食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

老後の棲家はどこが良いか・決め手は?(お題)

これしか食べられるものが置いてなかった。

クリニックの予約があったのでその帰りに、その近所にあるブリュワリーが夏の間やってるテラスで昼ビールしてきました。

 

ランチ食べようと思って入ったんですけどね。

ヴェジバーガーを頼もうとしたら、バーガーの中にチーズが入ってて取り出せないからヴィーガナイズできないんです、ごめんなさい、と謝られまして。

めちゃくちゃ残念ですね。

お店のお姉さんもめちゃくちゃ申し訳なさそうに何度も謝ってたので、謝らんでええからメニュー改善を提案してくれたらいいなあと思いましたけども。

こんな景色を眺めながら

モントリオールの南西部にある、ラシーン・カナル(Lachine Canal/ Canal de Lachine) は運河沿いにバイク・パスやウォーク・パスがあって市民の憩いの場ですが、その直ぐ沿道に随分前から廃墟になってる建物があります。

 

1825年に開通したこの運河は当時のモントリオールの産業を支える重要な運搬路。

その運河沿いにある建物の多くは工場やら倉庫やら穀物貯蔵庫やらで、この廃墟は いくつかあるgrain elevator というかサイロか、のひとつ。 

 

かなり荒れ果ててますが、グラフィティがたくさん。

ここはもう20年以上前から、いや下手すると80年代から?グラフィティ・アーティストがこぞって色々と描きにきていたところで、こんな上の方にどうやって?と不思議でなりません。

 

久々に見たら上の方の小屋みたいなところにペンキが塗られてます。

誰がいつ?何のために?誰か住んでる、、わけはないよね?

そしてこの廃墟の所有者は誰なんだろう、、、色々と謎。

 

この運河界隈は今でこそジェントリフィケーションされて新しくて高価なコンドミニアムが建ち並んで素敵な雰囲気になってますが、それこそ90年代くらいまではかなり水質も悪くこの地域も柄が悪く、こんなふうに家族連れやお年寄りや若者がワイワイと安心して行き来するような雰囲気じゃなかったんです。

 

雰囲気が良くなった反面、昔から住んでいた低所得者層は住めなくなってしまいましたが。

 

それでも比較的やはり住みやすい(物価も治安も)のがモントリオールかなと思いますけれど。

 

運河の歴史はこちらから:

en.wikipedia.org

 

お題「退職したら移住したい場所(県市)はどこですか。外来者を温かく迎え入れてくれる場所を教えてください。」

 

ケベック州は冬が長くて寒くて凍りついてるので、住み慣れてるとはいえ歳をとると辛くなってきます。

 

そのため冬場だけ温暖な土地に移動する「スノーバード(渡り鳥)」と言われる人たちが結構います。

退職後の老人達ですけれども。

 

行き先で人気なのはやはりフロリダ。

 

フロリダは湿度が高いし毎年ハリケーンで大変だし、どうせならカリフォルニアの方が良いじゃない、と私は思いますが、カリフォルニアは高いからフロリダになるみたいです。

 

人気のフロリダにはケベック人が多く住んでるコミュニティがあるそうで、商店も老人向けアクティビティもコミュニティペーパーもフランス語で通じるとか。

 

ケベックコミュニティでトロピカルで物価が比較的安い(安いわけではない)フロリダ、暑いところが好きならこの世のパラダイスかも。

 

ただカリフォルニアより安いとは言ったってアメリカはアメリカ。

米ドル建で生活、しかも国民皆保険のシステムが不在(健康保険はありますけど、保険証持ってれば無料で手術も受けられるような、そんなシステムではない)だから旅行保険も欠かせないし、隠居してからフロリダなんて不安しか感じられない。

 

じゃあどこに移住したら良いでしょう。

 

 

夢見る移住先の条件

隠居後の自分に重要なポイントはこんな感じ;

  1. (カナダの冬よりも)温暖な場所。
  2. カナダの健康保険システム(保険でカバーされている治療や検査は無料)に似たような、お金を気にせずに医療を受けられる制度がある場所。
  3. 住宅難じゃない(棲家の確保にお金を全部持ってかれたら暮らせない)
  4. ヨーロッパ系住民以外の人々も沢山住んでいる町
  5. 徒歩や自転車での移動がしやすい場所
  6. できれば海や山にも近いところ

 

さあ、そんな条件に適ってるところってどこにあるんでしょうか。

 

まず温暖であること、は寒い冬に嫌気がさした時に一番気になるポイントです。

トロピカルじゃなくて良い、雪がちょっと降るくらい平気、冬でも白菜とか大根が収穫できるような温暖さなら。

 

温暖を求めるとなると南下することになります(アメリカ、メキシコ、その他中南米か。) 

アメリカは広いから、フロリダまで行かなくても温暖な土地はあるし面白そうな街は沢山あります。

基本的にミネソタとアラスカ以外はケベックより南下しますから、どこも比較的温暖なので、よりどりみどりです。

でもアメリカは何しろ隠居した老人が引っ越していくには社会制度に色々と難ありすぎる。

 

カナダでもケベックよりは比較的温暖な場所もあります。

 

南オンタリオの国境近くとか(とはいえ冬に白菜は栽培できなさそうですが)太平洋岸のBC州とか。

 

でもそういう土地は人気があるので物価が高めだし住宅難だったりします。

 

現時点では冬でも白菜や大根が収穫できて保険制度もちゃんとあって住む家も確保できて多様性豊かなコミュニティで自転車や徒歩で十分楽しめる街というのは見つかっていなくて、「そんな街はどこにあるのかなあ」と呟いたときに友人に「モントリオールだよ」と言われました。

冬場の大根と白菜は諦めろってことでしょうかね。

(最近はモントリオールも住宅不足が深刻になってきてます。移住先に選ぶ前にしっかり調査してください。)

 

 

ヴィーガンフレンドリーな店も結構ありますモントリオール。


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