月曜日はヴィクトリア・デーでお休み。
せっかくなので、久々に街の真ん中にある山(というかまあ丘)の三つの山頂を制覇するべくハイキングしました。
世界の大都市に比べれば小さい方ですけれども、それでも都市の真ん中にこういう公園がドーンと広がっているのは嬉しい限りです。
あちこちにトリリアムが咲き乱れていました。
居るのかいないのか
ピロリ菌について、最近マモさんのブログで再確認させていただきました。
ちょうどこの記事を読んだ後で年に一度のチェックアップをしにファミリードクターのところへ行ったので、「調べてもらえませんか?」と聞いてみましたよ。
実は私の母もピロリ菌が発見されて、薬で直したそうなのです。
で、マモさんのブログでも見ましたが、「幼少時に口移しなどで大人に移されて感染する場合」もあるとか。
うちの親は口移しはしませんでしたけれど、一度、随分小さな頃、父方の祖父母のところへ遊びに行った時に、祖母が口に入れた飴を取り出して「あげるよ」と私の口に入れたことがあるのです。
当時は生温い飴を口に入れられて、気持ち悪いな、と感じたものの、嫌がったら失礼だと思って文句は言わなかったのです。
でもあの生温い飴の衝撃はよく覚えています。
母は「昔の人はそういうことする人もいたけど、お母さんは子供に口の中の雑菌が移ると嫌だからやらないし、お婆ちゃんにもやらないでねって言ったことあるよ」と。
父方の祖母、母の言ったこと無視したか、それとも飴事件で母が「もう二度とやらないでね」と釘を刺したのか。
とにかく、ピロリ菌に感染してたらおばあちゃんのせいだー。笑
ピロリ自体は居ても良い説
ところがですね、私のファミリードクター、「人口の7割くらいは感染してるけど、感染してるから即ガンになるわけではない」とか言って、検査のオーダー出してくれませんでした。
「私日本人なんで、胃癌の確率が高いんですけどね?」「母も感染してたって言ってたし?」と食い下がってみましたが、医学的な信念なのか「いやいや、胃酸過多でしょっちゅう胃痛があるわけでもないなら不要です」と。
でも10年くらい前に胃酸過多で胃痛がすごいことが一時期あって、別のお医者にお世話になったことはあるんです。
それを引き合いに出して「そういう過去もあるんですが、それでも不要ですか?」
と念を押してみましたが「要らない」と。
このドクター、面倒臭がりで怠け者、という評判が同じ患者である友達と夫と私の間で確立してたんですけれど、友達が急病になってパートナーが電話をした折「何時でもいいから連れて来なさい」と昔の村の赤ひげ先生みたいな対応をしてくれて以来、単なる怠け者ではないらしい、と評判が上がっているのです。
んー、
いらない検査なのかな本当に?
調べてみましょう。
このサイトによりますと、私のドクターが言う通り、感染している人たちの大半は問題ないようです。
なぜ一部の人に潰瘍が出て残りの人々には出ないのか、そこらへんはまだ解明されていない模様ですが、潰瘍が出来て胃癌に至るのはごめんですので、胃に不調があったら速攻調べてもらうということで、今回は勘弁してあげましょうか。
気をつける症状(潰瘍の症状)は、空腹時に痛みを感じる(食事と食事の間や寝てる時間)以外には、次のようなものもあるそう。
- お腹が張る
- ゲップが出る
- お腹が空かない
- 吐き気を感じる
- 吐く
- 原因なく体重が減る
次のような症状が出た時は即刻医療機関に駆け込みましょう、と。
- 血便、赤もしくは黒い便が出た
- 息苦しい
- 目眩、失神
- 理由なくひどい疲労感を感じる
- 顔色が悪くなる
- 吐瀉物に血かコーヒーの粉のようなものが混ざる
- 激しい、刺すような胃の痛み
このページ、なるほどね、ウンウン、と読んでいましたら、次のようなことが書かれてましたよ。
潰瘍の症状がない場合は、医師はピロリ菌のテストをしないでしょう。(笑)
もし症状がある場合、もしくは過去にあった場合はテストを受けるのが一番最良です。
非ステロイド系抗炎症薬などの薬品によって胃の内壁を傷つることもありうるし、何が症状の原因であるのか究明することは重要です。
ねー、だから今現在異常がなくても調べて欲しいとはやっぱり思いますね。
ケベック州の医療
以前、モントリオールの領事館から定期的に届くEメールのお便りに、日本の医師でこちらに駐在していらっしゃった方(よく覚えてませんが)の「当地と日本での医療の見解や姿勢の違い」のような文章を興味深く読んだ覚えがあるのですが、日本では可能なことは全てテストして全てを解明しようと言う姿勢なのに対し、こちらの医療は確率の高いもののみに絞り、全てを調べつくそうと言う姿勢はないとか。
それって医療費が基本的に税金で全て賄われるから、費用が足らないからなのか、無料なせいで捻挫したとかちょっと下痢したくらいでも救急治療室にやってきて医療システムが麻痺しそうになっている現実のせいなのか、なんなんだろうなあ、と思ったのでした。
風邪でもお医者にかかる文化と、インフルエンザでも老人や喘息持ちでもないならば家で療養しとけ、って言う文化との違いかもしれませんが。
健康体を維持するのが一番、気に病むのは逆効果ってことですか、、、