食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

今年最後のクインス仕事

先日の残りを全部一気に鍋へ。種だけ取り除きました。
クインス煮込み

りんごみたいな感じで四つ割りにして種を切り取って皮を剥けば、りんごみたいなレシピでなんでも作れそうな果物なんですが、うちのクインスは何せ実が小さいので、この、種の部分を切り取るという作業自体にかなり手間がかかる上、切り取った後は可食部分がかなり減ってしまうという。

 

そんなわけで、前回はタネも皮もそのままで煮込み、それをざるで濾してみました。

今回は、そのザルで濾すという作業をしないで済ませないものか、と、前回特に目立った(見逃すわけにいかなかった)種だけを取り除いてから煮込みました。

 

でもね、種の周りの硬い部分も気にはなるというか、やっぱりそのままいくら火を通したって硬いままだよね〜、でもここを切り取るということは要するに実がぐんとへるし作業時間もかかるし、ということで、これはもう最後にミキサーでガガガっと粉砕することにしました。

 

皮は煮込んだ後でぶつぶつっと残っているんですが全く邪魔にならないというかそのまま口に入れても別に平気です。

 

 

種の部分は

種のエキスも煮出して使えるかなと思い、晒しに包んで水に浸した状態で出汁を取りました。

種エキス煮出し中

実際にこの種エキスが何か効用をもたらすのかどうかは不明ですけれど。

煮出したら水がほんのりオレンジっぽくなりましたので、やはり風味は出たのでしょう。

 

この後鍋に入れたクインスにはサトウキビのraw sugar というのをカップ2杯くらい入れ、水(種の出汁も入れて)をひたひたよりちょっと少なめに入れて弱火で煮込みました。

 

ジャムっぽいけどかなり酸っぱいそれは、ジャムと呼んで良いものかは謎ですが、今回はガラスの瓶にではなくて大きなプラスティックのタッパにドカンと1リットルくらい入れて冷凍しました。

何ヶ月か後に気が向いたら何かに使おう。

 

鍋から1リットルくらいとった後もまだ7〜800ml程度残っていたので、これは煮詰めて型に入れて固めてやることにしました。

 

(後日談)型に入れて一日冷ましたあと、前回はちゃんと固まっていたんですが、今回はなんだか濃いジャム状態のままでした。なぜだ。砂糖が少なかったのかな?

とりあえずこれはこのまま冷蔵して、マフィンの生地とかお菓子に使うことにしました。

 

豆乳とクインスジャムとチアシードでプディング

最初に火を通した後のクインスジャムもどきをミキサーでががっとやった後、ミキサーの中にかなり勿体無い量のクインスジャムが残りますので、ここに豆乳を入れてやり、ガガガっとかき混ぜてミキサー掃除兼ヨーグルトドリンク的なものを作りました。

 

ドリンクとして飲んでも良いですが、チアシードを入れてまぜ、ちょっと固めたのを食後のデザートとすることに。

 

ジャムそのものにあんまり甘さがないので、このプディングも甘くないんですけど、好みで甘みを足せばよかろうと。

 

 

そうそう、収穫も終わり、紅葉も終わり、最初の雪がちらっと降り、晩秋の最中よね、という頃にふとクインスの木の脇を通りましたら、一つもぎ忘れていたらしきクインスの実が木のすぐ下に落ちていました。

それがね、うちの収穫の中では大きい分類に入るサイズので、「ああ、こんな立派なのに見逃したのか!」と、少々残念。

 

大きな実が美味しいからとかそういう意図ではなくて、皮剥きの手間に対する報酬の比率として、大きい方が効率が良いという話ですけどね。

 

 

甘いものやお菓子作りが大好きな型なら楽しい作業かもしれませんが、ジャムを大量に作っても来年までに食べ尽くせるのか、なんて考えちゃう私には正直作業にかかる時間やエネルギーが若干鬱陶しい。。。。

 

 

来年はもいだ実をご近所に配ることにしよう、そうしよう。


ヴィーガンランキング