6月24日はケベック州の祝日、Fête St-Jean Baptisteです。
St-Jean Baptiste というのはケベック州の守護聖人とかなんとか。
ケベック州はカソリックの呪縛を取り払うため、60年代ころから激しい脱宗教の動きがあったりして、基本的には政教分離なんですけれども、やっぱりヨーロッパ系移民が作った社会が土台にあるので、こういうとき何かとキリスト教、いやいや、カソリックの匂いがします。笑
実際はクリスマス同様、太陽と地球の角度というか、冬至と夏至の日照時間に絡んだペイガン(クリスチャンから見た「野蛮な」原始宗教に従っている人々)のお祭りの「夏至祭」の方を、都合よくキリスト教の聖人の祝日という風にこじ付けたのげそもそもの始まりですけれど。
この祝日はフランス語系のケベック住民にとってはとても大きなお祭りです。
ちょうど一週間後の7月1日はカナダ・デーですけれど、ケベックではこちらはついでみたいなもの。
ケベック州以外の土地でカナダ・デーを迎えたことは3回くらいしかないのですが、毎回忘れてるので、ちょっと驚いたり。
「あれ?なんでお店がどこもかしこもしまってるの?」
「この広場、人出がやたらに多くてカナダの国旗配ってるんだけど、、あ、カナダ・デー?」
夜中にどこかからどかーん、バラバラバラ、、と騒音が響いてきて「何事?銃撃戦?」と思ったら花火やってて「え?」とかね。笑
聞いた話ではモントリオールでも地味にカナダデーのイベントがあるらしいですけれど、行ったことがあるという知り合いはいません。
モントリオールではむしろ7月1日は一斉に人々が引っ越しする日として知られています。
そんなわけで、三連休が二週立て続けにある嬉しい夏の始まり。
毎年この二つの三連休の間に休みを取ってヴァケーションに出かけるのですが、今年は予定が入ったので地元でノンビリ過ごしています。
ちょうど6月後半七月初旬に花盛りになるもの、毎年見頃に家にいないんですが、今年は休暇をずらしたので楽しめます。
ほぼ手入れ無用なものばかりですが。笑
芍薬は前庭の家の壁付近に一列に並んでいるのが一斉に咲くのでかなり派手になりますが、個人的には白い芍薬の方が素敵だなあ、うちのは濃いピンクでなんだか派手で嫌だなあ、と思っているんですよね。
通りの一番端っこのお家に白い芍薬があるんです。
可憐な感じがしますよね、白いと。
茂みすぎてきたオレガノも剪定がてらごそっと収穫して、洗って葉っぱを収穫しました。
これ7〜8カップ分くらいありそうです。
ペストにしたり干したりします。
この何十倍も庭に茂るので、それをきっちり収穫して干して保存したらオレガノなんか買う必要一切なくなるんでしょうけれど、結構ちまちまと時間のかかる作業なので、億劫で、ついつい放置してしまいます。
でも連休でのんびり庭でくつろいでる時におしゃべりしながらこういう作業するのも、たまにはいいもんだ、、、という気も。
ケベックの祭りもカナダの祭りも両方祝いましょう、、のんびりと。