食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

毎日の食事とメンタル・ウェルネス

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夫作・週初めのパスタはソースとパスタを最初にぐちゃぐちゃに混ぜると旨い
食べることは心にも影響する

食いしん坊なので、目が覚めたら朝食が食べたくなり、職場ではお昼が待ち遠しく、仕事が終われば夕飯のこと、と、いつも食べ物のことばっかり考えています。

 

それほど食べ物に執着心のない夫にある時「ちょっと異常じゃない?」と言われて、ええ?異常かな?と驚いたことがあります。

 

夫の両親はオランダ出身でしかも第二次世界大戦でオランダが飢えた頃に成長した世代なので、食べ物は栄養のため、それ以上細かいことを言うのは罰当たり、、と言うような考え方だったのもあり、(そして義母は料理が嫌いだったらしい)夫は美味しいね、あれちょっと茹ですぎちゃったかな、これは味付けが濃いね、などと食べ物に細かいことを言うのを嫌う傾向にあります。

 

美味しいね、は今では言うようになりましたけど、これも付き合い始めたころに、和食など、気に入らないなら(もったいないから)次は出さないし、美味しいと思って食べてるのかどうかフィードバックが欲しいと思って毎回聞いていたら喧嘩になったこともありました。

 

食べ物が大事じゃない人生ってどんなんや。

想像を絶します。

 

でも食べ物ってやっぱり無意識下ではきっと誰にとっても大事ですよね。

 

 

食べ物に割く時間はないと言う夫も、好物はありますし、和物アジア物が続いたらやっぱり西洋ものが食べたくなる模様。

 

 

コンフォートフードとまでは行かなくても、やっぱり朝はこれを食べて育ったから、これが無いとちょっとね、とか、こう言う時にはああ言うものを食べたいんだ、という、習慣という意味でホッとする食べ物もあります。

 

こんなことを書いているのは、このYouTubeビデオをみたから。

日本人の宇宙飛行士野口聡一さんのチャンネルです。

 

日本人は一人だけでしょうから、周りが普通に食べてる食事だけだったらやっぱり疲れるでしょうね。

 

留学やら仕事やらで外国に一時的に住むようになった場合など、食べ慣れた食事が簡単にできない環境で暮らしていてホームシックになったとか、心細い気持ちになったとか、そういう話は珍しくありませんけれども、留学やら仕事やらと違って、宇宙ステーションでは一緒に働いてる同僚数名とずっと狭い宇宙船で過ごし、毎日見る景色やできることが地球上とは一切異なる環境ですから、なおさら食べ物は大事でしょうね。

 

鯖の缶詰を美味しい美味しいと食べている気持ち、わかります。

日本の味が宇宙食にも追加されてるというのは心強いですよね。

しかも煮物なんてホッとする系ですよね。

 

醤油の味がしっかりついてると言いつつご飯はいらないのかな、とそれも気になりますけれど。

 

 

食べ物とメンタルウェルネスの関係

食べ慣れた味を懐かしむ気持ち、そういう馴染みのある食べ物が手に入るかどうか、という部分と心の健康との関わり、などについては詳しいことは知りませんけれど、常識的に考えて、やっぱり大事だろうとは思いますね。

 

メンタルウェルネスと食べ物で検索して目につくのは大体が、食べ物が消化器系に与える影響と、そこから派生する影響について。

 

腸は第二の脳と言われるようになってしばらく経ちます。

 

 

ジャンクフードばかり食べていたり、大変な偏食だったりで腸に負担がかかっていると、それがやっぱり脳に信号を送って精神的なウェルネスを害する事になるようです。

 

www.hopkinsmedicine.org

 

www.health.harvard.edu

 

これらの記事から理解できるのは、加工食品や白米、白砂糖、白い小麦製品など精製度の高い食品ばかり食べ続けるのはやっぱり良くないということ。

 

「健康に良い」食事を常に心がけていても、ストレスフルな状況が続いたり、忙しかったりするとついつい「目が喜ぶ」「長期的に見るとよくないけどつい欲しくなり、口に入れると嬉しい」お菓子とかジャンクフードに手が伸びてしまう、という現象はあります。

 

でもこういう「一時的な気の迷い」的な状況にも対応できる「馴染みのある懐かしい食事」が伝統的な和食系だと、割と害が少ないかなあという気もします。

 

あ、ラーメン、トンカツ、メンチカツみたいなものだとやっぱりジャンクですけれども。

白砂糖たっぷりな出来合いの煮物などもやっぱり良くないですね。

真っ白な小麦粉で作られたうどんを天ぷらや揚げ物と一緒に食べるのも続けるとあんまり良くないかな、、、。

 

和食だからって全てが腸が喜ぶ食品とは限りませんでしたね。

 

心が折れそうな時に自分を勇気づけたりホッと一息して力をつけたい時、あんまり細かいことは考えたくありませんし、ジャンクであってもたまにならそれを食べることから得られるプラスの面も無視できません。

 

とはいえ、それが続いてしまえばダメージが大きいわけなので、自分が「美味しい!これを食べると元気が出る!」とホッとできる味が精製度の高い白い食品や加工食品だとやっぱり厳しい。

加工食品や添加物の多い出来合い食品には中毒性がありますから、食べ続けていればいるほどそれがないと美味しくないと感じるようになってしまう。

 

バランスが必要ですね。 

やっぱり子供の頃から親が食べさせてあげる食べ物が大事なのかな。

我が親に感謝しつつ、子育てする世の中の親御さんたち、すごいなー、がんばれー。

 

 

宇宙の野口さんを思いながら取り止めのないことをつらつらと。


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