ファラフェルは最近は日本でも聞くようになっているようですが、中近東のチックピー・コロッケです。いや、コロッケみたいに衣の層と芋の層とに分かれているわけではありませんけど。
初めて食べた時には、「こんなに安いのにこんなにお腹いっぱいになり、しかもものすごく美味しい、素晴らしいじゃないか!」と感動しました。
でも、初めて食べたそのお店(今でも健在ですがかなり縮小されているような)そのものが、質が結構落ちたような気がします。
値段も結構上がりましたしね。
でも悲しむことはありません。
ファラフェルは材料も安価(チックピー、コリアンダー、パセリ、スパイス少々)作るのも簡単です。しかも、作りたてが何より旨いですからね、自分で作るのが一番です。
以前ご紹介したThe Guardianの記事など見て、凝った最高に旨いのを作るもよし、気軽にチックピー、小麦粉、ハーブ類とスパイス類でガガッと作っちゃうのもよし。
今日は、このFalafelに付け合わせて美味しい、ファトゥーシュ・サラダのお話です。
ファトゥーシュ、ってFatouche, Fatoushe, tは二つなのかな,,などといつも綴りで迷います。でも本来はアラビア語でしょうから、アルファベットでどう綴るかなんてあんまり意味ないわけですけどね。
このサラダ、何が大事かといえば、フレッシュな爽やかさと、シャキシャキっとした歯ごたえでしょうか。
グリークサラダ同様、レタスは入れたければ入れればいいですが、入れなくてもいい。
入れるにしても、レタスがメインなサラダではないですよね。
あとは、爽やかなレモン汁(もしくはライム)と、スーマックというスパイス(ハーブですかね)がミソです。
そしてピタパンをカリッとトーストして砕いたのをクルトン見たく混ぜ込んで、これにドレッシングが吸収されて、カリッとしつつもシナっとしてる部分もあり、、な具合で美味しいのです。
スーマックも新鮮なものの方がやっぱり美味しいみたいです。
以前買って、結構長い時間かけて使い切った最初の袋のは、やっぱり最後の方はイマイチパンチに欠けてたような。。。
このサラダ、本当に、野菜ばっかり目白押しで、タマゴやチーズやベーコンビッツなんか一切なくて、ものすごく美味しいですからね。ヴィーガンじゃなくてもこれを気にいる人は大勢いますが、プラント・ベースのパワーをご覧あそばせ、って感じですよ。笑
夏バテしそうな暑い日にも最適なサラダだと思います。
簡単にレシピを。。。
きゅうり(イングリッシュキューカンバをいちょう切り)
ロメイン・レタス(一口大くらいに刻んでやる)
ラディッシュ(お好きな薄さにスライス)
青ねぎ(小口切り)
トーストして砕いたピタ
パセリの葉っぱ
ミントの葉っぱ
トマト(一口大に切る)
好みの大きさに切った野菜を大きなボウルに合わせておき、ドレッシング(下記参照)とピタを砕いたのを合わせてざざっと混ぜ合わせる。
スーマックはドレッシングにも入れておくが、さらに食べる前に上からパパッと振りかけてあげる。
それだけです。
ドレッシングは、オリーブオイルをカップ三分の一くらいに、レモンかライムジュースを大さじ1+小さじ1くらいの割合で混ぜてやり、そこにシナモンパウダーを小さじ四分の一ほど混ぜ入れ、スーマックをお好みでババッと混ぜ、塩少々。
スーマックは酸味を助長しますので、酸味がお好みでない場合は控えめに(もしくはレモン果汁を控えめに)
スーマックについてのこんなページを見つけましたので、参考までに貼っておきます。アンチエイジングだなんてどれだけスーマックを振り掛ければ効果があるのか不明ですけども。。。。
普段は、サラダは野菜類を合わせておき、ここに自分用の小さなボウルに取り分けてからドレッシングを好きなだけかける、、という風にしているのですが、このサラダは先にドレッシングであえて味をちょっとなじませてやるのがいいと思います。
が、食べ残ってしまった分は確実にシナシナっとなってしまいますので、食卓につくみんながどれくらいサラダ食べたいかなあ、、と予測しつつ準備するのが大事かも。
少なめに作っておいて、足らなくなったらまたドレッシングであえて、、という風でもいいですけどね。
ピタとレタスが入ってないバージョンならドレッシングで和えた後でもそんなにシナっとはしないから平気でしょうかね。
ちなみに、レタスはロメインレタスのように、頑丈な葉っぱでシャキッと歯ごたえがあるやつのほうが合います。ボストンとか日本でいうチシャみたいな柔らかいレタスは不向き。
Falafelみたいな脂っこい食品と一緒に食べるとやっぱり合いますよね。酸味が油と調和するというか。なので、ドレッシングだけで味見して「酸っぱすぎる!」と思っても、いざ油ものと合わせて食べてみるとちょうどいいので、ぜひお試しあれ。