食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

りんごの収穫とアップルソース、食べ物の呼び方

このカゴ一杯に2回分収穫。合計20キロちょっと。
酸っぱいか甘いか

十日ほど前から、日にあたって赤くなり始めたりんごを一個とっては半分に切って夫と二人で試食していました。

 

食べごろになったらさっさと収穫してしまいたいのに、夫が「まだ早い、酸っぱすぎる」となかなか満足しなかったんですよ。

酸っぱいぐらいの方が美味しくない?

とイライラする私。

 

なんせリスや鳥たちも狙ってますので。

 

彼らの方がよく知っているというか、下から見て赤くて美味しそうな実をヨイショっともいでみると、上の半分が食べられちゃってるとか、一口齧ってまだ酸っぱかったのか、齧った跡がついてるやつとか、あちこちサンプルしまくりなんですよ。

 

一個取ったら責任取ってそれを食べ尽くして、それから次へ行くとか、そういう行儀の良い方はいないようです。

 

あ、あと、虫もつきます。

 

パッと見て「沢山なってるね、たくさん食べられるね、うっしっし」と思ってるととんでもない。

 

とはいえ、写真のかごに2回収穫してもまだ木にはまだまだ実が残っていて、りんごがたっぷり食べられそうなのは確か。

 

さっさと全部取ってしまいたい(なんて欲張りな)んですけれど、もいでしまったら今度は傷ませないうちに在庫処理をしなきゃいけなくて大変なことになりますので、あんまり一気に収穫したくもありません。

両隣にお裾分けを持っていきましたが、それでも結構な量ですのでね。

 

ならばリスと鳥たちにも食べて貰えば良いんですけれど、なんせ彼らはあっちこっち食い散らかしますから。

 

なんて物欲だか食欲に苛まれつつ今日も夕日で暖かくなったりんごを一つもいで試食します。

収穫したぶんも食べなきゃいけないのに。

 

 

アップルソース

中央にあるのはアップルソースではなく、とりあえず発酵させてみようかなと水に入れてみた小ぶりのリンゴたち。アップルソースは左右の二瓶に入りました。

 

 

まだ酸っぱいとかいう人がいるので、アップルソースを作りました。

砂糖など甘味料を入れても良いし入れないでも良いんですが、ちょっと煮るだけ。

 

うちはりんごに農薬など全くかけないので正真正銘のオーガニックですから、皮ごと煮ます。

 

レシピ

というほどではないですが、作り方は、厚手の鍋(うちのは3リットル)にいっぱいになるくらいに芯を切り抜いて適当に細かく切ったりんごを入れ、水を大さじ3杯くらい、レモン汁一個分ほど、シナモン小さじ1杯くらい、ナツメグ小さじ8分の1くらいを入れてざっと混ぜ、中火の弱火くらいで加熱し始め、5〜10分おきくらいに全体を混ぜ合わせて焦げないようにし、りんごの個体が溶け合ってきたなあという感じになってきたら火を弱め、大体煮始めから終わりまで30分くらい火を通す感じ。

 

蓋をして調理しますが、なるべく煮詰めたいのでかき混ぜる時には蓋の裏についている水分が鍋に戻らないように注意して、流しで蓋をちょっと振って水分を落としてから戻します。

 

かき混ぜる時は鍋底をきちんと綺麗にこそいで焦げ付かないように。

 

甘くしたい場合は砂糖なりなんなりお好みで。

 

加熱しおわって粗熱をとる間、私は蓋をとってさらに余熱で水分が蒸発していくようにします。

 

 

ソースかジャムか、ブレッドかケーキか

最終的に煮上がったソースを見ながらいつも「日本でアップルジャム、って言われてるやつはこれとどう違うんだろう?」

と思います。

私のアップルソースは基本砂糖などを入れないので、ジャムじゃないですけど、砂糖入りのアップルソースもアップルソースだしなあ。

大体アップルジャムっていうものは日本でしか聞いたことがない(お店で甘いものを探すことがまずないので知らないだけという話も。)

 

ほかにもよく日本のレシピサイトやブログ、お店などで耳にする「バナナケーキ」などという代物は、北米でよく目にする「バナナブレッド」と同じものなんだろうか?

 

ケーキの方がブレッドより甘そうな気がしますが、北米の「ブレッド」の甘さ具合と日本の「ケーキ」では案外北米のブレッドの方が甘いような気がするし。

 

ああでも、日本のお菓子のレシピで見かける「マフィン」はあれは北米だと「カップケーキ」って言われそうな気がしますけどね。

マフィンは北米の店で売られてるのは甘さが凄そうですが、基本的に家で作るレシピのものは「甘さ控えめ」で、カップケーキと言われてるものはそれよりも甘いもの、というかケーキであって朝食にならないから別なんだとか。

 

そんなどうでも良いことをぐるぐる考えるきっかけはこのレシピ↓実際に作ったわけではないですが、バナナブレッドっぽいでしょ。

www.tokyoheadline.com

比較してみるために英語圏のレシピブロガーさんのヴィーガン・バナナブレッドのレシピで、特別な材料がなくても作れそうなのを適当に探してみました。

焼き型のサイズから違うので、全体の量はかなり違いますが比率的には似てるかな?

simple-veganista.com

日本でも英語圏でも、もっと甘く作ってる人のレシピももちろんありますけど、日本のバナナケーキは英語圏のバナナブレッドのこと、と思って大丈夫でしょうかね。

 

ではキャロットケーキはどうだ!

キャロットケーキは英語圏でキャロットブレッドということはなく、こちらはケーキで良いみたいです。

なんでキャロットだとケーキなのか?

キャロットケーキは朝ごはんに食べたければ食べれば良いんですが、どちらかというとケーキの一種であって、にんじん入ってるけど健康的という印象はあまりなし(個人の感想です。)

砂糖たっぷりのアイシングで周りをぎっちり埋め尽くしてあるせいですけれども。

 

ではズッキーニブレッドは?

日本語だとズッキーニケーキ?

ズッキーニブレッドやバナナブレッドが作られるシチュエーションやそもそもの成り立ち自体、ありすぎて食べきれなくてどうしようよこれ、という山ほどあるこれらをなんとかして消費しようとしてるレシピですから、だからケーキっていう期待より「これを生地に混ぜ込んでしまって明日のみんなの朝ごはんで食べちゃえ」的な、日常的エクスペクテーションが付随してるってことなのかもしれません。

 

 

アップルブレッド作らなきゃ


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