食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

TVの危機感演出と緊急時の資本主義と、政府のメッセージ 

危機への対応は色々、ここに反面教師一名

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NYT記者のツイートより。コロナ便乗の価格釣り上げに対応したアマゾンにアカウントを閉じられ、買い占めた17,700本のハンドサニタイザーなど大量の商品を売ることができなくなって困っている方の図。

 

コロナ、確実に世界中に広がっていますね。

ケベック州も今これを書いている段階で確認された感染者数が21人とか。

 

でもその全てがどこかで感染してケベックに戻ってきた方達らしく、街で感染した人は今のところまだ不在とか。

でもまあ、それも時間の問題でしょうね。

 

いつぞやのニュースでは「感染者、帰国後感染が判明するまでにメトロやバスを利用していた!」というヘッドライン。

パニックを盛り上げる書き方ですよね。

 

うちには先日夫が買うまでテレビはなかったので、テレビのニュース番組で情報を仕入れる習慣がありませんでした。

で、たまたま夫がテレビをつけてるところを通りかかったら、夜のニュース番組をやっていまして、COVID-19の話題に。

キャスターの喋り方や映像の出し方がまた、「うわー、ドキドキする演出!」

 

テレビはやっぱり一瞬にして気持ちを操作されますね。

 

テレビでニュースを観るの、こういう時はやっぱり辞めておいた方が良さそう。

 

 

毎日危機感というかパニックを演出する報道が繰り返され、デマが流れたりしているようで、トイレットペーパーを買いに走るなどの行動に出る人も出没している模様です。

 

トイレットペーパーを買い占める、、、小学校の頃に社会科で「オイルショックの時にトイレットペーパーを買いに殺到する主婦たち」の写真を見た覚えがありますが、、、。

 

通勤途中に薬局の前を通るんですが、先日は本当にトイレットペーパーのパッケージをカートに山盛り積み込んでお店から出てきた方を見ましたよ。

本当にそうやって買い込んでるんですね。

 

上の写真はニューヨークタイムズの記事へのリンクと記者のツイートですが、買い占めたハンドサニタイザー17,700本他、除菌殺菌グッズを、値段を釣り上げて販売して儲けようとしたところ、コロナ便乗の販売者対策としてアマゾンにアカウントを閉じられてしまい、売ることができなくて「困っていた」方です。

 

このツイートによると、この方、地元の教会に寄付すると言っているのですが、テネシー州の検事総長からの通告がきて、在庫は一時差し止めになったよう。

 

記者のツイートにもありますが、実は「便乗販売アカウントを閉鎖」して対応しているアマゾン、彼ら自体も価格を釣り上げて販売しているんです。

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ハンドサニタイザーの値段推移。個人出品者ほどではないがアマゾンもやってる。

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4ロール入りのトイレットペーパーが 70ドル以上。人の弱みに付け入って。



ひどいですね、アマゾンも。

非常時にどんな行動に出るか、そこにその人の弱さが出てくるんでしょうね。

アマゾンという企業がひどいのは、今に始まった話じゃありませんけれどね。

 

 

日本とケベックとカナダの政府からのメッセージ

モントリオールには日本領事館がありまして、毎月お知らせのメールがくるのですが、それ以外にも何かあると日本人住民向けに注意喚起のメッセージが届きます。

三月十二日から十四日までに届いたコロナ関連でのメール、8つ届きましたよ。

三日間で8つです。

 

内容は日本政府の方針と、ケベック州およびカナダ連邦政府の方針やメッセージが並んでいて(リンクも)日本人住民がきちんと情報を得られるように配慮しているのが伝わってきます。

が、職場では州政府のメモが上司から回ってきますし、連邦政府のメッセージも基本路線は同じですし、ちょっともうお腹いっぱい、、という気持ちも。

 

基本的には「**州で新たに*名感染者が確認された」と「パブリックヘルスのためと自分のために、感染予防のための行動基準」が政府もメディアも共通して発しているメッセージです。

 

ケベック州でもデイケアから大学まで全ての教育機関が二週間休校になりました。

私の職場はヘルス&ソーシャル・サービス分野で、施設利用者が連日入れ替わり立ち替わりやってきます。

 

感染者が施設を利用したと判明したら即閉鎖になりますので、その旨来訪者にも知らせ、いざとなったら自宅勤務で電話連絡をすることになります。

 

施設利用者の皆さんはメンタルヘルスのサポートが必要な方ばかり。

外出を控えて家に篭るというのは孤立へつながりますから、普通なら彼らには一番避けていただきたい行動です。

施設が閉鎖することになりませんように、と祈るしかありません。

 

 

先週は仕事の後にダウンタウンに映画を観に出かけましたが、私もなるべくこういう外出は避けた方が良いかな、と感じ方がちょっと変わってきました。

 

感染するのも嫌ですが、単なる普通の風邪を引いてしまった場合でも念のために14日間自己隔離をする必要があります。

そうすると他のスタッフに負担がかかる上、施設利用者への心理的な悪影響も予想できますから、気軽に風邪など引いていられません。

 

*この記事を書いているのは日曜日ですが、先ほど夫から「知事の発表ではブッフェ形式のレストランはブッフェ禁止、映画館もバーも全部閉鎖命令が出た」と聞きました。急な展開ですが、公共の場での感染の可能性を抑えるために感染しやすい場を閉鎖する意向ですね。

私の職場も閉鎖になる可能性がありそうな気がしてきました。

 

 

 

しっかり手を洗いましょう、そして、顔を触っちゃダメ!感染予防のためのマントラ

 

そう言われて見ると、顔って無意識に触っちゃってます。

このビデオを見て笑った後で、自分も何気に、、、笑

youtu.be

 

ヨーヨー・マが「不安な時に、自分に安らぎを与えてくれる音楽をシェアしたい」とドヴォルザークの「家路」をYouTubeで公開してくれてます。

youtu.be

 

 

 

ベルリン・フィルハーモニー・ホールも閉鎖されたそうですが、オンラインで全てのデジタル・アーカイブが無料で聴けると聴いて、早速聴いてみました。

一ヶ月無料のクーポンコードがあって、アカウントを開設(氏名とメールアドレス程度の情報のみ)したらすぐに聴けます。

www.digitalconcerthall.com

 

 

音楽は良いですね。


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