仕事先にはお弁当を持って行っています。
職場でもランチを作るので、メニューによっては持っていかなくても食べられますけれど、注文人数分より数人分多めに作っておいても昼時になれば飛び入りでお腹の減った人がやってきたりするので、食いっぱぐれないためにも自分の食べ物は持参するのが安心。
他のスタッフもみんなだいたい自分のランチを持参しています。
で、皆さん朝出勤したらランチは冷蔵庫に。
皆さん、サーモスなどの保温機能のあるランチバッグごと入れてます。
写真はThermosのサイトからお借りしました。
ここでいう保温機能は、あったかいお弁当をあったかいままに保温するということではなくて、保冷剤を入れたら冷蔵効果が保てる、というクーラーボックス的機能です。
日本で昔からある、ランチ・ジャーみたいな、ご飯や味噌汁やおかずを熱々のままお昼時まで保温します、というようなもの、アマゾンで見かけたことはありますが、実際に使っている人を見たことはありません。
朝からご飯やスープを調理する習慣のない北米人がそんなもの持ってても仕方がないということだと思います。
私もサーモス的ランチバッグを使っています。
で、ランチは大概前の晩の夕飯の残りを容器に詰めて冷蔵庫に入れておいたものを朝、サーモス的バッグに入れて持ってきているんだから大丈夫、と私のバッグはそこらへんにポンと置いたまま昼まで過ごすことが多いのです。
すると、必ず誰かから「これ、きゃすぴえのランチバッグでしょ、冷蔵庫に入れなくていいの?」などと聞かれます。
職場自体、エアコンがかかってますからね、暑くて食べ物が傷んでしまう恐れもないと思うので全然気にしていないのですが、そういえば持ってきた食べ物を冷蔵庫に入れないのは私くらいです。
お弁当に限らず、北米では、食べ物を常温で置いておくことに対する恐怖心みたいなものが異様に強いと感じるのです。
なぜでしょう。日本でも最近はそうなんでしょうか?
高校生の頃(ずいぶん昔ですが)は毎日お弁当でしたが、教室には冷蔵庫なんか勿論なかったし、電子レンジなんかも当然ない環境でした。
生徒たちはみんな、お昼になると持ってきた弁当箱を弁当箱を入れるきんちゃく袋みたいなものから取り出し、温めなおすことなどなく食べていました。
弁当箱が二段になっててご飯とおかずが分かれている人あり、一つの弁当箱の中に仕切りがあって、ご飯とおかずが分かれていたり、おかずが小さな仕切りで分けられて味の違う者同士がくっつかないようにされていたり、、、日本にいればなんてことのない弁当箱文化ですよね。
こちらでは、そういう弁当箱っていう感覚ではなくて、タッパに食べ物をドカンと入れて持ってくる、という。。。笑
おかずの仕切りなんかは欲しければ日本で買って持ってくればいいのですが、所詮は自分のために詰める弁当ですからね。
おかずを何種類も詰めるということ自体あんまりない、愛情のかけらもない自分用弁当ですので、やっつけ弁当なのです。
もし日本の弁当みたいに、生野菜と調理されたおかずとご飯を同じ容器に入れていたら、いやいや、最近ネットでよく見かける日本の弁当箱みたいに、曲げわっぱとか漆塗りの素敵な弁当箱だったら、食べる前に電子レンジでチーン、というのはできないですよね(できるんでしょうか?)
先日の私の弁当は、ご飯と麻婆豆腐とインゲンの白和えだったんですけれど、もちろん仕切りなしで、しかも食べる前に電子レンジで2分ほど温めましたので、白和えはちょっと別物になっていました。笑
お弁当を温めなおして食べるという習慣、日本ではどうなんでしょうか。
みなさん常温ですか?
日本のおかずのお弁当の場合、室温のままでも美味しいというか、新幹線などで食べるお弁当も、チンして食べることはないですよね?
今度和食の弁当の時に試してみよう、、、ブログで宣言するほどのことではないけれど。笑
ちなみに、こちらではほとんどの人が持参したランチを電子レンジで温めていますが、皆さん必ずしも「ほかほか熱々で食べたい」というわけではなさそうです。
職場の台所で調理したランチの場合、スープなどは12時になる直前まで弱火にかけておいて、サーブするときには熱々を出してあげよう、と工夫していたのですが、方々から「あんまり熱々にしないで、食べられないから」と言われるのですよね。
基本はサンドイッチ文化ということなのでしょうか。
それにしても日本のお弁当、ここ数年来の猛暑の日本、しかも省エネで冷房を効かせ過ぎない室内で、冷蔵庫に入れなくても大丈夫なのでしょうか、、、。
私も北米的冷蔵庫パラノイアに感化されたかな。
こちらも写真はThermosのサイトよりお借りしました。
最近のランチボックスは、いかにもランチ持参してるんだろうとぱっと見では分からないようなオシャレなのが増えているようです。