食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

桃の節句と若者のリーダーシップと

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出し入れに3分かからない雛人形
桃の節句

今現在、三月三日の夕ご飯前です。

上の写真の飾り、台所のよく目につく、だけど油や小麦粉やトマトソースなどが飛んでこないような場所に置いてあります。

 

 

お雛様って三月三日の本番を飾ったら、さっさと片付けないと娘が行き遅れる、ってよく言いますけれども、じゃあ三月三日のうちに片付けるべきってこと?それとも翌日?

 

子供の頃家にあった雛人形は、ガラスケースに全てのキャラクターが収まり、桜と桃の花のついた木の飾りだとか、菱形のあのお餅の飾りだとか、そういう世界がこじんまりと繰り広げられてて、子供なりに楽しく眺めた覚えがあります。

 

近所のお友達の家には7段かざりの雛人形があって、サイズも巨大だし人形の顔立ちも真面目で、目も細長くて、子供心に「私はうちの丸っこい人形たちの方が好きだな」と思っていた覚えがあります。

大きなかざりな方が立派ですごいことは多分気が付いてはいたと思うのですが、羨ましいとかあっちがいいとか、そういう気持ちはありませんでした。

 

それに、出し入れを面倒くさがる我が母を見て、そんなに大変なら辞めちゃってもいいのにと思ったのも覚えてますよ。

 

そして「早く片付けなきゃ、行き遅れる」

っていうのも、なんだか失礼ですよね。

 

 

「大人になったら何になりたい?」と聞かれた時に、同級生の女子の間でよく言われていた「お嫁さん」っていうのがどうしても腑に落ちなかった私。

だって、お嫁さんって結婚式ならたった1日だけの話ですし、妻ってことなら、それってそんなに憧れるようなことか?と。

 

 

10歳くらいの頃から、「早く片付けなきゃ」という母に「結婚するつもりはないから気にしないで」と言っていたおしゃまな子供でした。

 

 

現在私が持っている雛人形(写真)は、お手玉みたいな感じのおもちゃみたいなものですが、ほんの気持ちだけお雛様鑑賞できれば良いのです。

毎回「あれ、どっちが右でどっちが左だったっけ」とググってるくらいですし。

 

女の子に対する期待というか、女性の人生とはこういうもの、っていう観念は昔と今では同じではありませんけれど、子供達の未来に幸あれ、という気持ちは変わらず。

 

 

 

大学の学食やイベントで提供するメニューからビーフとラムを排除

この記事はオックスフォード大学の学生組合が去年決定したことを伝えている11月付けのもの。

この記事が出た頃には全く知りませんでした。

 

「英国の一流大学として、人々はオックスフォードにリーダーシップを求めています。しかし、オックスフォードは気候変動への対応において、その期待に答えられていません。」

 

と3名の学生が大学の運営により排出されるグリーンハウスガスを減らすために、牛肉とラムの肉を排除することを提案したわけです。

 

賛成票が31、反対が9票、13名が投票を棄権、という結果だったそうです。

学生組合の決定が現実になるには大学経営側の協力が必要ですけれど、若い学生たちのリーダーシップをぜひ大学側もサポートしていただきたいですね。

 

彼らが卒業して、各方面で活躍して社会をより良い方向へ持っていってくれることを期待しますが、まあ私利私欲をこやす奴とか、色々いるのはどの世代も同じことですけれど。

 

thebeet.com

 

記事によると学校内での牛肉などを禁じた(または販売を停止した)大学はオックスフォードが初めてではなく、Goldsmiths, University of London やケンブリッジ大学でも肉の代わりに植物性の代替品を提供し始め、1キログラムの食料の仕入れにつき33%のカーボン排出量の削減ができたとか。

アメリカでもイェール大学、University of Colorado Boulder, Wesleyan University や University of California San Diego などがヴィーガン・フレンドリーだと認識されているそうです。(詳細はこちらを参照あれ)

 

日本の大学などでもグリーンハウスガスの排出量を減らそうとか、そういう話は出ているんでしょうか。

 

 

日本語版が出てました

先日もちょっとだけ昔の紹介記事をリンクして触れたジョナサン・サフラン・フォア氏の著書が翻訳されていたようです。

邦題は「動物を食べる」とかかな、と思ったら、英語のタイトルをカタカナにしただけでした。

「アメリカ工場式畜産」と言うサブタイトルがついてますけれど、工場式畜産っていう言葉はFactory farming の英訳として通用している日本語なのでしょうか。

ファクトリー=工場 だから、まあ訳語としてはそのまんま。

ただここに「アメリカ式」とついてるのが「これはアメリカだけのお話ですよ」という印象を与えてしまうと思うのですが、そういう意図なのだとしたらちょっと気になります。

 

「アメリカは酷いな(日本はそんなことはない)」と言う内容のコメントをいくつか目にしましたが、アメリカ程酷くはないにしても、大量生産が大前提の食糧生産のプロセス、ファクトリー・ファーミング ・工場式畜産のシステム不在で食肉供給できている国なんてないんじゃないでしょうか。

 

捌いた後の鶏肉の処理過程で漂白液を入れた容器に肉を入れると言うのはEUやカナダでは採用されていないプロセスで、そういった詳細をみてみると、とことんコスト削減で利益追求の極みをいくのがUS式で、EUなどでは比較的安全性や食品の質などへの配慮がされていると言う違いはありますが。

日本の実態はどうなんでしょうね。

日本はきっともっとマシだと思いたいですけれど。

 

日本で販売されている食料品は、加工品の場合の原材料リストがかなり大まかで、一体何が使われているのかがはっきりせず、消費者個人が判断できない構図になっているのが気になります。

きちんとした基準があってきっちり管理されているんだと思いたいですが、使用される添加物の薬品について消費者に知らせないのが当たり前という慣習がある以上、見えないところで何が行われても消費者にはわかりにくいということですから。

 

www.kinokuniya.co.jp


 

 そういえば入試シーズンもそろそろ終わりでしょうか


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