フェヌグリークシードを使ったお菓子
中近東やインドおよびインド周辺の料理が大好きな私。
日本食ももちろん好きですけど、離れ小島に一軒だけ飯屋を持って行ってそこで一生暮らさなければならないとしたら和食屋じゃなくて中近東もしくはインド系の飯屋を持っていきたい。(飯屋と一緒に離れ小島に行くっていうのは都合が良すぎる想定ですが。)
それにしても中近東もインドおよびインド周辺の地域も、おかずは辛くて美味しいのに、デザートの甘さったら。
日本の和菓子もそうですけど、昔のお菓子って甘さがものすごく強くって、如何にもこうにも美味しいと思えなくて、あれは砂糖が希少だったから局地的にグッと甘く作って豊かさを見せつけようという、そういう意図があったに違いない。
甘さ控えめなんて貧乏くさい、、みたいな。
現代の日本では「甘さ控えめ」「甘すぎなくって美味しい」が美味しいお菓子の条件かと思うほど控えめな甘さが主流になってますから、きっと和菓子も昔よりは控えめなんではないかと思うんですが、帰省して久しぶりに食べてみる和菓子はどれもやっぱり結構甘くて大変です。
羊羹とか目に涙が溜まってきます。
そんな思いまでして食べる必要はないんですけど、好奇心で一口試食してみたくなります。
だめだーと思った時に引き取ってくれる人がいることが条件ですけれど。
中近東やインド系のお菓子も、甘さ控えめにして作ってみても美味しいのではないかと思うものは結構あります。
ナッツの風味が良いものなど特に。
焼き菓子などは砂糖を控えすぎるとバランスが崩れて膨らまないだのなんだのと言いますが、後からシロップをドバドバ染み込ませる系のお菓子なら、シロップ抜き、っていう技を使うこともできるのでは、、、、と。
それで挑戦してみたのがHilbeh。ヒルベエ?
初めて挑戦するレシピなので、ブログのレシピを読んだだけではいまいちピンとこない。
やっぱり誰かが作ってるところを見るというYouTubeが良いかもと検索してみました。
youtu.beうーむ、でもこの方の生地はちょっともそっとしてて、本当にこれで大丈夫なのかな?
イースト入れてて膨らませたいと思ってる割には硬すぎるように見えるなあ。
しかも、水に浸けて戻しといたフェヌグリークを使い切らない(最後に入れるのかと思ってみてた)理由はなぜ?
YouTubeのアルゴリズムが他にも見つけて列挙してくれてたので別のビデオも参照。
youtu.beこの方の生地は割と柔らかめで作りやすそうですが、この人もフェヌグリークを使い切らないというか、こんなにちょこっとしか入れないならなんで最初からその量に近い量を仕込まないのか?
ということで別のビデオも見てみることに。
別のレシピも発見。
結局参考にしたのは二つ目のレシピで、円形の14インチの型がないのでベーキングシートの深めで小さめのものを使いました。
サイズはちょうど良かったんですが、シロップを煮詰めすぎたのか、若干不足気味。
いや、シロップたっぷりにしないで甘さ控えめを目指していたんですけれど、全体に均等に控えめにしたいので、煮詰めすぎたシロップをかけたところとかかってないところとムラを出すのは甘さ控えめという目的には近づいておらず、どちらかといえば甘さ控えめなシロップを作ってそれを満遍なくかけるべき。
かけた部分とかかってない部分の区別がつきにくくて、あれれ?なんて言ってるうちにシロップはおしまい。
まあ仕方ない。
で、これを焼いた日は友人たちを招いて夕ご飯を食べたので、デザートと称して成果を公開して大勢に食べてもらいました。
自分でも食べましたが、お店で売ってるデザートみたいな「うわ!甘さにノックアウト」的な強烈な甘さはなく、シロップがかかってない部分とかかってる部分があると思うんですけど、あんまりそういうムラも気にならなくて、意外に甘さ控えめになってました。
レシピそのものがすでに甘さ控えめということなのかな?
結構な量が焼き上がるので、人を呼んで大勢で消化してもらえる時じゃないと焼けないとは思うんですが、甘いものが好きだとか子供がいるとかいうお家でならすぐに食べ切れるかもしれません。
検索してる時に見つけたHeilbeh DIp
レシピを見比べつつ、どれを信用するべきか(どれも良いとは思いますが、わかりやすさや作りやすい分量かどうかなど)思いあぐねていたら、検索結果のページにディップのレシピを発見!
イェメンのレシピです、っていうページをいくつか見つけましたが、多分アラブ世界各地に似たようなのがある気がします、フムスやファラフェルみたいに。
次はこれ作ってみましょうか。
フェヌグリークは血糖値を下げる効果があるんですって(でも甘いものに入れたらプラマイゼロ?)