25日はクリスマス
クリスマスはカナダでは国民の祝日。
月曜ですけど仕事はお休みです。
週末にかかったら月曜が代休になる、正式な祝日です。
わーい。
24日はあくまでクリスマスの前日ですので、この日は出勤する日です。
とはいえ年末のこの時期に休みを取る人は多いし、うちの職場みたいなところや公共の機関などは年末休み取ってたりしますので、国民の祝日以外のこの時期の平日は街は閑散としていてバスやメトロも空いてるし、職場にいても割と静かで暇だったりしますけど。
26日はボクシングデーで、カナダの多くの州では祝日みたいですが、ケベック州はこういう場合の例外で「ケベックの人はそれぞれの雇い主に聞いてみて」という感じです。
うちの雇い主はこの日を休みにはしてくれませんので、出勤。
最近雇われた新しいスタッフの一人は、前職で26日を休みにしてくれてるところで働いていたらしく「26日も休みでしょ」と思い込んでいたみたいで、実家に帰省する予定にしていたため、急遽有給を当てることにしていました。
そんなこんなで、25日も月曜ですが、元日も月曜、2週連続で三連休です。
カナダの国民の祝日の日数、ケベックにいて雇い主が寛大じゃないところの労働者(私)は通年で8日だけなんですよ。
日本より祝日の数が少ないって結構衝撃ですよね。
まあとはいえ有給を取るとか、有給使い切ったら「お金いらないから無給で休ませて」と申請するのとか、そういうのは気を使いませんけども。
話はそれましたが、クリスマス、今年は雪が溶け切ってて、日陰とか雪かきした雪の捨て場になってた場所以外は芝生が見えてたり落ち葉が見えてたり。
我が家の前庭の芝生は青々してましたので、グリーン・クリスマスですが、落ち葉が見えてるところだとブラウンですね。
森を散歩しててすれ違った人が「美しくないですよね、雪景色じゃないから。あああ!雪が積もってて欲しかった!」と。
ケベックに住んでると、冬の辛さにうんざりしている人、冬の暗さにうんざりしている人、雪や氷のある暮らしにうんざりしている人、いろいろですが、雪が常に周囲を覆っていて、スキーやスケートしに外に出かけられることを楽しんでる人も実はかなり多くいて、だから暖冬で雪が溶けてしまうとガッカリする、というのは実際かなり本気な話なのです。
私も、通勤路が雪や氷で歩きにくくなってないのはいいなと思うんですが、休みの日にスキーやスケートできないのはやはり若干残念です。
あと、冬なのに雨降るのは本当に嫌です。
雪の方が百万倍マシ。
クリスマスの後は日照時間が長くなるのを楽しむ日々
これが本当に嬉しいんです。
クリスマスの起源は北ヨーロッパのペイガンのお祝いをキリスト教会が乗っ取ったとか、ユダヤ教も同じ時期を蝋燭ともして祝うとか、いろいろと文化別にこの時期にお祝いしますけれども、どれもやはりこの真っ暗になる時期を乗り越えて、春になるまでの日照時間の盛り返しを喜ぶ、という発想があるんではないかと思うんですよ。
個人的にはクリスマスだからとギフト買えかえ、飾り立ててカード送って、何十年も毎年同じ音楽、同じエンターテイメントを消費せよ、というそういうのがとてもうざったいと感じるんですけれども、世間のみんながそれをやるから、逃げ場がないというか、商店とかラジオとかテレビとかを避けてても、現代人はこういうのをシャットアウトできないんですよね。
でも、少なくとも北米に住んでいるので、クリスマスが終わりさえすれば、後は仕事の後の夕方の空が真っ暗から薄明るい空に変わっていく、この時期の喜びをただひたすら味わえます。
ヴィーガン・クリスマス・クッキー
滅多にクッキーは焼きませんが、たまに焼きたくなります。
滅多に焼かない上ヴィーガンのレシピという制限がつくので、焼きたくなりつつも億劫でもあるという。
クリスマスの時期には何種類ものクッキーをたくさん焼いて、家に集まる家族や訪問者に振る舞ったり友人や近所に配ったりする、、、という伝統がある地域からきてる方達なんかは、毎年いろいろと焼いてます。
私は普段、生地を作ったらスプーンでクッキーシートに落として焼くだけ、みたいなのばかり作っていますが、実は夏に日本に帰省した折に面白そうなクッキーカッターを見つけて買って帰ってきてたので、型抜きするクッキーを焼きました。
ちょっと面倒くさいし洗い物も増えますけども。
レシピは、minimalist bakerというレシピブログで見つけたものを使いましたが、パンプキン・ピュレの代わりに、クインスジャムを使いました。
そしたら、クインスの酸味がうまい具合に甘味とバランスをとって、ものすごくおいしく焼き上がりましたよ。
甘いばっかりのお菓子は好きじゃないし、クッキーなんて味見だけでそれ以上は食べたいと思うものではないのですが、これは旨く焼けました。
オリジナルのレシピと違う点は、AP粉とスペルト粉を1:2くらいで混ぜた点、クインスジャムを使用した点と、北米のいわゆる白砂糖ではなくてロー・シュガーを代わりに使い、ブラウンシュガーではなく沖縄の黒砂糖を入れた点。
沖縄の黒砂糖、袋の上からだと結構細かくほぐれてるように見えたのでそのままドバッと入れたら、やっぱり塊が結構混ざってて、混ぜてもなかなかつぶれないのでそのまま英や、と生地に混ぜたら、焼き上がりに黒砂糖の塊部分がレーズンかチョコチップか、という姿で現れました。
これもまた味わいのうちか。
今後のための覚書:
生地は冷蔵して冷やしておきますが、型抜きしてるうちに生地の温度が上がってくるので、まめに冷蔵庫に戻して低温を保つようにしないと、大仏型のパターンに生地が詰まってきます。
アイシングをつけるクッキーでもあるんですが、うちはアイシングは一切不要。
クリスマスクッキーですが大仏、、、ふふふ。