食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

パンデミックの小さな春とワクチン接種動向

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朝の散歩の折り返し地点にある柳、葉っぱがより豊になってきてます。

 

パンデミックのなかで接する世界

パンデミック宣言がされてから一年ちょっと。

 

去年の春に職場が閉鎖になった当初は食料の買い出しすら行くのが怖かったので、5〜6週間に一度の買い出しでなんとかする、という非常事態ぶりでした。

家で仕事するようになったり友達に会いに行かなくなったり、街をぶらぶらすることもなくなり、日本への帰省もキャンセルだし、国境を越えるなんてとんでもない状態。

朝の散歩で見かける近所の様子が直接目で見る全世界というような生活になりました。

 

 

その後半年ほど職場再開しましたが、やはりその後再び閉鎖になり、今に至りますが、自分の足で出かけて触れる世界は小さくなったまま。

 

 

過去に比べるとかなり制限された行動範囲に暮らしているので、今まではあんまり気がつかなかった地元の季節の移り変わりにもっと目がむくようになりました。

 

そのせいなのか、本当に去年よりも早いのか、今年は花々の開花が去年よりもうんと早かったような印象があります。

日本の桜もうんと早かったですし、そういう年なのか、はたまた気候変動の一端なのか。

 

 

 

命は脈々と続いている

 

 

近所の川べりには緑地帯というか公園というか、そういうのがいくつもあるのですが、そういうところを散歩すると必ず見かけるのがカナダ・ギース、カナダ雁です。

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村はずれの川辺にある公園にはカナダ雁がよく徘徊しています。

プラスティックゴミがあちこちに落ちていますが、カナダ雁が啄んでいるのはミミズとか虫とかであって、プラごみのクズじゃないと良いのですが、、、。

 

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こちらはたんぽぽの合間でランチするカナダ雁

 

先日はひなを七羽従えた母雁とその後を追っていく父雁(多分)の一家を見かけました。

カナダ雁は一度に最多で8つまでの卵をうむそうなのですが、この一家は七羽兄弟。

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つがいの間には7羽の雛カナダ雁たちが泳いでます

母鳥の後ろを必死についていって、母鳥が旋回するとひな達もきちんとその後をついて行きます。

たまに遅れを取ったりコースを外れそうになる子もいましたが、すぐに体勢を整えて七羽のフォーメーションに戻ります。

そうやって大きくなって、すごい長距離を飛んで移動できる大人(大鳥?)になっていくのですねえ。

 

 

人間社会の動向は、、、

カナダのワクチン接種状況は、最初はかなり出遅れていたので連邦政府への批判がかなりありましたが、五月十日までに一回めの接種だけでも済ませたのが15,000,000人だそうです。

二度の摂取を済ませているのはその中でもほんの一握りの人々ですが、これはそういう作戦だからなので、それ自体は焦ることではないと思います。

 

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カナダのワクチン接種状況(2021年五月十日まで)

 

カナダの人口は2019年の時点で37,590,000人ですから、ワクチン接種はまだ40%に満たないんですね。

 

ケベック州の摂取率は現時点で43,2%

連邦全体よりちょっと進んでますね。

去年は感染者数ではよそのどの州よりも成績が悪かったケベックですが、昨年大きな打撃を受けた国や地域ほどワクチン接種の勢いがあるように思うのは私だけでしょうか。

予防に成功した土地では感染の恐怖の実感があまりなくて、だからワクチンも「政府の陰謀なんじゃないの」なんていう人もいると聞きますから、接種希望者が少ないのかも。

 

そりゃあね、「天然痘のワクチン打ちませんか」って天然痘が根絶したはずの現在、打ちたいと思う人がいないのと同じで、実感がなければワクチン接種は避けたいと思うのも理解できます。

でもコロナは紛れもない現実で、感染の勢いがついたらいつどこで自分も感染するかもしれない。

感染する確率と副反応から血栓などで命を落とす確率を比べたら、感染する確率の方がはっきり言って確実に高く、感染した場合に悪化して苦しむ可能性を考えたら、ワクチン接種を選びます。

WHOによれば、群衆免疫のためにはポリオで95%、麻疹で80%のワクチン接種率が必要だとか。COVID19の場合はどれくらいなのか不明ですが、人口の大多数が接種する必要があるのは確かですから、ワクチン接種は自分の身を守るためだけではなく、コミュニティ全体のためなのですよね。

 

www.who.int

 

そういう意味で、カナダ全体の接種動向は気になりますし、個人主義と全体主義、平時ならもちろん個人主義ですけれど、こんな時には極端な個人主義は困ったもんだと感じてしまいます。(全体主義になれというつもりではもちろんありません。)

 

 

モントリオールでは30代の希望者も摂取できるところまで来ていますし、もうすぐ10代の希望者にも解放される予定だそうです。

 

ケベック州の昨日の感染者数は660人と、最悪の頃に比べるとかなり減ってきています。

そうは言っても四月にちょっと急増したこともありますから、安心はできないんですけれども、なんとなく良い方向へ向かっているようだぞ、という雰囲気は漂っています。

 

 

快方へ向かうと「気が緩んで」「大勢で集まったりして」また感染者数がぐんと増えたりするのではないか、という危惧もありますが、「もうこんなに長いこと我慢させられててうんざり」な人たちがパンデミック対策に反対して大勢集まってデモしたりするのも、感染者がブワッと増加する格好のチャンスになるのではないか、とも思います。

 

モントリオールには、ホッケ ーのトーナメントで地元チームが優勝したり重要な試合に勝ったりするとファンがアリーナの付近でライオットを巻き起こす血の気の盛んな面もありますから、抗議集会じゃない方法で抗議をしていただきたいとやはり思ってしまいますね。

 

 

 

暖かい季節になって、パンの発酵が早くなって焦っています 


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