食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

成長ホルモン入り牛乳がやってくる、アメリカから

昨日はハロウィーンでしたね。

職場ではインターン二人がワイワイと盛り上がっていました。若いなー。

先日ご近所に泥棒が入って以来、夜はずっと玄関灯をつける習慣になっているので、帰宅後外灯をつけてから夕飯の支度など始めておりましたら、ブザーが鳴り、ドアがノックされ「あれ?外灯ついてるからお菓子用意してるとでも?」

と気が付きました。

もちろん居留守を使い(音楽かけて料理してますから、玄関の外にいても多分人がいるのはバレてますけど、ドアを開けることで期待が高まるじゃないですか)子供達がさってから外灯を消しました。笑

しとしと雨が降っていたのに、頑張る子供達。。。。

付き添いの大人も大変でしたね。笑

 

 

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酪農産業保護と関税、国別の規制

 

カナダでは使用が禁止されている成長ホルモンがバンバン使われているアメリカ産の乳製品。

 

食品生産段階で使われる農薬をはじめとする有害な化学薬品について知るたびに「アメリカでは使われてる、カナダでは禁止されている、ヨーロッパではもっと前から完全に排除されている」とか「アメリカでは使われている、カナダにはそのアメリカの物が入ってくる、ヨーロッパでは禁止されている」とか、、、とにかく、アメリカ合衆国の農業政策は消費者も生産者も、人体に悪影響があるのに効率が良くて儲けが倍増するから、という理由で有害な薬品がじゃんじゃん使われていて、カナダにいてもその影響がやってきて、恐ろしい、、、、。

 

NAFTAの再交渉で、カナダを圧迫して自国のみの利益をゴリ押しにしたTrump政権、酪農製品への関税を引き下げろだの排除しろだの、詳細は知りませんがとにかくカナダはしぶしぶ妥協して折れて最終合意に至りました。

 

酪農産業に対する保護政策、確かにがっちりきっちりすごかったんですけれどね、対アメリカというよりは、どこからくるものも拒否して地元の産業を保護、という感じで。

 

以前フランスで買って使いきれなかったバターを荷物に入れて帰国したら、税関で「乳製品は持って帰ってきたか」と聞かれ、正直者な夫が「バターをちょっと」といったばっかりに没収されたことがありまして。笑

「そんな食べかけの物くらいいいじゃん」と思いつつ、「これが持ち込み許可されない理由は、、、ケベックの酪農産業の保護ですか?」と聞いたら、やっぱりそうだと。笑

 

そんな、バターを何キロも持ち込んでるんじゃなくて、使いかけでカップ半分もあったかどうかだったんですけれどね。

 

まあ、カナダは酪農だけでなく、外国から安い製品が入り込むことを防ぐことで、いろんな産業を保護してきました。

オンラインショッピングでアメリカのお店からある程度の値段を出して買ってしまうと、関税がドバッとかかるのは、そう言う理由。

 

乳製品の話に戻しましょうか。笑

 

アメリカの農薬乱用ぶりを考えたら、成長ホルモンその他がたっぷり使われてるアメリカ産製品がカナダに入り込むのはやっぱり嫌ですよね。

ミルクや乳製品を普通に摂取する人たちの不安もわかります。

 

www.nationalobserver.com

 

 

成長ホルモン(rBGH)入りの食品を摂取することによる体への害はハッキリと検証されているわけではないそうです。

では、なぜカナダ政府は禁止したのかというと、それは乳牛という動物を扱う上で残虐だという判断がされたからです。

牛の乳が自然な状態よりも多く搾取できるそうなのですが、それによる牛への害が残虐だと。

 

でもね、乳牛の扱いってそれ以外にも残虐なことは沢山ありますからね、成長ホルモンだけ禁止したからって、カナダ政府優しい〜、なんてことではありません。

 

上の記事にもありますが、牛乳の生産は「牛の母乳をいただくだけで、牛そのものは殺すわけじゃないから肉食よりはましだ」と言う感覚は根強いですが、実際は、

  • 乳牛は母乳を出すために頻繁に妊娠させられる。
  • 生まれたての子牛を母牛から引き離す(母子ともに精神的なトラウマを経験しますし、子牛は本来得られるべき母乳なしで育てられます。豆乳を与えられるとか。)(子牛はすぐに処分=殺さたり、少し生育した後でヴィールとして肉として売られたりする)
  • 乳の出が悪くなった母牛は殺される
  • 牛乳生産のための牛の飼育による温室ガス排出量が多く、温暖化へ大きく影響している

などなど。

 

成長ホルモンどうこうではなくて、牛の母乳自体が、倫理的に大きな疑問符を伴う代物だとすれば、アメリカから来ていようとカナダ産だろうと、避けるに越したことはないと思います。

 

ちなみに、アメリカの乳製品が「アメリカン・ミルクです」として入ってくると言うよりも、お菓子などの添加物として入り込んできたり、何かと消費者が気がつかないような形で入り込んでくるようです。

 

ちょっと前に友人が持ってきた「ポテトチップス」のヴィネガー風味、チーズ風味じゃないし、ヴィーガンだけど大丈夫でしょ、と思いつつ、なんとなく袋の裏の原材料欄を見てたら、ちゃんと「ホエイ・パウダー」が入ってました。

 

なぜ?と思うところにも乳製品て入っているものなのです。本当になぜだろう。

 

加工食品を極力避ける、ヴィーガン基準で食べ物を選ぶ、そう言う風にしている我が家は基本的にアメリカの成長ホルモン、ほとんど影響ないかな、、と思っていますが、どうなるでしょうね。

 

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カナダにはプラスティック・バッグに入った牛乳が出回っております。この大きな袋の中に、三つに分けられたミルクのバッグが入っているのですよ。そこまでたくさん消費しない人は2リットル、1リットル、500ミリ・リットルのカートンで買いますが。プラスティック・ポルーション的にもアキマヘンな。笑

 

 

 

ハロウィーンで子供達がもらうお菓子にも乳製品は沢山添加されてますが、どこからきた乳製品なんでしょうか、、、。 

 
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