少ないのです。
日照時間だけの問題じゃなくて、手入れが足りてないんですけども。
春先に反対側のお隣さんと行った園芸店で買ってきたオクラの苗は、やはりモントリオールの気候では涼しすぎるようで、お隣さんもうちも、いまだに20センチくらいしか育っていません。
来年は温室を作ってみるか、オクラを諦めるか。
ケールを食べる不届きもの再登場
数年前にもあったんです。
ある時、畑を見てみると、ケールの葉っぱが丸ごとバクリと食いちぎられてしまったことが。
リスはどちらかというとりんごやトマト狙いです。
虫が食うなら葉っぱに穴が開く程度。
こんな、茎だけ残して上をスッパリと切り取っていくとは、どこかの悪者?とまずは人間かと思い、いやいや、人間ならもっと金目のものとか素敵なものとかを盗んでいくはず(金目のものも素敵なものもありませんけど。)
で、今年も発生。
むむむ。
ケールがお好みか。
そして翌朝、私は見ました。
台所の窓からふと庭を見た時に。
この動物を!
英語ではGroundhogsと呼ばれるこの動物、日本語ではモグラかと思ったら、ウッドチャックというそうです。
ウッドチャック退治をせねば
実は数年前にも目撃し、その頃ちょうど庭の物置に入ると、なんだか獣臭いということがあり、物置小屋の周りをじっくり調べてみたら、穴が二箇所あったのです。
ということで穴の一箇所からお酢を流し込んでみたり、唐辛子を振り込んでみたり。
で、獣臭さは消えたような気がしたので、それでお仕舞いに。
ケールはあの時のショックで、今年までしばらくお休みしていたんですよ。
今年は何株もケールを植えているので、だからウッドチャックが戻ってきたのか、はたまたあの後もずっと静かに物置の下に住み続けていたのか。
今年こそは物置小屋(のした)から追い出さなければ。
殺すのは(殺生だし、死体を処理しなきゃいけないし)選択肢にありません。
追い出すのみ。
上のリンクのサイト初めいくつかのサイトで勧められている対策としては、
- 金網などで柵を作って畑を守る(地上だけでなく地面の下にも。)
- 被害に合いがちな野菜や植物の葉っぱや周りの土の上にモグラなどが嫌うものを振り撒いておく。
嫌いなものは
- 唐辛子
- Bone Meal やBlood Meal
- Castor Oilを混ぜた水
- コヨーテやオオカミの尿
唐辛子は以前試しましたが、食用のものを買ってきて庭に撒くと結構な金額になります。
Bone MealやBlood Mealってなんだろう?とググってみたら、Bone Mealは動物の骨をスチームして粉砕した粉、Blood Mealはそのものずばり、動物の血を乾燥させて粉にしたもので、どちらも屠畜場の副産品なんだとか。
ガーデンセンターに行くと、エビの粉入りとか羊のフン入りの何やら、というのがよく目につきますし、野菜の栽培にも動物製品は使われているんですよね。
だから野菜しか食べないからって自分は動物を消費していないとは言い切れませんね。
とりあえずモグラ対策のためにこれに手を出すのはちょっと躊躇します。
やはり、Castor oil を水に混ぜて葉っぱにスプレーするというのがヴィーガンの私にはふさわしいでしょうか。
それでもダメだった場合は専門業者に依頼して除去するという手もあるそうです。
モントリオール市の場合は市に電話したら除去してくれるらしい、と同僚に聞きました。
除去っていうのはどこかに持っていって森かどこかに放してくれるってことなんでしょうかね、気になります。
食べるなら雑草にしてくれてたら良いんですが。