食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

軟禁生活なら田舎が良さそう?とオーブン料理

COVID-19パンデミック・エクソダス

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軟禁生活を送るのがこの家だったらどんな感じだったでしょうか。

ロックダウン生活に入って1週間ほどした頃、夫が「そう言えば来週末は友人Sの引越しを手伝うんだった」と。

 

ソーシャルディスタンシングで2メートルの距離を確保して、他人の家を訪問などするのは禁止で、という生活に馴染むのは結構早かったようで、これを聞いた時私は「えええ?そんな無茶な、大丈夫?」と思ったものです。

 

そして引越しをした友人は、楽しみにしていた新居だというのに、いざ入居してみると思ったよりも粗が目につくその家を好きになれず、何年もかけてリノベーションして住みやすくなっていた前のアパートを売ってしまったことを後悔するようになってしまいました。

 

人と自由に交流できず、ずっと家にいてオンラインでの仕事にシフトするストレスや、一日中慣れない家の中にいなければいけないということもあったんだと思うのですが、どうしても耐えられないからと、2週間くらいしたら妻と猫を引き連れてオンタリオに住むお母さんの(すごく大きな)家に避難して行きました。

 

州を跨いでの移動は禁止になっていた頃だったので、大脱走だねえ、と冗談まじりに笑っていたのですが、住む環境がメンタルヘルスに及ぼす影響は大きいから仕方ない。

でも実家がない人だったら逃げ場がないですから、彼はラッキーです。

 

蓋を開けてみると、パンデミックの影響で都会の住まいを引き払って田舎の家を買い求める人たちの数が急増しているとか。

 

友人の場合は家を買ったわけではないのですが、軟禁生活を送るにあたり、田舎で森に囲まれた大きな家で過ごせることは大きなメリットだったようです。

 

我が家は都心の高層アパートに住んでるなどというわけではないので、庭に出ることもできますし、「天気が良いから人が多いなあ」と私がストレス感じてるレベルの人出は人口密度が比較的高めな地域に住んでいる人たちにしてみればいつものこと。

 

そう考えると、人の多い街中を去ろう、オンラインで仕事できるんだから田舎に引っ越そう!という発想は理解できます。

 

でもそれを即実行できちゃう人たちがそんなに居るっていうのも驚きですね。

実際は売りに出ている家の数は引っ越したいと思っている人々の数には及ばないでしょうから、そんなにすんなりとは行かないでしょうけれど。

 

 

冒頭の写真は数年前にニューファンドランドに行った時に撮った写真です。

歳を取るにつれて、田舎に遊びに行くたびに「なんて素敵なんだろう、いいなあ、こんな所に暮らせたらどんなに素晴らしいことか」と想像してうらやましく感じるようになりました。

 

「でもね、実際は田舎の小さなコミュニティによそ者が入って行ってすんなりと受け入れてもらえるものかどうかとか、バスやメトロに乗って気軽にあちこちに移動できる便利さとか、自分が馴染んでいる生活とのギャップなどを考えると、「じゃあ引っ越そう」とは思いきれません。仕事もあるし。」

 

これが大多数の「田舎に遊びに行って、いいなあ、素晴らしいなあ、と感じるけど引っ越すには至らない街の人たちの思い」だと思うのですが、この「仕事もあるし」の部分が、今回のCOVIDパンデミックで仕事はオンラインで済ませられるから、田舎への引っ越しの夢が夢じゃなくなった人たち(で銀行口座がたっぷり満タンな人たち)が田舎へ向かい始めたということかもしれません。

 

 

肌寒い時にはオーブン料理

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六月のベイクドビーンズ

 

五月末に猛暑の三日間がやってきて、「うわー、今年は早いなあ」と夏の訪れかと思ってあれこれ夏支度を整えた我が家でしたが、その後冷え冷えの日々がやってきて、どう上がっても気温は20度前後くらいまで、、、寒くはないけど、、、という日々。

 

今週は後半気温がググッと上がる予報になっているので、またまた扇風機を出して汗を掻く日々かと思うと、ちょっと楽しみでもあります。

 

そんな暑い日々を前に、週末はやはり冷えましたので、家も暖房を入れないと室温が寒い。

でもこんな時期に暖房を入れるのも抵抗があるので、暖房がわりにパンを焼いたりしてオーブンで暖を取る作戦。

 

昨日は朝からベイクドビーンズを焼いて家を温めました。

朝から調理開始するので豆は前夜から水につけておいて、朝は玉ねぎとニンニクをザクザクっと切って、あとは材料を鍋に入れてオーブンに入れておくだけ。

一時間おきくらいに様子を見て、焦げないように。

 

今回は結構いい感じに行ったのでメモがわりにレシピを

 

ヴィーガン・ベイクドビーンズ

材料

  • 乾燥Navy Beans450グラム(前夜から浸水)
  • 大きめの玉ねぎ一つ(スライス)
  • ニンニク(3〜4個を潰してスライス)
  • Crushed Tomatoesとこの辺では言われていますが、トマトの水煮でトマトの姿がなくなった状態のあれ、あれをだいたい二分の一カップくらい
  • お酢小さじ1〜2杯
  • メープルシロップ グルグルグルっとボトルから注ぎ入れ(計量なし)←残りが少なかったので、全部使い切っちゃうと夫がかわいそうだと思ったので気持ちだけ使いました。
  • 砂糖 バサバサバサっと4分の1カップくらいかな
  • マスタード スープ用のスプーンでパパッと2サジくらい
  • クミンパウダー、小さじ半分くらい
  • スモークトパプリカ スープスプーンで大盛り1サジぶん
  • 塩 小さじ2杯くらい
  • ベイリーフ一枚
  • ヴェジストックの残りがあったので、これも3カップ分くらい

手順

オーブンに入れて使えるダッチオーブンを火にかけて玉ねぎとニンニクをちょっとしんなりするまで炒め、水を切っておいたネイヴィービーンズをいれ、調味料を入れて全体によく混ぜる。

液体は全ての材料を加えたあと、豆の上に水分が約二センチくらいかぶっている状態になるように調整する。

ストックなどが手元にない場合は水で大丈夫。

 

オーブンを350℉にセットして鍋を中段に入れ、調理開始後1〜2時間おきに様子をみる。

最初は水分はあまり減らないが、三時間経過したあたりから減りが激しくなるので、どこで止めたいのか自分の好みで調理をやめる。

豆自体は一時間後くらいには食べられる柔らかさになっているはずなので、あとは味見をして自分の好みの味に調整できるので、糖分などは最初に全部入れなくても大丈夫。

 

火を止めたあとはオーブンの庫内で鍋を冷ます(すぐに食べたい場合はすぐにどうぞ)

鍋の温度が下がる時にも若干煮詰まっていくので、自分の好みの煮詰まり具合のちょっと手前で火を止めてちょうど良いくらい。

 

 

 

オーブンの煮込みはあったまります。


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延期になったフライトとバケットリスト、その2

日本への帰国便をキャンセルするーキャンセル後の選択肢

 

casse-pied.hatenablog.com

 

 

前回の続きです。

 

キャンセルと言うと、返金してもらうみたいですが、そうでは無く、

「予定していたフライトに乗らないことにする」のをお願いするのが「フライトのキャンセル」 

 

 

キャンセルのあと、返金かフライト変更か、と言う選択肢がありますが返金可能なチケットを買わなかった場合は返金のオプションは無し。

 

二十四ヶ月以内にその変更便を予約する際、新しい便のチケット価格がキャンセルしたチケットの価格より高額だった場合は、差額を支払うことになります。

 

コロナ後の世界で私が支払ったチケット代金よりも安いチケットが出てくる可能性は低いので、差額を払う可能性は高いです。

 

 

それよりも、キャンセル続出でキリキリ舞いのエアカナダ、また倒産なんてことになったら、いくらクレジットが残っていてもそんなものは空想上のコンセプトでしかない、と言うことになります。

その場合はチケット二人分の金額を失うことに。

 

返金の方が安全かも、とも思いましたが、本当に返金されるのはチケット代から**手数料や**税などを細かく差し引いた残りだけ。

どの選択肢にも不安が伴うのは避けられません。

 

 

 

二十四ヶ月か永遠か、あなたならどちら?

六月一日、月曜日の午後のズームミーティングを終えた後(まだ仕事時間内でしたけど)エアカナダに電話しました。 

30分待ちと言うことだったので、単純作業をしながら待ち、やっとエージェント氏の声を聞いたのは結局1時間近く経った頃。

 

 

 

やっとゴタゴタが解決するはず、と期待を込めて「数日後のフライトをキャンセルしたい」と。

 

すると例の友人が言っていたように、「無期限でフライト変更をできるバウチャーに切り替えると言う選択肢がある」と言われたのですが、そのエージェント「そして、二十四ヶ月以内に変更しなければいけないクレジットと言う選択もある」と続けたのです。

 

無期限と二十四ヶ月、どっちがいい?

と聞いてるんですかね?

 

そんなの無期限に決まってる。

選択肢を両方残しているってことは、二十四ヶ月のクレジットと無期限のバウチャー、何か条件が違うってことですか?

 

 

それがね、このエージェント氏、めちゃくちゃ説明が下手な人だったのですよ!

 

 

質問の意図を理解したのかどうか、今考えるとそれも怪しい。

 

彼が想定する例え話のシナリオも値段設定で「チケットが1200ドルだったとすると」と始めるのに途中で100、200、と桁を間違えてから言い直したりして要領を得ないし最初は「クレジット」と「バウチャー」と区別して使い分けていたのに途中から混同したり。

 

 

この人ひょっとして新人なのか?

本当に理解しているのか?

とどんどん不安に。

 

途中で「必要ならあなたのスーパーバイザーに確認するために保留にされても全く構わないんですよ」と優しく(責任者を出せ!と言う口調では無く)伝えてみたんですが、頑張り屋の新人なのか、同じような意味不明な説明を繰り返すばかり。

 

先生に当てられて、答えを知らないのにごまかそうとしている小学生みたいな雰囲気なんですよ。

聞いてるうちに可哀想になるくらい。(時間もかかった)

 

彼の説明まで無期限に続くんではないかと恐ろしく感じ、早く会話を終わらせたい気持ちに。

とりあえず、無期限だけど実は変なところで損するとか、そう言うことはないんですね?と確認して(意味ないですけど)無期限バウチャーを選択。

 

 

すると彼「バウチャーは4週間後に届きます。今日はエアカナダに電話してくれてありがとうございます。他に何か用件はありますか?」と電話を締めくくり始めました。

 

 

いやいや、そうは問屋が卸しませんよ。

キャンセル手続き成立という確実な証拠がないうちは電話をきりませんよ。

 

この新人(じゃないかもしれませんが)にどこまで要求できるのか不安はありましたが、これまでの経緯をかいつまんで説明し、手続き受領証的なものをくださいと言いました。

 

 

そんなものは出せない

新人エージェント:「そんなものはない。2週間後にバウチャーが届くまで待ってて。」

さっきは4週間後って言ってたけど?と言うのはグッと我慢。

 

「でも私のフライトは数日後で、その後バウチャーも届かなかったらどこにどう確認すればいいんですか?今までの経緯を考えると、エアカナダのシステムを信頼できない気持ちはわかるでしょう?」

 

新人:「でもそんなもの、どこの航空会社だって出しませんよ」 

説明の下手な新人のくせに航空業界を語り始めましたよ。(新人とは限りませんが。)

 

お前じゃあラチがあかねえ、、、と言いたい気持ちをググっと堪え、「でも今あなたが手続きをしてくれた、と言う確証が必要です、上司に面倒な客がゴネてるって言って回してくれてもいいから」と、穏やかに「上司に替われ」と言ってみましたら、

 

「いや、大丈夫です」と。(何が大丈夫なのか?)

 

 

新人「では、変更手続きの内容をメールであなたに今ここで送信します。送信しました、すぐに届くはずです。」

 

手元のiPadでメールを確認すると、本当にエアカナダからpdf添付のメールが。

 

新人「3ページ目にある****と言うコード、これがバウチャー発行処理済、と言う意味ですから」

 

 

 

そのpdfは「フライト変更の詳細」と言うタイトルのドキュメントで、本当にそのコードが彼が言ってる通り処理済と言う意味だと言う確証もないんですけど、これ以上のことは彼にごねても仕方ない。

 

 

 

とりあえず丁寧にお礼を言い、「これで不安なく夜も眠れるってことですよね?」とちょっと軽口を叩いてみましたら、ほっとしたのか新人くん

 

「安心して眠ってください。このバウチャー、行先も変更できるから、日本に行かなくても良いし他人に譲ることだってできるんだから、パーフェクトですよ、4週間後に届きます。」

 

 

最初に聞いた時になぜ言わない?とは言いませんでしたけれども。

しかもまた4週間に戻ってるし。

 

 

 

 

電話を切ったら二時間半くらいたってました。

本当に処理されてるなら良いですけれど、キャンセルした(はずの)フライトの当日の朝、夫にはエアカナダからフライト情報のリマインダー・メッセージが届きました。

私には届いてないので、多分キャンセル扱いなんでしょう、、、、。

 

  

エアカナダの倒産歴とバケットリスト

エアカナダは過去に一度倒産してるので、無期限とは言え帰国できるチャンスが来たらすぐにこのバウチャーを使わなければいけません。

物価だって年々上がりますから、十年後に日本へ行くとなればこのバウチャーの金額では一人分のチケット代にもならないかも。

 

いつ海外旅行ができることになるやら不明ですが、行けるとなったらこのバウチャー、素早く使ってしまうべきかな。

 

どこへ行こうか。

行き先を想像してウズウズしてきましたよ。

 

 

 まだバウチャー届いてませんけれども。

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どこかへ行きたーい(これはオンタリオへ向かうハイウェイ401)

今日も長くなりましたので、バケットリストはまた後日。

バウチャーが届くまで待つべきかしら。笑

 

 

今日も長々とお付き合いありがとうございます。


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延期になったフライトとバケットリスト その1

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のっけから訂正です、Queen Victoria's Collarでは無くQueen Anne's Laceでした。どちらかと言うとQueen Elizabeth's Collarと言う名前がぴったりな花ですけれど。
 
今思うとちょっとだけ悔やまれる

新型コロナウィルス が中国で人間に感染し、広まっているらしいよ、、、と言う報道を耳にし始めたのは今年の一月中旬くらいだったと思います。

 

私はちょうどその頃週末を利用してニューヨークの友人のところに遊びに行ってきたりして、その翌週割とひどい風邪を引き、「嫌だなあ、コロナウィルス じゃないの、なんて疑われるようになる前に直さなきゃ」と思ったのを覚えています。

その当時はまだ北米では対岸の火事的な捉え方でしたからね。

 

日本への帰国も、早めにチケットを手配してよりお得に計画したい、、と思っていましたので、オリンピックで人々がドドっと押し寄せる前に、そして、夏が始まる前に、と言う思いで、実は六月のフライトを予約したのもこの頃。

 

日本の親には「今年は見送った方がいいんじゃない?コロナで大騒ぎで飛行機が飛ばなくなるかもしれないよ?」と言われていたのですが、2009年のH1N1の時にも帰国したことだし、大丈夫じゃない?とかなり甘く見ていたのでした。

 

2009年の頃には成田に到着した飛行機の中に、完全武装?のPPEを身につけた検査官が2、3名、遠隔操作で人々の体温を測るマシンを手に入ってきまして、ゆっくりと座席に座っている乗客一人ひとりの体温をチェックしながら通路を歩いていらっしゃいまして、全員分を検温するまで乗客は座って待機するように、と言い渡されたのでした。

 

その後飛行機を降りて入国の手続きをする際に、黄色い紙を渡されまして、そこにはYou were quarantined(あなたは検疫されました)と印刷されていて、もし体調に変化があったり熱が出たら速やかに電話するように、などと言う連絡事項が載っていたと記憶します。

 

このQuarantineのプロセス、多分全部で30分くらいだったと思うのです。

H1N1もSARSも、感染したらすぐ発症したと思いますし、発症した人の生存率は低かったと思うので、ウィルスが拡散するチャンスがコロナよりも低かったわけですね。

だから帰国しても特に問題もなくて、それほど怖いものだと言う記憶もなかったんでしょう。

 

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見えますか、柵の向こうの建物。空港内のエアカナダの建物です。

キャンセル手続き

予定していたフライトはエア・カナダ。

直接エアカナダのサイトで購入していたので、手数料なしで、そのまま向こう二十四ヶ月以内なら変更可能、と言う連絡がきました。

 

仕事の都合上夏休みか冬休みの時期しか帰国できないので、二十四ヶ月となると、この年末年始、来年の夏、もしくは来年の年末年始か再来年の春、と言う感じです。

 

 

日々いろんなことが移り変わるコロナ・ワールド。

あんまり細かいことを考えたくないと思いまして、キャンセル手続きはとりあえず予定が近付いてから、としばらく放置していました。

するとエアカナダから「あなたのフライトの変更通知」がたまに入るように。

 

直行便自体が無くなったので、乗り継ぎ便に振り替えましたよ、と言うお知らせがまず最初。

 

その次は、モントリオールから乗り継ぎのヴァンクーヴァーまでのフライトの時刻の変更のお知らせメール。

キャンセルするつもりでいましたから、気にせずに放置。

 

フライト変更メール、結構頻繁に入っていたんですよね。

座席変更メールも。

 

五月に入ってから届いた何度目かのメールを見て、「そろそろ今のフライトをキャンセルして変更すると言う手続きをしておいた方が良いかな」と重い腰を上げたのが五月半ば。

 

「あなたのリクエストは受理されました。下記のファイルナンバーを保存しておいてください」と言うメッセージを見て保存して一安心。

 

 

と思ったら数日後、届いたのですよ、またしても「あなたの日本行きのフライトのスケジュールが変更になりました」のメールが。

 

 

え?キャンセルしたのに?

 

先日やったあの手続きは何?と言うお話です。

 

 

長時間待たされるのを覚悟してエアカナダに電話して問合せたところ、やはりキャンセルしたと言う事実は確認できない様子でした。

最初は電話に出てくれた方にキャンセルをお願いするつもりだったのですが、キャンセルしたら変更は二十四ヶ月以内なら可能と言う条件の、この二十四ヶ月、キャンセル手続きをした日にちから二十四ヶ月以内に「旅を終えなければならない」と言うことだったそうで、電話対応してくれていたエージェントさんに「だから今キャンセルすると損ですよ、ギリギリまで待って、フライト出発の二時間前までキャンセルできるから、その方が良いですよ」と。

 

面倒くさいですが、電話はそれほど待たされなかったし、フライトギリギリまで待ってても大丈夫ならそれで良いかな、と電話を切って、損しなくて済んだらしいことを喜んでいたのは、そうです、次のメールが届くまで。

 

届いたメールは「あなたのキャンセル手続きが受理されました。云々」

なーんだ、ギリギリまで待ってなるべく損しないようにしようと思ったら、やっぱり最初の手続きは受理されていたのか、、、。

 

まあそのつもりで自分でやったことですから、文句は無いわ、とそのメールもファイルして一旦落ち着きました、、、、、そうですよ、次のメールが届くまで!

 

キャンセルが受理されたお知らせのメールが届いた十日くらい後に届いたエアカナダからのメールには「あなたのフライトの時間が変更になりました、、、」

 

ああ、一体どっちやねん、と言うお話です。

 

このメールが届いたのが五月最終週の金曜くらいでしたので、月曜になってから電話をかけて再び確認してみよう、キャンセルになってなかったら電話でやってもらおう、、、まあ処理数が普段の何千倍もあるのだろうからしょうがないよね、、と思っていたのでした。

 

 

 

二十四ヶ月か永遠か

実はその週末、近所に住むお友達を裏庭に招待して、2メートルの距離を確保しつつ、彼は持参したビールを、私と夫は家のビールを飲みながらお喋りする会をやったのです。

 

彼は英国出身なので毎年夏と冬は英国に帰国していまして、なので話題も今年はどうするの?と言う帰国話に。

 

そして私が上記の話を延々と(本当に長いですよね、すみません)しましたら、友人曰く「知らないの?エアカナダはカナダ政府の指導を受け入れて、変更チケットの有効期限を無くして、永遠に変更可能にしたんだよ。電話した時に確認してご覧」と言うのです。

 

本当にこんな前置きみたいな話が延々と(現時点で2,600文字以上)すみません。

まだ続くので、続きは次回に書きますね。

 

 

 

簡潔に書くって難しい


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人混みを避けて週末のバイクライドと、出勤

バイクライド日和の土曜日

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Pierre Elliot Trudeau Airportの北の外れ

我が家はモントリオールの島の北側のバイクパス(自転車用のレーン)で川沿いの割と雰囲気の良いところに程近いのです。

毎年四月、五月くらいになって、自転車に乗るのに完全防寒着を身につけなくても良い季節になると、バイクパスのここからあちら側まで、北の島まで、北の島も通り越してもっと北まで、と遠出をするのが楽しみなのですが、暖かく天気も良い週末は、自転車の人出もグッと増えます。

 

なので先月あたりに一度週末にバイクパスに出て、あっちからこっちからくるバイクの人たち及び散歩している人たち及び車、、、に遭遇して以来、週末はバイクパスは人々と接近する頻度が多すぎてストレスが多いので避けていました。

 

でもねえ、毎週そんな臆病風吹かせてこんなに良い天気なのに自転車に乗らないなんて、、、。

 

と言うことで、夫が提案した「景色の綺麗なバイクパスではなくて、インダストリアル・エリアを通って空港の北側まで行こう」案に乗って、出かけてきました。

 

往復で三時間くらい。

 

インダストリアル・エリアと言うのは、工業地帯というとちょっと違うんですけれど、北米の郊外によくある平べったい建物がだだっ広い駐車場に囲まれて、広ーい敷地内に建っていて、そんな会社の建物が道路沿いに点在する(連立するんですけど何せ建物から次の建物までの距離は長いのです)そんな、普段は「北米って土地が広いから、こういう建物アグリーだよねえ、こんな建物の中で一日仕事するの嫌にならないのかしらねえ」と思っているような地域なのですが、週末(ほとんどの会社は休んでいるので出勤している人も搬入・搬出のトラックなどの出入りもほぼない)だし、こんなアグリーな景色の中を親子連れとかカジュアルなサイクリストたちはこないかもね、と。

 

予想が当たりました。

 

出かけてから、帰宅するまでにこのエリアで遭遇したのは鳥と、鳥と、バードウォッチャーの女性が二人(二人とも単独行動でした)そして空港の裏門のセキュリティ・ガードのおじちゃんが一人、そして、茂みの向こうをさっと走って消えていったバイシクリストが一名、それだけ。

 

わー、景色は美しくないけど、他人を気にせずに颯爽と自転車に乗れるのは嬉しいな!

夏になると、街路樹が一切ないこんな道路沿いを延々と自転車漕いでると、熱射病になりそうだと思うのですが、まだまだ気温が20度いかないくらいのこの時期なら大丈夫。

 

 
湿地帯の自然保護区

この空港の北側には、湿地帯になっていて野鳥がたくさん集まってくるエコ・パークのようなものがあります。

 

パークとか言いつつも、市は特に何もしていないようで、しかもその敷地の端っこには「開発用の土地」という看板が建っていて、「市内の自然保護区をきっちり守ります」と言う市長の言葉が怪しまれる。

その看板があるすぐ先には、REMと言って、空港から市内までを通る地上の高速鉄道が開設される予定になっているスポットがあり、現在も着々と(遅々と?)工事が進んでいます。

これが完成して空港から我が家の近所まで高速鉄道が通ることになったら、空港までの往復が楽になります。

が、そうすると便利になる代償として、いろんなものが値上がりしたり空き地にビルが建ったり税金が上がったりしそうです。

 

脱線しましたが、エコパーク、ここは本当にいいですよ〜。

公園でござい、と言う設備はほとんど何も整っていなくて、でも中途半端に道路を作り始めた(で途中で頓挫したのか?)ような形跡はありますが、ほぼ放置されているワイルドな湿地帯です。

わざわざ遠くからくる人もあまりいない。

鳥が好きな人たちがたまにカメラを持ってくる程度でしょう。

 

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美しくないかもしれませんが、爽快な空

 

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Queen Victoria's Collarだったかな、白い花

 

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ピンクの花は菜の花みたいな形でしたが、何の花でしょう

 

出勤

まだまだ職場の再開のめどは立たないのですが、州政府が「コミュニティー・オーガナイゼイションは**日から再開できます」と言うアナウンスをした場合、 速やかにスムーズに再開できるようにと、「新しい現実」に対応するための策を色々と考えるため、スタッフだけでしたがこれを書いている六月九日、約三ヶ月ぶりに行ってきました!

 

やー、朝家を出て仕事して、終わってから帰ってきて家でほっとする、、、ってなんてすっきりするんでしょう。

家で仕事するのって私にはあんまり合わないなあとは前から気がついていましたが、仕事をする場所へ行って、終わったら(終わらなくても)帰ってきて、家では仕事をしない、そう言う暮らしに早く戻りたいと感じました。

 

職場は狭いので、2メートルの感覚を常に確保して行動できるように、机を移動させたり使用しているコンピュータのワークステーションを移動させたり、クライアントが来訪するたびに記帳してもらっていたのをやめて、予約制にして、エクセルで予約表を管理することに変更したり、色々と対策を考え出したりして、あっという間に帰宅時間が来ました。

まだまだ準備するべきことは山積みです。

政府が「再開ゴー」を発表するまでは、変化する状況に振り回されないように、でもじっくりと先のことを検討する日々です。

 

 

自転車通勤できるのがつくづくラッキーです(今だけですが) 


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クランベリー+ルバーブアップサイドダウンケーキ

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鮮やかな色
庭のルバーブ収穫

ルバーブが繁ってきましたので、早速今年初の収穫を。

去年は二度ほど収穫したのですが、二度目に結構たくさん収穫しすぎたようで、そのあとはぱったりと新芽が出てこなくなり、殺してしまったのかなあと思っていたのでした。

そこで今年はルバーブの収穫の仕方をググって調査。

株の三分の一以上収穫しないようにだか、三分の一は残しておくべきだか、なんだかそんなアドバイスがありました(きっちりメモってなかったので忘れました。)

とりあえず、欲張って取りすぎてはいけないと言うことだけ頭に入れました。

 

さて、ルバーブは葉っぱは有毒ですので食べてはいけません。

食べられるんだったら物凄い量の青菜ですけどね。

 

大きな葉っぱを切り取って洗って計ったら475グラムでした。

1パウンド少々。

沢山あるようでいてそれほどでもない。

今日はこれと、冷凍庫にあるクランベリーを使ってお菓子を作るのです。

クランブルスにしようか、ジャムにしようか、どうしようか色々と考えましたが、二人で食べきるのに何日かかかることを考えて、アップサイドダウンケーキにしました。

クランブルスだと残った分はカリカリのトッピングがシナシナになってしまいますから。

 

さて、アップサイドダウンケーキとなると、ルバーブとクランベリーの調理以外に、ケーキの生地のレシピを探さなければなりません。

 

たまーにしかベイキングをしないので、こう言う時とっ散らかってるレシピのスクラップブックを探しても見当るのはヴィーガンになる前に作っていたもののレシピばかり。

一つ見つけたものは9インチの正方形の型でパイナップルアップサイドダウンケーキのレシピ。

パイナップルの部分を変えれば良いだけだから型があればこのレシピを参考にすれば良いのでしょうけれど、私は9インチ正方形の型を持っていないので、手持ちの型に合うようにレシピの量を計算したり焼き時間を計算したりしなければいけない、、、、

 

面倒臭すぎるので却下。

 

しょうがないのでググってみましたら、ネット上でパッとみた感じ、正方形でなければ9インチ、10インチくらいのキャストアイアンのフライパンで作るものが多い感じです。

 

うちのフライパンは多分10インチ、だったら使えます。

ケーキの生地の量がちょうどそれくらいで、10インチの型にちょうどいい量のトッピング(今日の我が家はクランベリーとルバーブ)の分量を参考にしたいだけなのですが、とりあえずググってみました。

 

クランベリーのアップサイドダウンケーキのレシピやルバーブのアップサイドダウンケーキのレシピが続々と出てきます。

便利な世の中じゃ。

大体の小麦粉の量やクランベリーやルバーブの分量をメモしたりして参考にさせていただきます。

こうやってヒットしたサイトのレシピをそのまま試せないのは、ヴィーガンじゃないので卵やバターがドーンと入っているため。

 

バターはオイルに置き換えてしまえば良いのですが、卵の代替品でいつも悩むのです。

フラックスシード・エッグとかよく見かけますが、私はあんまりあれを信用できない。

アップル・ソースで代用できるものもありますが、アップル・ソースが家にない場合はできない。

 

と言うことで、ヴィーガンのケーキ生地のレシピ、またググりました。

気に入ったケーキレシピは印刷でもしてとっておいて次の時に楽できるようにしておくべきですね。

 

とりあえずアップサイドダウンケーキのレシピの大まかなコンセプトを見直すのに参考にしたのはこちらのレシピたちです。

www.davidlebovitz.com

 

smittenkitchen.com

 

これらをみた後で、ヴィーガンレシピのサイトでアップサイドダウンケーキの生地を参考にするレシピ(アップル・ソースとかアクアファバなどを使わないシンプルなレシピ)を見つけたのですが、レシピをよくみていたら、ヴィーガンバターを大匙16杯、とかちょっとおかしな表記が続出だったので、かなり自己流にしてたどり着いたのが今回のアップサイドダウンケーキのレシピです。

 

 

ルバーブ&クランベリーのアップサイドダウン・ケーキ

 

トッピング

  • ルバーブ475グラム
  • クランベリー228グラム
  • 砂糖 4分の3カップ
  • ヴィーガン・マーガリン55グラム

ケーキ生地

  • 270 g   Whole Wheat Pastry flour
  • 2 tsp ベーキングパウダー
  • 1 tsp ベーキングソーダ
  • 1/4 tsp  塩
  • 1 cup 砂糖
  • 200 g グレープシード・オイル
  • 1 1/4 豆乳
  • 2 tsp レモン汁
  • 2 tsp  バニラ・エクストラクト

 

10インチのキャスト・アイアン・パン 

オーブンは350℉

 

手順

  1. キャスト・アイアン・パンをストーブトップで加熱してヴィーガン・マーガリンを溶かし、砂糖を溶かしてからルバーブとクランベリーを敷き詰めておく
  2. ケーキ生地を混ぜ、上から満遍なくかけて余熱したオーブンで60分焼く。
  3. 焼き上がったら10~15分置いてからひっくり返す

*レシピの配合にばかり目が入っていて、焼き上がり、10〜15分置いて、ちょっと冷ましてから、と言う部分を見落として、さっさとひっくり返したので見栄えが大変見苦しい出来上がりとなりました。

タルトタタンとか、焼き上がったら待たずにすぐひっくり返せって言いませんでしたっけ?

あれれ?

 

 ちょっと悲しい四コマ漫画

f:id:casse-pied:20200608050227j:plainよしよし、茶色いけどちゃんと焼けてる

f:id:casse-pied:20200608050327j:plainアップサイドダウンですから逆さまに

f:id:casse-pied:20200608050404j:plainジャーン、ありゃりゃー、残念

f:id:casse-pied:20200608050441j:plainパンに残った部分が実は一番美味しい

 

綺麗に外れずに果物の部分がパンにこびりついてしまうのはよくありがちですが、この部分が実は一番キャラメライズしてて美味しいのです。

今回は結構大量にこびりついてたのでこそげ落として本体に戻しましたが、スプーンに残った部分は味見しましたよ〜。

 

焼いた後15分くらいおいておけばもうちょっと見栄えがよかったのでしょうか。

おいしければ良いのだ、と言う気持ちもありますが、ちょっと残念。

色合いが鮮やかでないのは、使ってる小麦粉や砂糖が漂白されていない物なため。

この部分はどうしようもないですね。

 

 

あとは何日食べ続けることになるのかと言う問題があります。


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