自分に優しく、自分を大事にすることは身勝手じゃありません
バケーションで遠くへ行く時、飛行機に乗って離陸直後に観る安全ビデオってありますが、
どの航空会社のビデオでも、お母さん役の人が子役の隣に座っていて、頭上から出てきてぶら下がっている酸素マスクを「まず自分に装着して、それから周りの人を助けてください」と言う場面がありますね。
今はそう言う時です。
家にずっと閉じこもって、一人で過ごさなければいけない人も、家族と過ごさなければいけない人も、ルームメートと一緒に過ごさなければいけない人も、それぞれにストレスがあると思うのですが、そのストレスとともに生きていくと言うこと自体がまず仕事の一つ。
その上「今できることをやって時間を無駄にしないように」とか「この時期をダラダラ過ごしてしまってはあとで差が出る」という考え方は、気持ちの持ちようによっては大変なストレスを抱えてしまうことに繋がります。
災害時や忙しい時、みんなが大変な時には、人々を元気付けるため、気持ちを鼓舞して上向きにするため、みんなで助け合いましょう、と言う気持ちを諭すため、あちこちでどれだけボランディアが頑張っているかだとか、ここでボランティアが必要なんですとか、こう言う仕事をしている人たちがいてこそみんな助かっているだとか、そう言う話が強調され、あちこちから延々と流れてきます。
美談を見聞きしたら「おお、人類って素晴らしい!」と喜んでいれば良いのですが「じゃあ自分も」と自分へのプレッシャーに感じることもありますよね。
そのプレッシャーが良いレベルでプラスに働く場合は良いですが、「自分はなんて弱いんだろう」などと自分を責める材料になるのなら、誰のためにもなりません。
頑張るのも休憩するのも、一人になるのも人と繋がるのも、そればっかりやってちゃ疲れますから、うまくバランスとって、疲れないように、自分のやりたいことややりたくないことに反して無理したりしないように。
自分に優しくなりましょう
自分にも慈悲をかけ、親切に扱ってあげましょう、
ベストセラー「Eat Pray Love」で有名なエリザベス・ギルバート氏がTED Connectというインタヴューで話しています。
この方、精神科医でもカウンセラーでもありませんが、このトークは彼女の落ち着いた話ぶりは聞いているこちらの気持ちを落ち着けますし、ホストが提示したトピックも「Anxiety(不安), Loneliness, Curiosity, Creativity, Procrastination(やらなきゃいけないことを先延ばしにすること), Grief(喪失したものを悔いること), Connection, Hope」と、人々が共感しやすい人間の感情についてです。
1時間以上と長いんですが、ニュース番組などを一旦止めて、気持ちを休ませるのに良いかも。
本棚とむきう
仕事で一日中コンピュータに向かうことになりがちなので、休みの日はコンピューターに背を向けて、ずーっとずーっとやろうと思いつつ先延ばしにしていた、本棚の整理に取り掛かってみました。
20年前くらいのカレッジのノートとか、アート雑誌(上質紙で印刷も美しくしかも高価だったもの)とか、友人や知人、研修先の皆さんからのカードとか、今は見ないけれどかと言って捨てきれないものが溜まっていました。
こういうモノは断捨離ブログなどで最初に捨てられるものでしょうけれど、いろんなアイテムが少しずつ、冬用のブーツが入っていた靴箱にまとめられていて、それらが本棚の下の段に。
雑誌なども、昔からほとんど買わない自分があえて買ったということは、やっぱり記事を見るといまだに「ああ、この特集されてるアーティスト好きだし」と捨てきれない気持ちが湧いてくるんですよね。
とりあえず、捨てやすいものだけぱっぱと棚から外し、どうしようもないものは箱に入れ、「これを決めるにはちょっともう一度見直してみたいなあ、、でも今やりたくないなあ、、じゃあ今度もっと時間がある時にでも」
と。
・・・・え?
今よりももっと時間がある時って、いつ?
リタイアしてから?
それまでこれを置いておくつもりかい?
と自分の愚かさが可笑しかったのですが、まあとりあえず集中してこういう作業をしていると疲れてきますので、リタイアする前までには対峙したいと思いますが、今回も作業中断しました。笑
でも前よりはすっきりした本棚。
スカイプので背景でみられても平気な程度にはなりましたよ。(ズームは仕事用ラップトップで、ウェブCAMがついてないので安心。)
整理した本棚の写真を撮ってみて、ここに貼り付けようと思いましたが、撮った写真を見てやっぱり「うむ、あえて公衆の目にさらすべきものでもない」
笑
というわけで、今週仕事の合間に様子を見て夕食後に焼いたパンを。
小麦粉が品薄だという噂、まだ未確認です。