食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

アイスランドで持参ヴィーガン非常食

ヴィーガン非常食

今回訪問したノルウェイでの滞在先がちょっとオスロ近郊の小さな街であったため、ひょっとして何も食べられるものを見つけられないかも、、と不安を感じ、ちょっとした非常食を持参しました。

 

ヴェジでないお店でもメニューにはサラダくらいはあるだろうから、レストランではサラダだけ食べておいて、ホテルでタンパク源やホッとするものをお腹に入れて落ち着こう、、と言う作戦だったのです。

 

持参した食品は

  • ナッツと種ミックス(チックピーを煎ったものをタンパク源として追加)
  • ヴィーガン・チーズスライス(出発前に地元の店で買ったもの)
  • テンペをブロック状にして焼いたもの

 

滞在したホテルでは朝食と昼食がついていて、肉、魚、卵、チーズなどのメニューと共に野菜だけの品やフルーツ類も豊富で、滞在中の朝昼は栄養価もちゃんと取れて美味しく食べることができました。

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ランチで一番美味しかったのはミニトマト


 

初日のレセプションと最後の晩のガラ以外、夕飯だけは別行動ですので、同僚とともにその時の気分と時間の具合を見てヴィーガンに対応できる食べ物屋に足を運びました。

 

ホテルのすぐ近くにあった普通のレストランに、ヴェジ・バーガー(インポッシブル・ミート使用でヴィーガンチーズを使ったチーズバーガーとあり)があったりして、予想外の便利さ。

そのため、持参したテンペは残念なことに食べる機会がなく、気がついたときにはちょっと臭くなってしまったため、捨てました。

食べ物を無駄にするのは嫌なので、今後、こういった非常食を持参する際にはテンペはやめておこうと思います。

 

また急遽参加したレセプションがあったのですが、このレセプションには多分私が食べられるものはないだろうと、事前にスーパーに行って北欧によくあるカリカリのクラッカーみたいなパン(というのかやっぱりクラッカーと言うべきなのか)を1パッケージ(包装は紙)とトマトを買い込みまして、レセプションのあとホテルに戻って食べようと思っていたのですが、案外レセプションでも食べられるものが出ていたので、結局トマトとクラッカーはフライトの合間のスナックにしようとキャリーオンの荷物に入れました。

 

帰りはオスロからレイキャビック経由でトロント、トロントで四時間くらい待ってからモントリオールへ、、と言う予定のチケットを持っていたのですが、アイスランドエアーは大西洋を超える割と長めのフライトでも食事は注文制。

 

メニューを見てみたら、ヴィーガンでも食べられるものはあるにはあるのですが、値段高いし、それなら自分でそこらへんのカフェで買って持ち込む方がなんぼもマシよね、と言うことで、空港へ向かう前にホテル付近のヴェジ・カフェでラップを買って持ち込みました。

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アボカドとフムスのラップ

このラップと家から持ってきたナッツ類、ホテル付近のスーパーで買ったトマトとカリカリのクラッカー的パン、これらをキャリーオンの荷物に入れていざ出陣、とあいなったのですが、これが後々かなり助かりましたよ。

 

乗り継ぎ時間があいていて空腹が予想される場合やフライト中にヴィーガン食が期待できない場合に役立ったアイテムは、、

 

  • ナッツ類(上記参照)
  • クラッカー類(北欧でよく食されるドライなパン)
  • トマト(アボカド、ピーナッツバター、フムスなどもあれば良さそう)

 

非常事態は起こりうる

冬場の移動ではスノーストームでフライトが遅れたりキャンセルが出たり、と言うのはありがちですが、秋の北半球も北のほう、時速56キロもの強風が記録されるほどのストームが来ていたようで、ノルウェイからアイスランド経由で帰国する予定が、アイスランドのレイキャビック空港で足止めになりました。

 

とりあえずアナウンスメントを聞いて、荷物をピックアップしてからチェックインカウンターへ並び、代替便とホテルの手配をしてもらおう、、と思ったのですが、荷物のピックアップも、カウンターの行列も、人、人、人、で大混乱。

比較的小さな空港だったとは言え、全ての便がキャンセルですからね。

 

同僚は並び始めた時間を覚えていて、カウンターまでたどり着くのに五時間かかったと言っていました。

この間に空腹を感じたため、私はフライト中に食べるつもりだったヴィーガン・ラップを食べました。

 

この後空港からバスに乗せられてホテルに連れて行かれまして、そこで一泊。

翌朝またバスに乗せられて空港へ連れて行かれまして、そこでまた行列に並んで代替便へチェックインしたのですが、この間、夕食、朝食、もう一度昼食、と、食事のニーズには、持参したスナックとオスロで買ったランチ、オスロ近郊のスーパーで買ってあったトマトやクラッカーが大変役立ちましたよ。

 

同行の同僚はいざとなれば空港の売店に売られている食品を買って食べることもできますし、機内食で出される食事をすることもできますが、これがヴィーガンとなると選択肢がやっぱり狭まります。

 

宿泊したホテルでは深夜十一時くらいでしたが足止めを食らって不安な旅行者たちの為にクリーム・オブ・アスパラガスのスープとパン数種類を出してくださいまして、一口口に含んだら、ミルクやチキンブロスの味がしたのですが、「これヴィーガンじゃないから」と言って食べ物を無駄にするのも、せっかく出してくださったものを拒絶するのも正しくないと思いましたので、ちょっとケダモノ臭いなーとは思いましたが美味しくいただきました。

 

非常事態とはいえ所詮はフライトがキャンセルされた程度のことでしたけれども、紛争や自然災害などと言った状況もありえますし、そう言う場合はやっぱりサヴァイバルやその時点での状況への対応などが優先されるだろうなあと思いました。

 

 

レイキャビックの空港アップデート 

 

以前アイルランドへ行った際に利用したWOWエアラインはその後倒産しましたが、今回利用したアイスランドエアーもWOWと似たようなノーフリルなサービスの会社。

 

で、両方ともアイスランドの会社なので、ハブはレイキャビック。

 

以前利用した時には水汲み場が見つけにくい上、男女のお手洗いの間に一つだけ!と言う水汲み場砂漠状態だったのを覚えています。

 

で、今回はと言うと、やっぱり水汲み場がついたお手洗いは地下の一箇所だけでしたが、水汲み場は二箇所に増えておりました。

 

進歩といえば進歩ですけれど、もうちょっと増やせないものでしょうか。

 

 

ヴィーガン食品のアクセスはと言えば、全く期待していなかったのですが、パスポートコントロールを通過してあとはゲートへいく前にちょっと食べ物を、、とプリ・パックされたサンドイッチ類が並んでいたコーナーでめぼしいものを探していた同僚が見つけてくれたのが、ヴィーガンのサラダ類。

 

 

アイスランドエアーから貰った食事用のバウチャー1000ISK(アイスランディック・クローナ)で買える金額のものを探していたのですが、こう言う場合にもらえるバウチャーは、一般的な値段の相場よりも若干低めに設定してあるのか、これで足りたことはありません。

 

このヴィーガン・サラダは1190ISKで、差額は190、約2CADくらい。

許容範囲ですね。

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レイキャヴィックの空港で見つけました

 

今この写真を見て気が付いたのですが、with tzatziki sauceとありますね。

中にはマヨネーズっぽいものが入っていましたが、tzatziki は入っていなかったような。笑

 

 

なんだかんだ言って、ヴィーガン・オプションは着実に増えていると思います。


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