何とか無事に戻って参りました。
実は仕事のイヴェント終了後、オスロに移動して一泊し、ちょっとだけ町の観光をしてから戻る予定だったのですが、オスロから乗り継ぎのレイキャヴィクに到着したら、強風のため私たちの便を含めた全ての便がキャンセルになってしまい、物凄い数の人々と共に足止めを食らってしまっていました。
それについてはまた次回書くとして、忘れないうちにオスロのヴィーガンのお話を。
そうそう、今回同僚に何度か指摘されたのですが、私、なぜだかオスロ、と言うところで「オタワ」と言ってしまう癖が発生したようです。
文中いきなり「オタワ」と書いてあった場合は「オスロって言いたかったんだね」と思って読み進んでください。
仕事で滞在していた割と豪華なホテルをチェックアウトしてオスロまで出てきまして、泊まったホテルの近くでとりあえずお昼ご飯を、、と探したら、シティ・ホールの目の前にヴェジタリアン・カフェを見つけまして、早速行ってみました。
シティ・ホールの前(フィヨルド側ではなくその反対側、入り口側です)にはスクウェアではなくて半円の広場があるのですが、その半円の左側に面した建物の一階にあったそのカフェ、食べ物の種類は決して多いとは言えませんが、スープが二種類あって、ちょっと冷える秋の日のランチには最適でした。
他にはアボカドとフムスのラップ、ヴェジの方にはキッシュ、あとは焼き菓子がたくさんありました。
マング豆とほうれん草のスープは大変美味しくて、これは自分でも真似してみようと。
あと、スープにつけてもらったパンはどっしりしていて、これとスープでかなりお腹いっぱいになりました。
お店の名前はThe Fragrance of the Heart
名前の由来を聞いたらば、スピリチュアル・リーダーの何やらさんが命名してくれたんだとか。そう言われてみるとお店の中にはインド系のスピリチュアル系書籍やポスターチラシ類が置いてありました。
なるほど。
一緒に町歩きをした同僚はヴィーガンというわけではないのですが、肉は最近はほとんど控えていて、肉のない食事でも全く気にならないということで、私のヴィーガン飯屋巡りに付き合ってくれていたのですが、ヴィーガンで夕飯となると、こういうカフェだとやっぱりちょっと物足らないかなと、ヴィーガンにも対応する普通のレストランを探してみて見つけたのがCafe Cathedoral。
この頃のオスロの気温は、夕方になるとぐんぐん冷えてきて、5度を下回ることもあったのですが、このお店、入り口で「外の席にしますか?中の席にしますか?」と聞かれたのですよ。
夏場にはよくあるこの質問、夏なら「外の席をお願いします」ですけれど、ちょっとジメジメと雨模様だったこの日、気温は覚えていませんが、外で食事をのんびりしたいとは思えない気分だったのは確か。
でもね、中の席に通してもらったらば、店の中はがらんとしているんですよ。
反面外の席は大盛況。
各席の周囲には頭上にヒーターが設置されていて、椅子には本物か偽物か知りませんが、羊の毛皮風なラグが被せてあったり、カフェなどには膝にかける毛布みたいなものが椅子に置いてあったりするのですが、私はそこまでして外に座りたいとは思わないので、ノルウェイの方達のアウトドア好きっぷりには脱帽です。
で、私は最初からヴィーガン・ピッツァを注文することに心は決まっていたのですが、同僚も「私もヴィーガンのにする」と。
普通にチーズがのってて生ハムとかいろんな肉好きな人が喜ぶようなものもあったのですが、彼女いわく、肉が乗ってないピッツァで面白そうな具が乗ってるのはヴィーガンのしかないと。
それにしてもあれですよ、北欧は素敵ですけど、値段もすごく素敵で、ピッツァが198NOKと、、カナダドルにすると28,29ドル、ピッツァのくせに目玉が飛び出る値段です。
日本円にすると2,328円、やっぱり高いと感じますよねえ。
私はこれに地元のダーク・ビアを注文したので、チップを入れて軽く4千円超えたと思います。
あ、あと、ウェイター氏が「これにガーリックソースをつけますか?おすすめですよ」とさりげなく、あたかも無料でちょっとつけてくれるかのように勧められたので、どうでも良いと思いつつも「ああ、じゃあお願いします」と言ってつけてもらって(結局私はあんまり美味しいと思えなかったので半分も使わなかった)あとで伝票を見たらそれもちゃんと値段がついていて、カナダドルにすると4ドル近い。
ああ、いらんものにお金を払ってしまいました。
そういえば上に書いたヴィーガン・カフェでも、パンをつけるときにバターも一緒につけてくれたのですが、バターは私は使わないからいらないのに、やっぱり値段がついてました。
ノルウェイの食べ物屋さんでは便乗商法に気をつけねば、、、。
一つ一つは大した金額じゃないですけどね、NOK自体が高いのでチリも積もれば結構な出費です。
今回の旅は仕事だったので、仕事の期間中の経費は落ちるのですが、そうはいっても庶民派な私、カナダドルにしてみるとものすごい高価なものを見ては驚愕してしまいました。(このピッツァとビールはもちろん自腹の時です。経費ではこれは流石にね、、)
クレジットカードの請求がちょっと怖いですね。