ヴィーガンのお店
は少しずつ増えているよう。
携帯にHappy Cow を入れてあるんですが、前よりは少し出てくる店の数が増えたかなあ、、、。
でも、掲載されてる店が全てヴィーガンやヴェジとは限らないという落とし穴が。
要するに、あんまりあてになりません、Happy Cow。
投稿してる方が主に英語圏の旅行者なのでお店の方ときちんと確認ができかねている例もあるような雰囲気でした。
例えば「肉や魚抜きありますよ」と言われてそれを注文し、でも出汁がカツオだったり、加工品の動物性原料入りの調味料が入っていたり、それに気が付いて「ここは違うっぽいよ」というコメントが入っていたり。
店を探す時に、その店に関するレビューをいくつも読んでじっくり選ぶことができる場合と、ささっと見つけたい時とありますので、やっぱり微妙。
そしてやはり、この街のここに一軒、あの街のあそこに一軒、、という風に点在しているので、ちょうどいい時間帯にそこにいるようにしていないと、やっぱりそのお店に入るチャンスはないですね。
ヴィーガンに対応してもらえるお店
いちいちリクエストして「これを入れないで、これはこうして」というの、欧米だと言いやすいんですが、やっぱり日本だと言いにくい雰囲気バリバリですね。
ただ、蕎麦屋で「塩ください」とか、追加でどこにでもありそうなものをお願いするのは楽でした。
「これを入れないで」は、調理人のやることに口出しするみたいな雰囲気というか、なんというか。
でも、ヴィーガンやヴェジじゃないお店なのにヴェジメニューやヴィーガンメニューあり、というのがちょこちょこあって、それがとてもよかったです。
あと、寿司屋でも、野菜ネタで過ごせることを発見したのはよかったです。
安いから申し訳ないですけれど。笑
まあ同行者が色々食べるからよしということで。
野菜たっぷり!をアピールしているわりに肉バッチリ!
電車の乗り継ぎを逃して、1時間ほどすごい田舎の駅で待つことになった時、とりあえずあったかいお茶を飲み放題できるかな、と入ったファミレス。
特に夫と一緒の時にはあえてこういう中途半端に西洋風な大量生産なチェーン店は避けるんですが、こういうのもまた日本の暮らしの一場面ってことで、夫は面白がっていました。
そこにあったチラシに、店名+Vege Kitchen 2018と。でも写真のメインは肉!売りは肉なんですよ!としか思えないその構図。笑
ふた切れのパンチエッタ以外は全部野菜だから、野菜が多いメニューなんでしょうけれど、英語しかわからない夫には謎だった模様。
他の店でも、英語のメニューには「野菜炒め」とあるのに日本語には「肉野菜炒め」とあったり、肉の存在が推しなのか推しじゃないのかわかりにくい、、、けれど結局、肉が入っていないメニューは売れないってことなんでしょうかね。
日本にいると、外食続きでも野菜不足になることはなさそうですが、肉を避けることはやっぱり簡単じゃないのだと再確認。
野菜の一品なのに何気に、、、要らないのに!
小松菜の芥子和え、水菜のおひたし、冷奴、、、、字面だけみて「おお、これなら食べられる!」と嬉々として注文して、出てきた小鉢をみたら鰹節がまぶしてあったりてんこ盛りになってたりして「ああああ〜、そうだったっけ」と残念に思ったことが何度かありました。
後からてんこ盛りになってるだけならば、注文するときに「この品は鰹節がかかってますか?なら、かけないで出していただけますか?」と言えば済む問題です。
和え物やおひたしなどは、出す直前に食材を合わせるものですが、やっぱり居酒屋などでは効率優先で先にできてるものを小鉢に分けるだけだったりして、「これに入ってる鰹節を取り出すことはできません」もあり。
菜っ葉ものの和え物やおひたし、味付けが鰹節中心ということならまあしょうがないかなと思うのですが、メニュー名に鰹節という言葉が一切なくて、芥子和え、なんて書いてあったら、辛子のピリリと聞いた和え物なんだろうと思いますが、こういう和え物、出汁なんかも使ってるんでしょうかね、鰹節がまぶしてあるってことは出汁も怪しいかな。
やっぱり見えないところに動物性がたくさん潜んでいますよ、日本の食べ物。
ヴェジとかヴィーガンという選択への理解が広まってる?ヴェジやヴィーガンが商売になりうる?
買いませんでしたけど(結構お高かったし)ヴェジタリアン・ヴィーガンに関心のある方向けの雑誌がありました。
日本では、やっぱりヴェジ関係って「お洒落」の路線で広めていこうという意図が(何処かの誰かに)おありなんでしょうか。
ヴェジの食べ物だけを出すお店って、ラーメン系以外だとやっぱり「カフェ」って名前のところが多い印象ですし、和食系でも「カフェ」で玄米やら雑穀入りのご飯や、スプーンが木製だったりして、有機野菜・自然食系と同じ傾向なところが多い感じでした。
だから、というのも変ですが、お店にいらっしゃる方々はみなさん若くて。
オーナーも若い方だったり、頑張ってる!という感じのところは、本当に頑張って続けていっていただきたいと思いました。
若い人がたくさんヴィーガンに理解を示してくださるのは良いことです。
地球の将来もこれからの若者や子供達にとってはもっと切迫した死活問題ですしね。
一方で、昔から日本にある「精進料理」系はやっぱり今回も遭遇せず。
検索したんですよ、Happy Cow のみならず、他の検索サイトも多用して。
でも、精進料理でヒットしてもよく見るとそこの店は懐石料理で、刺身やステーキがどどーんとメニューの中心に据えられてたり。
次に行く頃にはどうなってるんでしょうか。きちんとした理解が広まってくれることを祈ります。