食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

クインスジャム大量生産2023

桃栗8年クインス15年?

最初の収穫だったと思われる写真です。↑

こんな青々したのを収穫してたんですね。

なんせクインス初心者、いやいや、10年以上毎年花盛りで喜んでいたクインスの茂みに収穫するほど実がなるようになってまだ日が浅いので慣れてないんです。

 

その後しばらくして収穫した第二弾↑

これもまだまだ青みがかってます。

 

なんせ両隣や夫から「まだ?もういいんじゃない?いつ収穫するつもり?」としょっちゅう言われてましたから。

何しろクインスは温暖な地域の果物なので、寒冷地の当地では珍しいものなので、お隣さんに限らず、うちの前の通りを歩く知らない人たちにもやたらと聞かれました。

 

「まだまだ、黄色くなるまで待つんです」と言いつつ「もう黄色かなあ?」

 

何しろどこまで黄色くなるのかよく分かってなかったもので。

 

雨が連日降り続けるであろう予報を聞いて、まだ黄緑色っぽいのもあるのを承知で収穫した最終収穫分。

枝からとって家の中で熟させることができるとネットで読んだもので。

 

大きな紙袋二つに分けて入れて地下室へ置いておき、休みのたびにちょっとチェックする日々。

忘れてカビさせたり腐らせたら大変!

 

というわけで先日紙袋を台所に持ってきて中身をテーブルの上に広げて黄色度チェックしまして、全体にきちんと黄色くなったと思われる約半分をジャムにすることに。

 

ワンカップ大関でサイズ比較をどうぞ。

 

前回クインスのことを書いた折に載せた写真では梅っぽいというコメントをいただいたクインスですが、実際には梅ほどツルッと丸くなくて、ぼこぼこしてて皮が剥きにくそうなことがお分かりでしょうか。

 

皮を剥く際にはこのぼこぼこはナイフで切り取ってしまうしかなさそうです。

 

うちのクインスはネットで見つかるレシピの記事などに載っている写真のものよりも小さめみたいなんですけども、小さな実の集まりなので、そういう細かい部分のロスが結構痛いなあというのと、面倒臭いなあ(前回クインスペーストを作った折の感想)というのとがあり、今回は大胆に、

皮を剥かず、種も取らず、洗って四つ切りにしただけの状態で調理し始める

 

という作戦で行きました。

 

大胆でしょ。

 

小さな果物だから、種の部分を切り取る作業だけでもすごい手間

 

今回も水を入れて中火で加熱し始め、沸いてきたかな、と蓋をとったらすでに実が柔らかくふわふわになっていました。

クインスといってもいろんな種類のものがあるようなので、うちのは「柔らかクインス」と名付けてあげましょう。

 

しばらく煮込んでいると白っぽい実の色がだんだんオレンジっぽくなって来る上、皮とタネに多く含まれているらしきペクチンの作用でジェリーっぽくとろっとなってきます。

 

あとは味を見ながら砂糖を追加し、檸檬汁半個分を絞りいれてやり、味見し、「うーむ、まだまだ酸っぱいなあ」ともう少し砂糖を足し、、「こんなに入れてもまだまだ甘く感じられないなあ」と。

 

私はそこまで甘くない方が好きなので、とりあえずここでやめておき、食べる人がもっと甘いのが良ければそこで甘味料を足してもらうということにしようと思いました。

 

クインスのジャムって市販品はお目にかかったことがありませんが、ルバーブのジャムを作る時にも思うんですが、売ってるジャムの甘さを想像すると、この酸っぱい果物のジャムがあんなに甘くなるまでにはどんなに大量の砂糖が投入されているんだろう、、、、とちょっと恐ろしくなります。

市販のジャムっていうのは要するにシロップに果物が入ってるもの、とでも思っておいた方が良いのかもしれません。

 

クインスジャムの(大雑把な)作り方
  1. クインスは冷水で洗い、四分割(ここで切り目付近の種が半分に切れますが、この切れた分をこの時点で捨てておくと後でちょっと楽になるかも)
  2. 鍋に入れたクインスがヒタヒタになるかどうかくらいに水を入れる
  3. シナモンとカルダモン数粒をそのまま入れる
  4. 砂糖を1〜2カップほど入れる
  5. 中火で沸騰するまで加熱、沸騰してきたら火を弱め、様子を見ながら煮詰める
  6. 色が変わってきたら味を見て砂糖を足し、レモン汁を追加する
  7. 火を止めたら粗熱が取れるまでまち、網目の大きめのざるで漉します(煮詰める前に濾したほうが作業が早かったはず→次回は実がほぐれてきたらすぐに濾してみようか)

 

皮剥いて種を切り取る作業と、ざるで濾す作業、どっちが大変だったか、、微妙なところですが、皮とたねに含まれるペクチンも全部煮出したんだと思えばそのほうが良かったかなあという気がします。

 

出来上がりは約2リットルほど。

自宅用に大小さまざまな空き瓶に詰め、蓋を浮かせた状態で冷凍庫へ入れました。

蓋を閉めて冷凍庫へ入れると、水分が冷凍する時に膨張するのでガラス瓶が割れます。

蓋をうかせておいても中身を一杯一杯に入れてしまうと膨張して溢れてしまうので、冷凍保存の場合は250mlくらいの瓶なら上を1センチくらい開けておいたほうが無難です。

膨張する量は全体の量に比例するので、大きな瓶の場合はもっと開けておきましょう。

 

ご近所さんたちにかなり注目されていたクインスでしたので、お裾分け用に250mlの瓶に詰めたものを配りました。

お裾分け用

お隣のTさんからお礼に頂いたのはクラブアップル・ジェリー

クインスの種は、体に良いいろんな成分が含まれるので捨てずにお茶みたいに煮出したら良いのだという記事を発見しましたが、同時にクインスの種は有毒なので口に入れてはいけません、という記事も発見。

どっちが本当?

大量に摂取したらお腹下すよ、っていうことでしょうか。

りんごの種も食べちゃダメって言われますよね。

 

 

 

まだ地下室に残ってる分はジャムじゃない何かを作ってみたいですね


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