食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

英国のヴェジタリアニズム発祥の地

幼馴染の**歳の誕生日パーティーに参加しに、英国にやってきましたよ。

彼女の出身はイングランド北西部のマンチェスターに隣接する労働者の街。

産業革命、コットン製品の大量生産、運河、マルクス&エンゲルス、労働運動、などなどで歴史的に結構重要な街です。

 

この友人のお父さんが地元のヒストリアンで、遊びに行く度に地元の重要スポットを案内してくれますが、身内の地元贔屓な手前味噌話だと思い込んでて話半分に聞いてたのです。

それがどっこい、実際に嘘じゃない(なんて言うと失礼ですが)というか、BBCのサイトにお父さんが言ってたお話と同じネタが出ていました。

いや、年寄りの話を信じないでメディアの話だから鵜呑みにしてるたいですが、まあ国営放送のサイト載ってる記事だし、、、、笑。

 

と言うことで、友人の出身地、サルフォード、英国のヴェジタリアニズム発祥の地だと、確認が取れましたよお父さん!

www.bbc.co.uk

ビーフステーキ・チャペルという教会のReverend William Cowherd(ウィリアム・カウハード)という神父さんが、彼の教会に来る信者は動物の肉を食べるべきではないという信念を広めたことから、彼の死後、後継者の努力によって1847年に英国初のヴェジタリアン・ソサエティが産まれたのです。

 

これ、友達のお父さんがいうのを聞いたら冗談だとおもっちゃいますよねえ?

だって、ビーフステーキ・チャペルの、カウハード(herdは牛や家畜の群れという意味合い)神父ですよ!笑

 

冗談ではなくて、産業革命当時のマンチェスターなどの工業都市に住む労働者階級の人々の暮らしは過酷で、人々が食べていた動物の肉とは、現代の英国人の多くがゲテモノと見なす内臓など、大阪でいうホルモンみたいな部分だったそうです。

 

昔の庶民の食生活は洋の東西を問わず、現在とは比較にならない貧しいもの、肉なんかはたまに食べられるご馳走だった、とは思っていましたが、内臓なども食べていたんですね。

日本をはじめアジア諸国やフランスなどでは内臓を食べる習慣がありますが、英国人の友人たちは揃ってそういうものを嫌うので、英国にはない習慣なのかと思っていました。

 

 

現在のマンチェスター及びサルフォードのヴェジ状況は

英国全体が多分そうだという印象が強いんですが、ヴェジタリアニズムはしっかりと普及していて、今更特に珍しいことじゃありませんよね。

でもヴィーガンはどうかな、と楽しみにしていたんですが、ヴィーガンもかなり浸透しているようにお見受けしました。

 

一応ハッピー・カウで店は確認してきましたが、実際には未確認で飛び込んだパブやカフェ、どこに行ってもちゃんとヴィーガン対応メニューがいくつかあるんです。

ヴェジタリアンに関してはヴィーガンの選択肢の倍はある感じです。

 

ううう、素晴らしい。

 

泊まったAIR B&Bのオーナーもヴィーガンで、オススメの店のリストを送ってくれたり。

 

多分ロンドンや他の都市もこんな感じなんでしょうね。

 

これを書いてる今現在は田舎に来ているんですが、散歩に出たついでにランチに寄ったカントリー・パブにもヴィーガンの選択肢が4つくらいありました。

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本日のお勧めブランチ、ヴィーガンです。

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一口齧ってますが。

バーガー系はあんまり好きじゃないんですが、このバーガーはキノアとマッシュルームのパティだそうで、肉っぽくはないですがジューシーで美味しかった。

ヴェジバーガー、タンパク質重視のお焼きだと思えば美味しいものが作れるかも、と思ったインスパイアイングな一品でした。

 

 

 

この後、本格的に田舎地方へ向かうのですが、どうでしょうね、楽しみです。 


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