食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

クスクスさらだ&マイク・リーFilm Festival

クスクスサラダの俯瞰図、トマト、胡瓜、パセリ、ビーツ、玉ねぎ入り

夏野菜たっぷり入れたクスクスさらだ
クスクスさらだ

最近文字変換が変です。

バグ?

勝手にものすごく先読みした変換が出てきたりして「いやいや、待って待って、そんなことは考えてませんて」

どうにかするべきとは思いつつ、面倒くさいのでそのまま。

 

さてクスクスサラダ。

暑い時に用意する炭水化物はクスクスが一番楽。

もちろん、モロッコの伝統的な御馳走として支度する場合はインスタントじゃないでしょうから普通に暑くなるでしょうけど、この辺のスーパーで売られているクスクスは十中八九インスタントなので、計量カップにクスクスを入れたら、その倍のお湯を注いで五分待て。

それだけ。

暑い時にはこれは大変ありがたいです。

 

お湯を沸かして、茹でて、お湯を捨てて、、、暑い日の夕飯にパスタは絶対に作りたくないですね。

 

 

 

さてクスクスさらだ。

クスクスに、野菜の煮込みをかけて一緒に食べれば美味しいですけれども、暑くてやってらんないわ、という夕飯にはクスクスサラダが最強の涼しい食事です。

 

 

冷蔵庫にビーツが一つ残っていたので、これも入れました。

真っ赤な生のビーツをスライスした俯瞰図

ビーツは生のままでも美味しい。歯応えよし。


具は、トマト、きゅうり、玉ねぎを酢水にさらして水切りしたもの、パセリ、ビーツ。

 

ドレッシングはバルサミコ酢、ディジョンマスタード、オリーブオイル、塩少々胡椒少々。

バルサミコ酢じゃなくてレモン汁とかりんご酢とかワインヴィネガーなどでも。

ビーツで甘みが加わるので、私は酢を多めに。

 
自宅で マイク・リー作品  Film Festival

私はケン・ローチ作品が好きなんですが、マイク・リーも英国の社会を映し出す作品が多くて素晴らしい。

 

 

新作でない映画はネットではなく図書館で借りることが多い我が家。

 

パンデミックで図書館が閉鎖され、DVDのことも忘れていましたが、6月に再開し、以前申請していた書籍やドキュメントが届いたので取りにいらっしゃいとメールがありました。

 

ブラボー、市立図書館の無料DVD。

 

 

今回観た作品と私の評価(何様?)

 

Abigail's Party (1977) ⭐️ 

主演はAlison Steadman. 

去年マンチェスターの教会の前で撮影中に遭遇しました。

普通のおばちゃんぽかった。

そう言う役だったんでしょうけども。

BBCの新ドラマシリーズだとか言ってました(撮影クルーが。)

 

なんにせよマイク・リー良いよと人に勧める場合にこの作品を最初に見せるべきではないですね。

70年代は舞台演劇で活躍していたそうなので、その影響が色濃い作品。演劇好きな方には良いのかも。

 

 

High Hopes(1988) ⭐️⭐️⭐️ 

プロットらしいもののないマイク・リー作品らしさ満載。

プロットのなさと登場人物の人生の先行き不安な感覚とがマッチしていて、それが良さでもあり鬱陶しさでもあり。

マルクス主義に傾倒している主人公がマルクスの墓石を読みながら会話しているところに中国人観光客がゾロゾロと登場する場面はちょっと可笑しい。

 

 

Life is Sweet (1991) ⭐️⭐️⭐️⭐️ 

Alison Steadmanの笑いが神経質で耳につくが、彼女が家族や友人を支えて纏めていく中心人物。

登場人物それぞれが完璧ではないなりに暮らしていて、それぞれが自己実現を目指してゆっくり進んでいるようないないような。

食べ物のモティーフがあちこち散りばめられていて、80年代のテーマなのかな、と(作品は91年ですが)

Eating Disorderの娘役がAbsolutely Fabulous の Bubbleだったとは見ている間 全く気がつかなかった。

 

 

All or Nothing (2002) ⭐️⭐️⭐️⭐️

低所得者層向けの大型アパートメントビルディングに暮らす人々の物語。

タクシー運転手の夫とスーパーのレジで働く妻、老人ホームで清掃の仕事をしている娘と家でゴロゴロしている息子、と言う家族が軸。

 

この態度の悪いクソガキ役は、なんと今では深夜トークショーでかなり成功しているあのジェイムス・コーデン氏。

公開当時に観た時には彼のことを知らなかったので全く嫌なガキだと思った記憶しかありません。

演技派だったんですね。

 

Vera Drake (2004) ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️

舞台は1950年代初頭くらい。

戦後とディケンズが混ざったような雰囲気の映像。

NHSが発足する前、合法的な(医師による)堕胎が金銭的に余裕のない庶民には望めなかった時代の話。

堕胎=生命を殺めること、違法な医療行為=人命に危険を及ぼす、と言う単純な倫理の構図で断罪される女性たちの犯罪と善良さが描かれている。

 

 

Happy Go Lucky (2008) ⭐️⭐️⭐️⭐️ (星半分ができないので打ち消し線入れましたが、3.5です)

サラ・ホーキンスが徹底してどこまでもポジティブで明るくて楽しい女性の役。

ドライビング・スクールの教官役のエディ・マーサンの演技がものすごく現実味があり、最後のメルトダウンが凄い。

それに対するホーキンスのキャラクターがあまりにも現実離れした強さで、全体を通してこの役柄の前向きさ具合は現実の友人として仲良くなれたら楽しいけれど、偉そうなミス・完璧でないところすら完璧なそんな人はあり得ないでしょう、と。

それぞれのシーンは多いに楽しめます。

 

Another Year (2010) ⭐️⭐️⭐️⭐️

マイク・リー座の常連役者、ルース・シーンとジム・ブロードベント演じる仲睦まじい夫婦と成人して独立している息子が構成する経済的にも心理的にも安定した家庭と そこに出入りする、彼らとは対照的な友人たちの様子を一年を通して描いたドラマ。

レスリー・マンヴィル(All or Nothingでは働き者の母親役)が演じている友人メアリは観ていてこちらの心が痛むような精神的な不安定さ。

ルース・シーンはマイク・リーの作品では常に比較的しっかりと地に足がついた役を演じていますが、たまには壊れた役とかやってみたいのではないのかな。

 

 

 

この中では、Vera Drakeが一番面白かったです。

我が家のマイク・リー・フェスティバル最優秀作品賞。  


ヴィーガン ブログランキングへ