食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

オンラインの買い物、テイクアウトでレストラン利用、しない理由

フィジカル・ディスタンシング生活に入って何週間

我が職場は州政府がこの方針を発表した木曜日の翌週、三月十七日火曜日からサービス停止。スタッフは出勤して対策など検討、書類やラップトップなどを自宅へ持ち帰り、翌日十八日より自宅勤務が始まりました。

てことは、これを書いている五月二日現在、私個人の軟禁生活は七週間目?

そんなに経った実感はないのですが。

時間が経つのは早いと言うか。

 

長期間気絶でもしてたのかな?と言うか。

 

 

食料の買い出しに行かずに在庫だけでまかなう暮らしを意識し始めて、四週間目だと思っていましたが、実はとっくに一月経ってて、もう五週間?、6週目?

 

 

毎日自宅にいると曜日の感覚がなくなるなどと言いますけど、自分は仕事してるしそれはないと思ってましたが、知らない間に二週間くらいずれてる自分、結構ひどいなあ。笑

 

まあ何週間でも良いのですが、とうとう冷蔵庫の中の野菜用の引き出しが空っぽになりました。

 

冷凍庫にはまだ少し残ってます。

軟禁生活始めの頃に大量に作っておいたヴィーガン・チリ余裕で二食分(二人で)も冷凍してあります。

 

 

冷凍庫の中の刻んだリークは実は前々からリーク&ポテトスープにしようと思っていたのですが、今じゃがいもが無いので、買うまで待とう、と手をつけていないのですが、夫がこれをみて「リーク&レンティルスープとか、そう言うのはだめ?」と。

 

実際にリーク&ポテトスープが好きなのは夫の方なので(私はリークは全部鍋に入れて食べたい)その夫がポテトじゃなくても良いなら、レンティルで試してみる?

と言う話をしています。

でもレンティルの風味とリーク、どうかなあ、、イエローピーズの方が合うかなあ、、などと密かに豆の組み合わせを考えてるところ。

 

在庫消費生活も結構楽しめてますよ。

 

オンライン・グローサリー

高齢者や心臓、肺などに持病がある人たちなど、オンラインで買い物して配達をしてもらっている人たちもたくさんいます。

 

うちが買い物に行きたくない理由も、夫が喘息持ちだと言うのが大きいのです。

 

「じゃあオンラインで買えば、便利だよ」

と言われますが、気が進みません。

 

私がいつも買う食品は9割は野菜です。

日本のスーパーに行くと毎回その野菜のピカピカぶりに驚きますが、こちらのスーパーでは、よくみないとシナシナなものや傷んでるもの、傷がついてるものなどが結構な頻度で混ざっています。

 

夫が選んでカゴに入れたペッパーやナスを「これ、ここがカビでる、こっちはちょっと凹んだところが痛み始めてる」と棚に戻して選び直したことは何度もあります。

 

職場ではボランティアさんが買い出しに行きますが、「なんで黄色くなってる青ネギを買うかなあ?レタス、これシナシナなのに気がつかなかったのかなあ」なんてことは結構あります。

 

あんまりにもひどい時には指摘しますけれど、職場では基本的には細かいことは言わないようにしています。

細部にどこまで気を配るか、なんてのは人それぞれですし、せっかく重いものを運んできて、いきなりダメ出しされたら嫌な気持ちになりますし、ちょっとしなってる程度なら早く使い切れば食べられないわけではありませんし。

 

でも自分のお金を出して買ってきてもらって、自分なら避けるようなシナシナな野菜を見て、「苦情は言いたくないし(言っても通じる相手かどうかわからない)こんなのを毎回買うのは嫌だなあ」と思いたくないんですよね。

 

 

街のレストランがテイクアウトとデリバリー専門に

軟禁生活が始まるちょっと前から、レストランやカフェは「収容人数のキャパシティの半分まで」で営業するように、と言う規制がかかっていました。

軟禁生活が始まってからは、店内で座って食事などするのは禁止で、テイクアウトやデリバリーのみ可能と言うことになりました。

 

テイクアウトもデリバリーも、この辺はどこも発泡スチロールの容器に入れてくれますので、基本的に使いたくないのです。

 

自分の容器を持ち込んで「これ使ってください」も、この時期、お客が持ち込んだ容器からウィルスを持ち込まれたくないと言う理由で拒絶されると聞きました。

 

しょうがないですね。

 

家にいて料理する時間はあるわけですし、この時期「ああ面倒くさい、出前取っちゃえ」と言う気持ちになりにくい。

 

 

地元のビジネスをサポートするべきか、労働者の健康を考えるべきか

営業していてもお客さんが来なくて売り上げがぐんと減ったり、材料や作った食事が無駄になって廃棄処分になったり、そんなことが続けばお店はすぐに潰れてしまうでしょうし、少しでも応援したければそのお店にお金(ビジネス)を持っていくこと=出前やテイクアウトを利用することですよね。

スーパーなど小売店もそうです。

生活必需品ですから、自分があえて立ち寄らなくてもお客さんは毎日大勢きているんでしょうけれど、小さなお店などなるべくビジネスを支える助けになってあげたいです。

 

でも、そこで働いている人たちは顧客が来ればくるほどウィルス保持者と接触する可能性が増えるわけで、働いている人たちは内心穏やかではないでしょう。

 

ちょっと前に id:Marichan さんのブログで知ったポッドキャストでスーパーや薬局の店員さん、トラックドライバー、配達員、などなどエッセンシャル・ワーカーと言われる人々が現在の状況下での心情を語る番組が紹介されていたので聴いてみました。

 

gimletmedia.com

 

買い物に行かない理由はどちらかといえば「他のお客さんや店員さんからウィルスをもらう可能性がある」と言うものでしたが、ずっと店内にいて、保菌者かもしれない何人もの人たちと接する店員さんたちにしてみれば、一日中恐怖を感じている(もしくは考えなようにしている)わけですから、かなりのストレス、怒り、様々なやりきれない思いで精神的にも大変な状況でしょう。

 

「お店を開けていてくれてありがとう、私たちが買い物できるように働いてくれてありがとう」と感謝の気持ちを表すしかお客の私たちにできることはないと言われますが、インタビューされていた方が「気持ちはありがたいけど、そう思うならなくても済むようなそんなもの買いにここに来ないで欲しい。あなたが買い物に来なければ私はここで働かずに家に居られるのに」と言っているのをきいて、涙がわーっと出てきてしまいましたよ。

 

実際には働かなくても補償が出る国や自治体ばかりではないし、誰も食糧生産・流通を続けてくれなければ社会はあっという間に大混乱になりますから、働き続けなければならない人たちがいて、彼らのおかげで食べ続けることができる我々は感謝するしかない、と言う現状はどうにもならないのですけれど。

 

日本でも販売員さんたちが悲鳴を上げ始めているようです。

www.businessinsider.jp

 

 

ウィルスは国籍や貧富の差で差別しませんが、社会のあり方が被害者層を差別的に選別してしまっています。

 

 

完全に平等な社会なんて存在しませんが、現状のままではやはり酷い。


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