食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

桃の節句と若者のリーダーシップと

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出し入れに3分かからない雛人形
桃の節句

今現在、三月三日の夕ご飯前です。

上の写真の飾り、台所のよく目につく、だけど油や小麦粉やトマトソースなどが飛んでこないような場所に置いてあります。

 

 

お雛様って三月三日の本番を飾ったら、さっさと片付けないと娘が行き遅れる、ってよく言いますけれども、じゃあ三月三日のうちに片付けるべきってこと?それとも翌日?

 

子供の頃家にあった雛人形は、ガラスケースに全てのキャラクターが収まり、桜と桃の花のついた木の飾りだとか、菱形のあのお餅の飾りだとか、そういう世界がこじんまりと繰り広げられてて、子供なりに楽しく眺めた覚えがあります。

 

近所のお友達の家には7段かざりの雛人形があって、サイズも巨大だし人形の顔立ちも真面目で、目も細長くて、子供心に「私はうちの丸っこい人形たちの方が好きだな」と思っていた覚えがあります。

大きなかざりな方が立派ですごいことは多分気が付いてはいたと思うのですが、羨ましいとかあっちがいいとか、そういう気持ちはありませんでした。

 

それに、出し入れを面倒くさがる我が母を見て、そんなに大変なら辞めちゃってもいいのにと思ったのも覚えてますよ。

 

そして「早く片付けなきゃ、行き遅れる」

っていうのも、なんだか失礼ですよね。

 

 

「大人になったら何になりたい?」と聞かれた時に、同級生の女子の間でよく言われていた「お嫁さん」っていうのがどうしても腑に落ちなかった私。

だって、お嫁さんって結婚式ならたった1日だけの話ですし、妻ってことなら、それってそんなに憧れるようなことか?と。

 

 

10歳くらいの頃から、「早く片付けなきゃ」という母に「結婚するつもりはないから気にしないで」と言っていたおしゃまな子供でした。

 

 

現在私が持っている雛人形(写真)は、お手玉みたいな感じのおもちゃみたいなものですが、ほんの気持ちだけお雛様鑑賞できれば良いのです。

毎回「あれ、どっちが右でどっちが左だったっけ」とググってるくらいですし。

 

女の子に対する期待というか、女性の人生とはこういうもの、っていう観念は昔と今では同じではありませんけれど、子供達の未来に幸あれ、という気持ちは変わらず。

 

 

 

大学の学食やイベントで提供するメニューからビーフとラムを排除

この記事はオックスフォード大学の学生組合が去年決定したことを伝えている11月付けのもの。

この記事が出た頃には全く知りませんでした。

 

「英国の一流大学として、人々はオックスフォードにリーダーシップを求めています。しかし、オックスフォードは気候変動への対応において、その期待に答えられていません。」

 

と3名の学生が大学の運営により排出されるグリーンハウスガスを減らすために、牛肉とラムの肉を排除することを提案したわけです。

 

賛成票が31、反対が9票、13名が投票を棄権、という結果だったそうです。

学生組合の決定が現実になるには大学経営側の協力が必要ですけれど、若い学生たちのリーダーシップをぜひ大学側もサポートしていただきたいですね。

 

彼らが卒業して、各方面で活躍して社会をより良い方向へ持っていってくれることを期待しますが、まあ私利私欲をこやす奴とか、色々いるのはどの世代も同じことですけれど。

 

thebeet.com

 

記事によると学校内での牛肉などを禁じた(または販売を停止した)大学はオックスフォードが初めてではなく、Goldsmiths, University of London やケンブリッジ大学でも肉の代わりに植物性の代替品を提供し始め、1キログラムの食料の仕入れにつき33%のカーボン排出量の削減ができたとか。

アメリカでもイェール大学、University of Colorado Boulder, Wesleyan University や University of California San Diego などがヴィーガン・フレンドリーだと認識されているそうです。(詳細はこちらを参照あれ)

 

日本の大学などでもグリーンハウスガスの排出量を減らそうとか、そういう話は出ているんでしょうか。

 

 

日本語版が出てました

先日もちょっとだけ昔の紹介記事をリンクして触れたジョナサン・サフラン・フォア氏の著書が翻訳されていたようです。

邦題は「動物を食べる」とかかな、と思ったら、英語のタイトルをカタカナにしただけでした。

「アメリカ工場式畜産」と言うサブタイトルがついてますけれど、工場式畜産っていう言葉はFactory farming の英訳として通用している日本語なのでしょうか。

ファクトリー=工場 だから、まあ訳語としてはそのまんま。

ただここに「アメリカ式」とついてるのが「これはアメリカだけのお話ですよ」という印象を与えてしまうと思うのですが、そういう意図なのだとしたらちょっと気になります。

 

「アメリカは酷いな(日本はそんなことはない)」と言う内容のコメントをいくつか目にしましたが、アメリカ程酷くはないにしても、大量生産が大前提の食糧生産のプロセス、ファクトリー・ファーミング ・工場式畜産のシステム不在で食肉供給できている国なんてないんじゃないでしょうか。

 

捌いた後の鶏肉の処理過程で漂白液を入れた容器に肉を入れると言うのはEUやカナダでは採用されていないプロセスで、そういった詳細をみてみると、とことんコスト削減で利益追求の極みをいくのがUS式で、EUなどでは比較的安全性や食品の質などへの配慮がされていると言う違いはありますが。

日本の実態はどうなんでしょうね。

日本はきっともっとマシだと思いたいですけれど。

 

日本で販売されている食料品は、加工品の場合の原材料リストがかなり大まかで、一体何が使われているのかがはっきりせず、消費者個人が判断できない構図になっているのが気になります。

きちんとした基準があってきっちり管理されているんだと思いたいですが、使用される添加物の薬品について消費者に知らせないのが当たり前という慣習がある以上、見えないところで何が行われても消費者にはわかりにくいということですから。

 

www.kinokuniya.co.jp


 

 そういえば入試シーズンもそろそろ終わりでしょうか


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チックピーの(ツナっぽくない)ツナサラダ

ツナサラダもどきといえば

欧米の、というか英語圏のヴィーガンの方々のレシピブログをみているとよく目にするのが、「ツナサラダみたい!」という触れ込みのチックピーサラダです。

 

でもどの方のレシピを見ても、魚っぽさを演出するような材料が入っているわけでもなく、どこをどうすればチックピーのサラダがツナっぽくなるのか、いつも不思議に感じていました。

 

大体こんにゃくの袋を切った時に「ちょっと魚臭い臭いよね」とか言う人もいるくらいなので、魚の匂いとか磯の香りに関しては認識が違う気が、、、。

 

 

というわけで、チックピーのツナサラダ、レシピを何度も見かけた割には一度も参考にして作ったことがありませんでした。

 

 

日曜にチックピーを茹でて、平日のランチ用にフムスを作ったのですが、フムスは作りすぎてしまうと面倒臭い(冷凍しても忘れがち)ので、茹でたチックピーの全てを使い切らなかったのです。

 

使うあてがなくて中途半端に残った時にはインド系や中近東系のおかずにしてしまうことが多いですが、なんだかそういう気分でもなかったのでそのままタッパに入れて冷蔵庫に入れておいたのですが、ふと「ポテサラみたいな感じでマヨネーズで味付けしてつまみやランチのお供にしよう」と。

 

いつも作る豆乳のヴィーガンマヨは、夫が自分用にツナサラダを作るときくらいしか使わないので(しかも夫もツナサラダは月に一度くらいか)使い切るのに時間がかかるのですが、分離してしまう前に使ってしまおうという気持ちも。

 

 

そして夕飯の時にほんの味見程度に小鉢に入れて出したら夫の反応が予想以上によかったんですよ。

 

 

曰く「ツナサラダみたい」

どこら辺が?

マヨネーズが入ってるからってことかも。

 

翌日も「あれはきゃすぴえのお母さんが作るポテトサラダみたいで美味しい」

我が母が作ったポテサラの味なんか覚えてるんですか?

 

 

手抜きでどうしようもなく簡単にできるサラダなので、そこまで気に入ってもらえると、また楽できるやん、と嬉しくなります。

ということでメモしておきます。

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ほんの味見程度によそってみました。

 

ツナ(もしくはポテト)サラダを思い起こすチックピーサラダ

 

材料

  • 茹でたチックピー
  • あらみじん切りにして酢を少々入れた水に10分くらい晒して水切りした玉ねぎ
  • チーズおろしでおろしたにんじんたっぷり
  • ヴィーガンマヨ
  • 塩、胡椒、ナツメグ、乾燥オレガノ
  • レモン汁
  • 青ネギの青いところ(たまたまあったから)

 

手順

  1. チックピーは茹で汁を切ってボウルへ
  2. 材料を全部入れて混ぜ合わせ、味見して調整する
  3. 出来上がり

 

こんなのレシピって呼べませんけども。

 

 

それにしても夫まで「ツナサラダっぽい」と言い出したので、夫の魚感覚は大丈夫かなと思いましたが、言いたいのは要するにマヨネーズで味付けしたサラダ、と。

 

ということは、ヴィーガンブロガーさん達のツナサラダもそういうことだったんでしょうか。

なーんだ。

 

夏場、トマト、きゅうり、セロリなどを常備してる時はもっと生野菜系をたっぷり入れたサラダを作ったりしますけれど、冬でもこれなら作りやすいですね。

 

チックピーはインスタントポットで、Bean/Chili のボタンで、14分高圧で調理しました。

もっと短くても大丈夫かとも思いますが、柔らかく美味しく炊けたので次もこれで行こう。

 

 

 

Ruthさんのインスタントポットのコツ 

インスタントポットは圧力鍋ですが、色々なボタンがあって、手動で自分で蓋しめて火にかけてシュッシュッシュというのを待って調理する圧力鍋よりもなんだかわかりにくいのです。

 

説明書を読むのが面倒なので、いい加減に使い続けていますが、やっぱりもうちょっと理解してから使うべきかなあ、と色々と探しまして、コツが並んでいるページを発見。

 

rootitoot.com

 

このサイトに載っているレシピやコツを研究、開発したRuthさん、カナダの、引退して隠居生活を楽しみ始めた初老の女性だったのですが、去年の2月にすでに亡くなってしまっているそう。

それでもいまだにファンは大勢いらっしゃるようで、今このリンクを貼るためにサイトを見てみたら、彼女を偲んでご遺族にメッセージを残しているファンが大勢いらっしゃるようです。

 

レシピをシェアしたりコツを伝えあったり、そういう仲間っていう感じで人気があった方だったようです。

ソーシャルメディアとかネット関連って他人との関わりでネガティブな話を目にしがちですけど、こういう例をみるとちょっと嬉しいです。

 

 

今日の夕飯はどうしようかな 


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食べたいものと食べるものの選択

 

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成形後冷蔵庫で発酵させ、焼く寸前に取り出してみました。焼く30分前に取り出した時よりかなり小ぶりでした。次回はやっぱり30分室温においておこう。メモメモ
 
なぜヴィーガンなの?

知人友人同僚などはもう皆知ってますから、直接この質問を受けることはありませんが、Twitterなどでフォローしているヴィーガンのみなさんが、色々と書いていらっしゃるのを見かけます。

日本では最近かなり認知度も上がってきているようですから、以前に比べてヴィーガンではない方からの「何それ?なんで?」という質問が増えているのかもしれません。

 

自分がヴィーガンになる前に、ヴィーガンになった友人やヴィーガンについて熱く語っている人をみて今ひとつ理解できなかった気持ちは覚えていますから、やっぱりこういうブログの場でたまになぜヴィーガンなのか、と書いてコミュニケーションするのは大事かな、と。

 

以前にも同じようなことは書いていますから、繰り返しにならないで、なおかつヴィーガンではない方々にも想像しやすいような内容を、と思いますが、いざいざ。

 

 

経緯

人それぞれに理由はありますが、私の場合は環境問題が一番の理由。

 

現在肉や動物性加工食品を毎日3食普通に食べる人の数は世界的にみても過去最多。

消費に追いつくために生産加工のプロセスはかなり効率化が進んで日々ものすごい量の食肉が「生産」されています。

 

効率化のために犠牲になるのはやはり動物、その処理に直接関わる労働者の労働環境、そして飼育や屠殺、加工の際の環境への影響は見過ごせないボリュームです。

 

伝統的な、昔ながらの方法で動物を育て、昔ながらの手作業で屠殺し加工した肉を食べるのなら良いのでしょうけれど、そう行った丁寧なプロセスを経て流通する肉はコストを考えるだけでもかなり高価ですし、大量には流通しませんから、誰もがそちらに切り替えるわけにはいきません。

 

私の場合は、買わない、食べない、という選択でこの問題から一抜けた、という単純な経緯です。

 

楽でいいですよ。

それに動物性食品を調理しないと、脂汚れがものすごく減るので、皿洗いも楽です。

 

 

ファクトリーファーミングの問題に関する読み物は沢山ありますが、私が気に入った本について書いたのがこちら↓です。

casse-pied.hatenablog.com

 

 

動物性食品を食べなければ問題がないわけではない

ヴィーガンは動物のことばかり気にしているけど、植物を食べることにも問題はある、とおっしゃる方もいらっしゃいます。

 

その通りだと思います。

 

例えば世界中で流行って消費量がぐんと急上昇した野菜や果物などは、その生産が可能な地域でそれまでは普通に生産、消費されていたのが、輸出量が増え、森林伐採して生産量をあげようとしたり、地元での流通価格が上がってしまったり、もしくはその栽培にかかる環境負荷が増えてしまったり、と色々な問題を含みます。

 

そういう理由で私はアボカド、アーモンド、カシューナッツ、キヌワ、などの植物性食品もできる限り避けています。

ヴィーガンの料理家さんやブロガーさんが「お洒落で美味しい!」とこういった食品を使ったレシピを公開してガンガン販促するのは、ちょっと複雑な気持ちで眺めています。

 

 

casse-pied.hatenablog.com

 

 

casse-pied.hatenablog.com

 

 

問題の多くは、何かが人気が出たら、世界中の人々がそれを欲しくなり、買いに行ったら手に入るような、そういう消費の仕組みにあると感じます。

 

そして、何かを食べたい、手に入れたい、と人々が感じるように仕向けるマーケティングの手法がものすごく巧妙で、地球上の人々全てがうまいこと操られているように感じられます。

 

流行るものは大体美味しいし、長く愛されるものは扱いやすくて美味しくて健康に良くて、と良いことが多いんですけど、栽培の過程での土壌や農地のある地域へのダメージとか、労働者がどう扱われているのかとか、栽培に至る前にその農産物をより多く栽培するために森林伐採がされていないものかとか、気が付きにくい部分に「人気商品」にまつわる罪が潜んでいることがあります。

 

 

地産地消で小規模に全てが賄われたらそれに越したことはないですし、地元で昔から生産されてきたものを大切に味わうことにももっとマーケティングの焦点が当てられたらと思います。

 

地元の産物だけ食べているわけには行かない北国に住む身としては、なるべく地産地消、なるべくカーボンフットプリントの少なめなもの、とはいえできることは結構限られていますが、全く無視して好き放題に南国のフルーツや季節外れのものや人気のスーパーフードを買いに走るのは、それが植物性食品でも控えたいと考えます。 

 

 

農業の事情は国や地域によって異なるので、北米の北の片隅に住む私が躊躇する食品も、別の地域で、自分で栽培できる方とか、地元で旬には捨てるほど収穫できるのよ、なんていうラッキーな人たちが美味しく食べるのはそれは自然の理にかなっていると思います。

 

 

 

大豆やコーンの生産のための害悪はプラントベース食品だけの問題ではない

大豆やコーンは食品生産の話題では悪名高いですよね。

大豆やコーンの栽培のために森林伐採が行われることも問題の一つです。

 

 

casse-pied.hatenablog.com

 

 

だから、ヴェジタリアンやヴィーガンは大豆製品を多く食べるからダメだとか、ヴェジやヴィーガンでも大豆製品は避けるという方も割と存在するようです。

 

でも大豆やコーンの生産の7、8割は人間が直接食べる食品ではなくて、畜産業界が飼料として消費するために消費されます。

あとは食用オイルとか、化粧品とか、エネルギー源になったりも。

 

それは、栽培するのが簡単で、広大な土地に大豆だけを栽培してガンガン収穫してガンガン加工してガンガン儲けをあげやすいから。

 

 

 

何が大事かは人それぞれ

私はヴィーガンで、アボカドやアーモンドを食べませんが、赤身の肉を控えることにしている、地産地消を基本にしている、など人それぞれで良いと思います。

 

人類全体の消費する肉の量は減らすべきだとは思いますけれども、それをどう実現するかは社会全体で対策を決めてゆく問題だと思います。

伝統的な畜産や漁業や農業のやり方に戻って、環境にも、そこに生きる人間の暮らしにも長期的に良い形で生産消費のサイクルが営まれるようになれば良いと思いますが、そのためには現在の大量生産大量消費のやり方を継続していては、地球環境が人類を生かせておいてくれる場所ではなくなると思います。

 

そう考えると地球環境のことを何も考えない食料政策は続けていけないはずです。

日常生活で「環境のために5割高いけどこっちの野菜と肉を買おう」なんてことができる人は多分ヴィーガンの人口より少ないように思いますから、一般市民だけが食生活を変えてどうにかなる話だとは思いません。

 

 

イギリスの生産者や専門家の話や一般消費者の受け止め方などについての話題です↓

www.bbc.co.uk

 

 

 

加工度合いの高いもどき肉に関しては、手放しで肉じゃないから良い、とは思えないのも現実ですが。 

 

 

制限はあっても、食べることは喜び


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ジーンズ補修再びと2月下旬の春の気配

去年お尻補修したジーンズが

 

casse-pied.hatenablog.com

 

 

補修して履き続けていた古いジーンズ、膝上の部分が薄くなり始めていることは気がついていましたが、あるとき、座った拍子に「ビリリ!」ときました。

 

でもね、破れたらまた補修すれば良いさと思っていたのでショックではなくて「おおきたか」

余裕ですよ。

 

 

と当初は思いましたが、やっぱり経験も浅いので、どうやって補修すべきかな、と破れたのを放置しつつ色々と思い悩み、いや、忘れていた期間も結構あり。

 

 

洋服をたくさん持っているわけではないので、破れてしまって一着 着替えの選択肢が減るわけですし、修理予定のものを部屋の隅にほって置くにも限度がありますので、重い腰を上げてついに修理にかかりました。

 

 

とりあえず裏布を当ててしつけを。

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しつけ糸はジャガイモの袋を閉じてあるあの糸(わかる方いらっしゃるかな)

 

インスタグラムなどでいろんな派手でかわいい補修をされてる方達の作品をたくさん拝見しましたので、イメージが膨らんで、次の破れはどんと来いだ!と思っていたのですが、やっぱりこういうのって経験とか、才能とか、色々あるんでしょうね。

全くイメージがわかない。

 

でも早いとこ補修したいので、とりあえずイメージなしでも進められるところまで進めつつ、ネットで真似できるアイデアを探しました。

なんでもネット様様です。

 

そして、なんとなくこういうのにしようという参考デザインを発見。

やっぱり日本の刺し子の伝統柄に惹かれました。

 

でもね、ジーンズだし、破れてる布ですので、晒しの真っ直ぐな布をきっちりと刺し子するようには行かないだろうと思います。

縫い目が揃ってなくても荒っぽい仕上がりになりそうですので、それが味だと思えるようなデザインが良いですよね。

 

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洗えば落ちるペンで5ミリ間隔のマス目を。真っ直ぐ等間隔に線を引くって難しい。

 

 

それにしてもジーンズの生地って光を当てててもマーカーの色が見にくくて、目が疲れましたよ。

膝の周辺など、真ん中の方は色落ちがしてて白っぽいのでまだ見やすいのですが、両端の縫い代近くなんか色が濃くって大変。

  

一旦縫い始めたらただ運針するだけなので、結構さっさと出来上がるかな、、、、なーんて取らぬ狸ならぬ終わらぬ補修作業のジーンズ算用です。

 

 

 

日照時間と気温とカレンダー

 

ヨーロッパにお住まいの方と、日本にお住まいの方のブログで、一足早く春の温もりと花粉を感じていらっしゃるご様子にちょっと羨ましさを感じる昨今です。

 

が、南オンタリオに住む友人から電話があり、「今日はとっても暖かいよ、プラス七度もあるんだよ!寒波に襲われたバハマスがちょうどこんな感じかもしれない!」

とよくわからないけどとにかく暖かくて、バハマスにいるみたいな気分だと言っていました。

 

南オンタリオはモントリオールよりも若干暖かめではありますが、2月のカナダでプラス七度ってすごいです。

 

びっくりしましたが、うちのあたりの気温も今日はプラス三度まで上がってました!

今年は暖冬だったと言えますが(毎年言ってますけど)そろそろそんな冬も終わりの気配を見せ始めたということでしょうか。

 

なーんて言いつつも、毎年セントパトリックスデーのパレードの頃にも道路の端に雪の溶け残りの塊がドーンと残っていたりしますし、まだまだスキーを仕舞うには早いです。

まだまだ滑りに行きたいですしね。

 

 

 

でも夕方5時過ぎても表には光があって、朝も7時前にはすでに明るくなって、確実に春の匂いがしています。

 

 

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ツイッターで拝見したグラフ、日照時間の増減です。

朝の光の違いに気がついたのは1月半ばくらいだったんでしょうかね、このグラフを作った方は緯度51度の街にお住まいですが、うちは45度くらい。

 

その6度の差がどこにどういうふうに現れるものなのか興味がありますが、形状はこのグラフと似たようなものでしょう。

 

ということは、2月も下旬の今日、日照時間がグングンと伸びていくワクワクする時期のピークを迎えたってことですね。

そして6月の夏至の後は日照時間がグングン減っていく時期です(でもまだまだ1日は長いし気温も暖かいから夏真っ盛りでみんな喜んでる時期です。)

 

夏はすぐそこです!(気が早い)

 

 

 

あちこち溶け始めたせいでバランスが崩れた雪だるま、こんな姿になりました。

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大袈裟だった雪だるま、ついに倒れてしまいました

 

 

お雛祭りももうすぐですね。 


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マイクロプラスティックに蝕まれている私たち

マイクロプラスティック

という話題ですから、良い話じゃないでしょう、だってマイクロプラスティック自体が良いことじゃないんだから。

と言いつつ若干希望の光をちらつかせる記事を見つけました。

 

 

マイクロプラスティックとは、我々が日々濫用して捨てているプラスティックゴミが細かく細かくなったもの。

下水、地中、空気中、海洋中あちこちから検出されていて、昨今では人間が食べるや、雨水人間の胎盤の中飲水野菜や果物、有りとあらゆるところから検出されるようになっている物質。

 

プラスティック製の例えば洗濯バサミなど、日光に当たって長いこと使っていると、脆くなってある時モロモロと壊れてしまいますが、古くなってゴミになって埋立地とか、河川に流れ出て海に浮いてたりとか、そうやって環境に出ていったプラスティックはいずれ粉々になってマイクロプラスティックになります。

それだけではなく、化学繊維の洋服などを洗濯することで排水にマイクロプラスティックの繊維が流れでたり、歯磨き粉や洗顔料などという製品に最初から細かいつぶつぶのプラスティックが入っていて(研磨剤みたいな役割をするんでしょうね)それが排水から下水処理場へ行って、下水処理場のフィルターに引っかからないまま海洋に出ていく、と。

 

いろんな形で環境にプラスティックゴミが流出しています。

 

現段階で人類が日常的に使っている使い捨てプラスティックの量を、可能な限り減らさないと、とんでもないことになりそうです。

 

  

というわけで、マイクロプラスティックについて書き始めたら、やっぱり悪いことだけでここまで一気にきてしまいましたが、このガーディアンの記事は、ネガティブ一辺倒ではない話題なんです。

 

www.theguardian.com

 

アイルランドの発明家、20歳のFerreira氏が開発した「オイルと粉末状のサビの磁気混合物」は、サンプルの水の中のマイクロプラスティックを88%除去することに成功したとか。

Ferreira氏はこの20名で2019年のグーグル・サイエンス・フェアで最高の賞を受賞したそうで、実際にこの発明を汚染処理場の浄水システムに応用したいと考えているそう。

 

海洋生態毒性学と保全の専門家であるフアン・ホセ・アラバ博士は、環境にすでに存在する「生ける掃除機」ナマコのような底生生物や微生物や細菌などにプラスティックゴミを食べて分解させるようにできないかと研究しているとか。

 

フィンランドの科学者は、植物性のナノセルロースメッシュから作られた新しいタイプの浄水フィルターを開発しました。このフィルターは極小のナノプラスティックを飲料水から除去することに繋がりそうです。

 

 

と、いくつかのマイクロプラスティック関連の楽観的なニュースでした。

 

 

 

とはいえ、こういう楽観的なお話もまるっきり安心して鵜呑みにできないというか、人間が打ち出す対策って、対策のはずが数年後に別の問題が明らかになったり、一概に解決につながらないことが多いですからね。

 

プラスティック、簡単にぱっぱっぱっと使って捨てる習慣を捨てることがまず先決。

 

 

先週のパン

このところ、週に3回くらい焼いてるパン。

以前は夫一人で食べてもらっていたので、週に一度で足りてましたが、家で仕事するようになって、弁当持参しなくなったので、昼時に「ぱぱっと食べることができるランチ」にパンは最適なので、夫婦二人でパンを食べ始めたら、焼く頻度もあがりました。

サワドースターターの回転率が上がるのはいいこと。

 

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発酵カゴに入れるときの打ち粉に米粉を買ってきて使ってみました。

前にも米粉は使ったことがありますが、使い切った後買い足すのを忘れて数年。

久々に思い出して使ってみたら、やっぱり米粉は良いです。くっつかない。

でも、生地を折り畳むときに米粉がついてしまった面は絶対くっつかないという問題も。

 

 

 

くっつかせたくないので鬼ほど打ち粉を振るうのをやめなければ、、、でもついつい。


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