クランベリー・リカーをやっと解禁して、
ザルでクランベリーを漉しました。
で、漉した後にできるカス、これをそのまま捨てるのはカス好きな私にはできないこと。
アルコールにたっぷり浸かっていたクランベリーカスですから、きっと美味しいはず、と。
で、フルーツケーキにでもしてやりましょ、と思いまして、Yorkshire Come Again cakeを再び焼きましたよ。
このケーキについては過去にも書いたと思うのですが、ちょっと検索した限りでは見つけられず。
そんなはずはないなあ、タイトルに別のことを書いたのかもしれないなあ、と。
自分のブログ、ちょっとごちゃごちゃしてきたので、見つけたい記事やカテゴリーの区別をもうちょっとわかりやすく整理する時がそろそろきたなあと思っています。
自分で自分の記事を見つけられなくてどうする、、っていう。。。
とまあ、反省はそこまでにして、今回焼いたケーキのレシピは、以前から持っているレシピ(ヴィーガンになる前に焼いて好評だったレシピ、ヴィーガンになってから無理やりヴィーガナイズしたけども焼いてみたらちょっと重たくて、もうちょっと工夫が必要だったレシピ)をさらに工夫して、今回はもうちょっと改善されたヴァージョンになりました。
丸い型に入れて焼いたので、切り分けて最初に取り分けたピースは先っぽが崩れて小さなサイズ。
味見で十分なので私はこれを。
夫はこれの先っぽの部分と隣のピースと、もう一つお代わりしてました。もうちょっと寝かせた方が美味しくなると思うので、毎日小さなのを一切れずつ食べて、週末くらいが美味しい頃なのでは、、と見ています。
Vegan Yorkshire Come Again Cake
材料
- 小麦粉(オールパーパス)200グラム(シフトします)
- ベーキングパウダー 小さじ2
- 液状の植物オイル125グラム
- extra firm tofu 100グラム
- フラックス・エッグ*を2つぶん
- ドライフルーツ各種合わせて160グラムほど**
- 製菓用のビターチョコレート 1オンス
- ブラウンシュガー 135グラム
- クランベリー・リカーのカスのクランベリー
- ゴールデンシロップ 大さじ2杯相当
- ラム&クランベリー・リカー 好みで
*フラックス・エッグはフラックスシードを粉砕して粉にしたのを大さじ1に対して水大さじ3を混ぜておいてトロトロっとさせたもの。
**今回はドライ・イチジクとドライ・ジンジャーで。
手順
- オーブンを325℉に余熱しておく
- 型に油を敷いて小麦粉をまぶしておく
- ドライフルーツの大きいものは刻む
- ビターチョコレートも刻んでなるべく細かくする (ちょっとした塊は口に入れたとき嬉しいので、大きさが均等でなくてもよく、チョコチップ大程度の塊がちらほらあっても良い)
- フラックスをミルで粉砕し、1:3の割合で水に溶いておく。(x2)
- フードプロセッサで豆腐をピュレにし、オイルを加えて滑らかにし、フラックスエッグを加えてさらに撹拌し、ゴールデンシロップを加えてさらに攪拌、ブラウンシュガーも加えて、その都度滑らかになるように攪拌する。
- ボウルに小麦粉とベーキングパウダーをふるっておく。
- 刻んだドライフルーツとチョコレートを7に混ぜる
- 別のボウルにオイル&豆腐ミックスを入れ、クランベリーのカスを混ぜ合わせる。
- 粉ミックスを三度に分けて9に加え、ざっと混ぜ合わせたら、型に入れてオーブンで1時間半くらい焼く。
- 焼き上がりは爪楊枝を刺したりして確認。
- 焼きあがったらラムとクランベリーリカーを合わせてケーキに回しかける。
焼きたてではなくて翌日まで待って食べる。
今回工夫したこと
以前日本で買って帰ってきたヴィーガン(という触れ込みではないけれどほぼヴィーガン)なお菓子盛りだくさんの白崎裕子さんのレシピ各種と、ヴィーガンになる前に作って気に入っていたレシピを融合させてみた傑作です。
傑作っていうのは、自分で言ってるだけですけど。
自画自賛、これは大いにやるべきだと私は思っています。
プロの菓子職人ならきちんと己の技量のほどを把握して精進せねばいけませんが、所詮素人ですから、楽しく自分が喜んでられれば良いのですよ。
バターの代わりにはココナッツオイルとか植物油とか、いろいろな代用品がありますけれど、以前はココナッツオイルを使っては重すぎるケーキにがっかりしていたんです。
今回は、植物油と豆腐を半々くらいで合わせて、それでバターの代わりにしてみました。
白崎さんの本では、植物油や砂糖は菜種油と甜菜糖、というふうにきっちり指定されているのですけれど、両方とも普通に手に入れることができないので、油と砂糖っていうことで大まかに代用。
豆腐も、絹ごしどうふ、と書いてありますが、それが普通に買える状況ではないので、この土地で普通に買える豆腐で試してみました。
この土地で普通に買えるextra firm tofuは、絹漉しには似ても似つかぬものなのですが、一番大きな違いは多分水分量かなあ、、、と思うので、多分水分を増やす、もしくは豆腐の量を減らす、という感じで対応すればいいかもしれないと思ったのですが、クランベリーのパルプを入れるため、ヴォッカがまだしっかり含まれていることを考慮して、あえて水分量は変えずに使いました。
ヴォッカをギュウギュウと絞って、水分を減らしてから使ってもいいんですけど、フルーツケーキにアルコールがじんわり入ってるって悪くないと思うので、ざるから自然に滴ったぶんは瓶詰めにして、そのあとに滴った分とカスの部分はそのまま全部使いました。
焼き上がりにさらにクランベリー・リカーとラムを混ぜてドバドバっとかけておきました。焼きたてを食べるよりはちょっとなじませてから、と思い、型の上に蓋をしておいたのですが、朝方蓋を取って見たらプーンとアルコールの香りがしましたので、子供にはダメですね。笑
クランベリーの味はまるで残ってなかったんですけどね。リカーの方に全て移っていったのですね。