食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

軟禁生活なら田舎が良さそう?とオーブン料理

COVID-19パンデミック・エクソダス

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軟禁生活を送るのがこの家だったらどんな感じだったでしょうか。

ロックダウン生活に入って1週間ほどした頃、夫が「そう言えば来週末は友人Sの引越しを手伝うんだった」と。

 

ソーシャルディスタンシングで2メートルの距離を確保して、他人の家を訪問などするのは禁止で、という生活に馴染むのは結構早かったようで、これを聞いた時私は「えええ?そんな無茶な、大丈夫?」と思ったものです。

 

そして引越しをした友人は、楽しみにしていた新居だというのに、いざ入居してみると思ったよりも粗が目につくその家を好きになれず、何年もかけてリノベーションして住みやすくなっていた前のアパートを売ってしまったことを後悔するようになってしまいました。

 

人と自由に交流できず、ずっと家にいてオンラインでの仕事にシフトするストレスや、一日中慣れない家の中にいなければいけないということもあったんだと思うのですが、どうしても耐えられないからと、2週間くらいしたら妻と猫を引き連れてオンタリオに住むお母さんの(すごく大きな)家に避難して行きました。

 

州を跨いでの移動は禁止になっていた頃だったので、大脱走だねえ、と冗談まじりに笑っていたのですが、住む環境がメンタルヘルスに及ぼす影響は大きいから仕方ない。

でも実家がない人だったら逃げ場がないですから、彼はラッキーです。

 

蓋を開けてみると、パンデミックの影響で都会の住まいを引き払って田舎の家を買い求める人たちの数が急増しているとか。

 

友人の場合は家を買ったわけではないのですが、軟禁生活を送るにあたり、田舎で森に囲まれた大きな家で過ごせることは大きなメリットだったようです。

 

我が家は都心の高層アパートに住んでるなどというわけではないので、庭に出ることもできますし、「天気が良いから人が多いなあ」と私がストレス感じてるレベルの人出は人口密度が比較的高めな地域に住んでいる人たちにしてみればいつものこと。

 

そう考えると、人の多い街中を去ろう、オンラインで仕事できるんだから田舎に引っ越そう!という発想は理解できます。

 

でもそれを即実行できちゃう人たちがそんなに居るっていうのも驚きですね。

実際は売りに出ている家の数は引っ越したいと思っている人々の数には及ばないでしょうから、そんなにすんなりとは行かないでしょうけれど。

 

 

冒頭の写真は数年前にニューファンドランドに行った時に撮った写真です。

歳を取るにつれて、田舎に遊びに行くたびに「なんて素敵なんだろう、いいなあ、こんな所に暮らせたらどんなに素晴らしいことか」と想像してうらやましく感じるようになりました。

 

「でもね、実際は田舎の小さなコミュニティによそ者が入って行ってすんなりと受け入れてもらえるものかどうかとか、バスやメトロに乗って気軽にあちこちに移動できる便利さとか、自分が馴染んでいる生活とのギャップなどを考えると、「じゃあ引っ越そう」とは思いきれません。仕事もあるし。」

 

これが大多数の「田舎に遊びに行って、いいなあ、素晴らしいなあ、と感じるけど引っ越すには至らない街の人たちの思い」だと思うのですが、この「仕事もあるし」の部分が、今回のCOVIDパンデミックで仕事はオンラインで済ませられるから、田舎への引っ越しの夢が夢じゃなくなった人たち(で銀行口座がたっぷり満タンな人たち)が田舎へ向かい始めたということかもしれません。

 

 

肌寒い時にはオーブン料理

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六月のベイクドビーンズ

 

五月末に猛暑の三日間がやってきて、「うわー、今年は早いなあ」と夏の訪れかと思ってあれこれ夏支度を整えた我が家でしたが、その後冷え冷えの日々がやってきて、どう上がっても気温は20度前後くらいまで、、、寒くはないけど、、、という日々。

 

今週は後半気温がググッと上がる予報になっているので、またまた扇風機を出して汗を掻く日々かと思うと、ちょっと楽しみでもあります。

 

そんな暑い日々を前に、週末はやはり冷えましたので、家も暖房を入れないと室温が寒い。

でもこんな時期に暖房を入れるのも抵抗があるので、暖房がわりにパンを焼いたりしてオーブンで暖を取る作戦。

 

昨日は朝からベイクドビーンズを焼いて家を温めました。

朝から調理開始するので豆は前夜から水につけておいて、朝は玉ねぎとニンニクをザクザクっと切って、あとは材料を鍋に入れてオーブンに入れておくだけ。

一時間おきくらいに様子を見て、焦げないように。

 

今回は結構いい感じに行ったのでメモがわりにレシピを

 

ヴィーガン・ベイクドビーンズ

材料

  • 乾燥Navy Beans450グラム(前夜から浸水)
  • 大きめの玉ねぎ一つ(スライス)
  • ニンニク(3〜4個を潰してスライス)
  • Crushed Tomatoesとこの辺では言われていますが、トマトの水煮でトマトの姿がなくなった状態のあれ、あれをだいたい二分の一カップくらい
  • お酢小さじ1〜2杯
  • メープルシロップ グルグルグルっとボトルから注ぎ入れ(計量なし)←残りが少なかったので、全部使い切っちゃうと夫がかわいそうだと思ったので気持ちだけ使いました。
  • 砂糖 バサバサバサっと4分の1カップくらいかな
  • マスタード スープ用のスプーンでパパッと2サジくらい
  • クミンパウダー、小さじ半分くらい
  • スモークトパプリカ スープスプーンで大盛り1サジぶん
  • 塩 小さじ2杯くらい
  • ベイリーフ一枚
  • ヴェジストックの残りがあったので、これも3カップ分くらい

手順

オーブンに入れて使えるダッチオーブンを火にかけて玉ねぎとニンニクをちょっとしんなりするまで炒め、水を切っておいたネイヴィービーンズをいれ、調味料を入れて全体によく混ぜる。

液体は全ての材料を加えたあと、豆の上に水分が約二センチくらいかぶっている状態になるように調整する。

ストックなどが手元にない場合は水で大丈夫。

 

オーブンを350℉にセットして鍋を中段に入れ、調理開始後1〜2時間おきに様子をみる。

最初は水分はあまり減らないが、三時間経過したあたりから減りが激しくなるので、どこで止めたいのか自分の好みで調理をやめる。

豆自体は一時間後くらいには食べられる柔らかさになっているはずなので、あとは味見をして自分の好みの味に調整できるので、糖分などは最初に全部入れなくても大丈夫。

 

火を止めたあとはオーブンの庫内で鍋を冷ます(すぐに食べたい場合はすぐにどうぞ)

鍋の温度が下がる時にも若干煮詰まっていくので、自分の好みの煮詰まり具合のちょっと手前で火を止めてちょうど良いくらい。

 

 

 

オーブンの煮込みはあったまります。


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