スシももでご飯食べてきました
モントリオールにはヴィーガン寿司の店が数軒ありますが、スシももはパンデミック中に何度もテイクアウトでお世話になった店です。
何度もと言っても家から結構遠いし、美味しいけど実はちょっと甘めで続くと飽きる感じなので、誕生日、記念日、何かのお祝い、という特別な時限定で。
日本の寿司を思い描いてると全く違うので伝統的な方は怒っちゃうかも。
酢飯と寿司の形態にインスパイアされたサラダっぽいもの、と思ったほうが良いかも。
寿司なら自分で作れるわい、とも思いますが、ヴィーガン寿司は素材がものすごく多種使われているので、仕込みというか在庫管理というか、そういう面でも自宅でやるよりはもう、お金出して食べるほうが良い、という感じ。
テイクアウトメニューで慣れてたので、お店でメニュー見たら全く品揃えが違うというか名前が違うので、「あれ?いつものあれはないのか?」みたいな。
まあいつものあれじゃなくてもいいんですけど。
ていうか、料理名が凝りすぎてるので名前と実態が結び付かなくて。
字面を見てどんな味なのかを想像できないので(私だけ?)嫌いなもの(福神漬け、沢庵、ソイシート、スイートポテトなど)が入っていなくて好みのもの(キノコ類、しば漬けなど)が入ってるものを選んでみました。
スイートポテトとか福神漬けとか、嫌いというより寿司飯と一緒に食べたいと思わないという程度ですけどね。
お店で食べると周りのテーブルの様子も雰囲気を左右します。
歩道の一部にテラス席ができていて、そこでいただいたので、タバコを吸いながら通り過ぎる歩行者やら幼児を抱っこしてあやしているおばあちゃんやらも食事の空間の脇役。
基本的には喫煙者以外はウェルカムなんですが、隣のテーブルに座ってた若い女性が喋りながらお箸をドラムスティックみたいにカチカチ鳴らしてて、ここは日本じゃないしこの人は日本のマナーなんか知ったこっちゃないし、とは思いつつ、いやこれは日本がどうのじゃなくて単にカチカチ五月蝿いんだよ、と。
迷い箸、ねぶり箸、刺し箸、渡し箸、、いくらでもやってくれれば良いですが、ドラマー気取り箸は五月蝿いから嫌ですね。
スシもも(Momo par Christinan Ventura)メトロSherbrookeを出てすぐ、St-Denisにあります。Carré Saint-Louisの向かい側。要予約。
パリ五輪はグリーンオリンピック?
そういえば今年でしたっけ、パリ五輪。
国際的で大々的で商業主義的なオリンピック、もう何年もロクに見ないうちに終わってます。
だから今回がパリってことは薄っすら知ってましたけど、フランスのオリンピック委員会がこの大会は一番環境にやさしい大会にするぞと息巻いているというのは知りませんでした。
で、選手村にはエアコンを設置しない方針だそうです。
食堂とかは?
厨房は特に火の地獄と化しますから、エアコン入れないわけにはいかない気がしますけど。
この記事の焦点は厨房で汗を飛ばしながら加熱調理でクラクラする労働者のことではなくて、表舞台で活躍する予定のアスリートの健康というか安全ですけれど。
彼らは何しろ体調も技術も心理的な部分も全てを自己最高最良なコンディションに保っていたいでしょうから、試合の前夜に寝苦しくてきちんと休息できないかもなんてことはまず受け入れられないでしょう。
いやアスリート本人たちに聞くまでもなく各国の関係者たちがまずそんなこと許せないでしょう。
運営側によると、床下に冷水が流れるようになっていて、エアコンなしでも室温は23度から26度くらいまでの間に保たれるシステムなんですと。(NPRの記事とJapan Timesとでは引用している気温が若干違います。)
トレーニングして汗かいて筋肉もかっかっかっかと発熱しているアスリートたち、26度なんて無理だろうなあ。
普通に座ってリラックスしてる時ならまだしも、ジムなどみんなが運動してる空間の室温だったらみんな23度でも暑いっていいますもん。
そういうところでトレーニングしてお部屋に休みに戻ってきて、室温が23度〜26度だったら、、、やっぱり文句が出そう。
しかもこの23〜26度に保つ予定のシステムがきちんと機能すると前提しての話ですから、これが実際は日光がギラギラ照りつけて全く機能しないなんてことになった暁には、、、、。(うまくいくかもしれませんけどね)
東京五輪ではゴール直後に倒れたり吐いたりするアスリートが続出したと記事にはありますが、今年のパリの夏はそれよりもさらに暑くなる恐れだとか。
フランスでは去年の夏、暑さが原因で5000人以上の死者が出たそうです。
屋外での競技中の気温はコントロールできないけれど、選手が休息する場所にエアコンがないってのはかなり受け入れてもらえないコンセプトらしくて、お金のある各国の五輪協会はこぞって「うちの選手たちにそんな条件で滞在させられない、パリの五輪協会が提供しないならうちらが持っていって(フランスで買って)選手に与えてあげる」
選手村には10,500人(オリンピアン)と 4,400人(パラリンピアン)が滞在する予定だそうです。
それだけの人々が個々に持ち込んだエアコンのユニットを稼働させたらグリーンどころかガンガン電力消費することになるから元の木阿弥では?
しかも、お金のある先進国じゃない国々はそんなことするほど金銭的な余裕がありませんから、結構不公平というか貧しい国の選手たちはかわいそうです。
パリには選手だけでなく、各国のオリンピック関係者や応援しにいく人々も滞在するでしょうから、普段よりも訪問者が増え、ホテルやエアBも一杯になるでしょう。
エアコンのないカフェやレストランって欧州には結構ありましたけど最近はどうなんでしょうね?
五輪は春か晩秋にやれば良いのでは?