ルバーブの収穫どき
ルバーブといえば夏のもの、と思っていたんですが、どうも世間では春のもの？
イギリスのサイトなどだと5月末までには収穫してしまおう、みたいなのもあったり、8月じゃあ遅すぎるみたいなことが書いてあったり。
夏っていう感覚も、日本で7月20日くらいに終業式をして夏休みを40日満喫した子供時代の感覚がいまだに残ってるのか、私の中での夏本番は7月と8月なんですが、8月の半ばになるとモントリオールの屋外の市民プールは閉まるし、鈴虫は泣き始めるし、8月は秋の始まりっぽい。
ネットで色々と検索すると、葉っぱのサイズなどを基準に収穫どきを判断するようですが、秋を迎える頃にはすでに収穫を終え、冬に向けてルバーブの株が力をつけるのを妨げないように、、というようなことが書いてありますね。
下のサイトには、基本的には秋まで収穫し続けることはできるとありますが、6月終わりから七月初めにかけて収穫頻度を落とすか終了するかせよ、、、とあります。
While technically, you can keep harvesting rhubarb until fall, keep in mind that your rhubarb plant needs to store energy for the winter. Significantly slow or stop your rhubarb harvest in late June or early July so that your rhubarb plant can build up energy stores to make it through the winter.
とりあえず、今茂ってるルバーブはこの先２週間くらいのうちに収穫してしまわねば。
でも一気に全部収穫してしまってもいけないそうです。
一気に収穫しても冷蔵庫に収まらないからどのみちそれはしませんけれども。
収穫したらどうやって食べようか
ルバーブって好きなんですけど、でも酸っぱいからって砂糖をしこたま入れるデザートレシピばっかり出てくるんですよね。
大体がクランブル、ジャム、ケーキ、パイ、マフィン、グラノラバーに混ぜてみたものやオートミールに合わせたものなどなど。
夫婦二人でケーキとか下手に焼いちゃうと食べ尽くすのに大変なことになりますので、今回は最近SNSでよく見かける「ナイスクリーム」にローストルバーブソースをかけるというのをやってみました。
ナイスクリームとは、バナナを凍らせたのをブレンダーでガガガッと混ぜて作るヴィーガンアイスクリームのこと。
レシピは上のリンクのページの下の方にあります。
ソースはルバーブとイチゴを一緒にオーブンで30分くらいローストするだけと超簡単。
いちごがなかったのでブルーベリーで代用しました。
レシピでは、ローストした後のルバーブをブレンダーでちょっと混ぜて荒微塵っぽいぶつぶつ状のソースにするような指示がありますが、ブレンダー洗うのも面倒だったし、ローストして柔らかくなったものをあえてモーター使って潰さなくても混ぜてるうちに崩れてくるでしょ、とそのまま使いましたが、案外混ぜてもルバーブの形は維持されました。
でもそのルバーブの歯応えが逆に良かった。
実はバナナはあまり好きじゃないんですが、凍らせて混ぜてあるだけなのに甘さがグッと控えめで食べやすくなりました。
酸っぱくて美味しかったです。
夏の暑い時にアイスクリームを食べたそうな人（夫）に作ってあげようかと思ってたんですけど、ブレンダーでががっとやって皿に盛り付けた時点でバナナが溶けるというか柔らかくなるスピードがアップするので、暑い日だと器を冷凍庫に入れとくなりささっと作ってささっと出してささっと食べてもらわないと、すぐに溶けちゃうかもしれません。
おかずにルバーブ
去年はおかずにルバーブのおかずレシピを検索して作ってみたりもしました。
スープやチリに入れてみるレシピが多い中、ローストしたのをサラダに入れるというのがあり、やってみたけど混ぜた時に調理後の柔らかくなったルバーブが崩れてしまうので、ぱっと見ルバーブが入ってることはわからず、ジュルっとずるっとなったルバーブを纏ったサラダは美味しいんだけどなんとなくみた感じが美しくなかった記憶があります。
ナイスクリームのソースとしてローストしたやつは大丈夫だったので、30分だけローストして今年もこれやってみましょう。
こちらはスープに挑戦した時のもの。
これもまた作ってみようと思います。
ルバーブってどうしても酸味が強いから、砂糖とか何かでバランス取らないとエグくて食べられないって思われてるようです。
市販のルバーブジャムなんて砂糖の量がもの凄いですからね。
日本でも人気のフランスの良い母ブランドのなんか甘くて、酸っぱいルバーブの良さが台無し。
以前John Oliverが、FDAが食品レーベルに食品加工会社が添付した糖分（製品の中の糖分ではなく）の表示を義務付ける方針を発表したおりにクランベリージュースで有名なオーシャン・スプレイの社長による抗議の手紙の文面を番組で紹介して笑っていたんですけど、ルバーブはクランベリーと肩を並べる「加糖しないと売り物にならない食品」とも言えます。
7分目から加糖表示の話題に入ります↓
クランベリーはビターチョコでコーティングするだけで砂糖抜きでも美味しいです
