食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

ラタトゥイユ、トマト有りと無しで

オンタリオで義母の車椅子を押して小一時間散歩したり、ブルース・トレイルを何時間も歩いたせいか、すっかり日焼けしました。

 

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帰りの高速道路のサービスエリア。長時間ドライブなので、トイレと給油で止まったついでにちょっと一息。夏はサービスエリアのピクニックエリアでちょっと休憩できるのがいいです。401沿いにはこういうのんびりピクニックエリアがついてるサービスエリアがいくつかあります。

 

 

夏満喫です。。。。。夏が続いてる間に。

でももう秋ですけどね。笑

鈴虫が鳴いてますよ。

蝉が鳴いてる時もありますけど。(日本ほどの大音量ではなく、一匹「じー、、、っ」と言ってるのがいるかどうか程度です。)

 

食いしん坊流の夏満喫はやっぱり夏野菜満喫です。

 

夏野菜をまとめて大きな鍋で煮込めばできる、美味しいラタトゥイユは、作るのも簡単だし旬の野菜を使うから家計にも優しい、その上、無理しなくとも元々ヴィーガンな料理ですね。

ひょっとしてフランスの伝統レシピではバターとか使うのかな?

そうだとしたらそこはオリーブオイルにすればいいだけだし、無理やり蜂蜜を入れるとか無理やりチーズを最後に振りかけるとかしなければ本当に直球で美味しいヴィーガン料理です。

 

 

先日フランス出身の友人と話していたら、伝統的なレシピにはタイムを入れるとか入れないとか、何か細かいことをおっしゃっていましたが、私のレシピは本来のフランスの伝統的なレシピではないかも、いや、気が向いたらなんでも入れちゃうので、言うなれば伝統に歯向かうアヴァンギャルド・レシピです。

 

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きゃすぴえの前衛的ラタトゥイユ

 

材料 (好きな野菜は多めに、各種野菜のバランスはお好みで)

  • なす
  • ニンニク
  • 玉ねぎ
  • トマト(フレッシュなの)
  • 缶入りなどのトマト(クラッシュもしくはペースト状)
  • レッド・ペッパー
  • ズッキーニ
  • 胡椒
  • 好みのハーブ(オレガノ、バジル、タイムなど)
  • オリーブオイル(いいものを使いましょう)
  • ワインを入れる時もあり(これも本来のレシピではないそうな)

 

 

手順

*鍋のサイズと材料の量次第では、野菜を一品目炒めたらボウルに移し、次の品目を入れて炒め、というふうにして、最後にカサが減った野菜をまとめて鍋に戻して調理を進めます。

大きな鍋にどんどん材料を足していく方式でも大丈夫な場合はそれで良いです。

 

  1. 野菜をざく切りにする(小さくしてしまうと溶けてしまう野菜は大きめに=なす、ズッキーニ、玉ねぎ)
  2. 厚手の大きめの鍋を火にかけ、オリーブオイルを熱して玉ねぎを入れ焼き目がつく感じに炒める。
  3. 油を足してなすを入れ、焼き目がつくほどに加熱(中までしんなりしなくても良い)
  4. ズッキーニ、ペッパー、をそれぞれ炒めてやる。(オリーブオイルが足りない時は適宜足してやる。)
  5. トマト以外の材料が全て炒まったら材料を全て鍋に戻し、トマトのざく切りを入れてジャジャジャっと炒める。
  6. 生野菜が全部鍋に入ったらトマトの水煮(缶でも瓶入りでも)を適量加え、油に馴染ませる(特に缶入りのトマトは缶の匂いがするので、油で炒めて匂いを飛ばす。)
  7. 塩、胡椒を入れてざざっとまぜ、火を弱めて蓋をして全体に火が通るように加熱。
  8. 途中で適宜かき混ぜる。
  9. ハーブ類も入れる。
  10. 生のハーブは出来上がりの十分前くらいに足すようにする。

 

なすがトロッとしつつ形もしっかり残していて、ペッパーや玉ねぎもトロッと甘みが出ていて、ズッキーニも水っぽくなくて、、それぞれの旨味が出るように仕上がると、こんなご馳走はないと思うくらい美味しいですよね。

出汁とかブイヨンとか、そういうものを一切加えなくても野菜だけの旨味でものすごーく美味しくできます。

残ったら冷たいままでバゲットをスライスしたのに乗っけて食べても美味しいですし、温め直してももちろん美味しい。

 

フレッシュのトマトと水煮のトマトの比率は好みで加減します。どこまで汁っぽさや酸っぱさが欲しいかお好み次第。

 
トマト無しのラディカル・ラタトゥイユ

今日、仕事場でもお昼にラタトゥイユを作りましたが、一人、トマトが食べられない方がいましたので、トマトを入れる直前に小鍋に移して一人分だけトマト無しバージョンを作りました。(仕事中なので写真は無し)

トマト無しではちょっと味気ないかもと思い、小鍋には最初にマッシュルームをいくつか(大きかったので四つに切り分けたもの)をオリーブオイルで蒸しておき、トマトを加える前の野菜たちも順次入れていき、弱火でじっくり加熱(大鍋の世話に気を取られて焦がしたくなかったのと、弱火でじっくり加熱することで旨味を出したかった)最後にトマトがないのを補うべくレモン汁を小さじ1杯ほど入れました。

トマト無しのラタトゥイユをラタトゥイユと呼んでいいのかどうかわかりませんが、これを食べた方のお口にはあったようでしたので、今度別物として家でも作ってみようと思います。

トマトが嫌いな人がいる時とかトマトが切れちゃってる時などに便利そうです。

 

私はラタトゥイユか、焼き茄子か、中近東やインドのナス料理が大好きなんですけれど、ラタトゥイユにそっくりなレシピでイタリアの「カポナータ」も美味しいですよね。

カポナータのレシピを見ると、お酢を入れたりオリーブやケイパーを入れたりしていますけれど、基本的にはやっぱりナスと玉ねぎ、その他の野菜を組み合わせて煮込んだものです。

 

やー、夏はなすが美味しいですからね。

 

 

日本のナスも懐かしい。。


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