食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

Canningに挑戦してみた・伝統の保存食

一晩おいて完成したアップルバター瓶


今週のお題「秋の味覚」

 

北国に来るまでは、秋の味覚ってのは秋が旬で美味しいもののことでしたが、冬は基本的に収穫などない(旬などない)雪に包まれて命の育たない(表面的な話です)季節で、冬の前、収穫の秋に取った野菜や果物をそのまま楽しんだり保存食にする作業をしたり、そういうものに変わりました。

 

で、現在我が家ではりんごの収穫祭が続いております。

収穫祭?

傷む前に食べ尽くせ祭りです。

 

20キロなんてまだまだ甘かった収穫当初↓

casse-pied.hatenablog.com

 

りんごがとにかく大量に取れたので、消費消費、、が追っつかないので保存計画を進めます。

 

キャニング(Canning)って何?

缶詰は冷凍食品よりも昔からある、なんてことない保存法ですけれども、去年と一昨年に何日間にもわたる停電とか異常気象による停電などが何度かあり、そういう時にはダメになる可能性が割と高い冷凍保存よりも缶詰の方が安心できるかも、と思うようになりました。

 

何せ電力も使わず、常温保存できるんですから。

 

欧米で秋から盛んに行われるのは、自分の家で収穫したり調理したものを保存するために缶詰を作るという作業(=Canning)。

 

日本語で缶詰っていうと市販のメタル製ですが、自宅でやる缶詰はグラスの瓶にアルミ製の蓋をする、瓶詰めです。

 

そしてこのCanning、知り合いやご近所さんがやっていたりして、お裾分けをいただいたり、道具や専用の瓶をホームセンターで(秋口になると特に)売り出しになってるのをみたりして割と身近です。

 

 

今年はアップルソースもアップルバターもたくさん作ることになりそうだし、ついに自分でもCanningをするかな、、と。

 

基本的なプロセスはぼんやり見聞きしてわかっているので、道具を揃えてあとは詳細を(瓶の淵まで中身を詰めちゃってはいけないとか、水の中でグラグラさせる時間とか)チェックしようと思ってネットで探してみました。

 

が、長ったらしい説明は読むのが面倒くさいし、やっぱりこういう時はyoutubeだわ、と思って見つけたのをみてみたら、なんだか思いの外色々と説明というか前置きというか注意事項がいっぱいあって、ちょっとびっくり。

 

 

初心者向けビデオを探して最初に見たのがこれ。

興味深いですが、「今すぐやりたいの、はよう要点言って」とジリジリ待っていたのに結局実際のやり方の説明には至らず(その以前の注意事項とか色々詳しく説明あり)

youtu.be

こっちはどうかなと思ったらこっちも。

youtu.be

YouTubeって便利ですけど、やはり素人が作ってるビデオは聞き取りにくかったり話が上手じゃなかったり、わかりやすくて良さそうなやつでもふと「これって全部で何分?」とタイムラインを見たら一時間以上とかいうことも。

 

再生スピードをちょっと上げて急いで全部聞いてみて、とても面白い内容なんですけれどもいますぐ知りたい具体的な話はなくて。

 

二つ目のビデオを見始めて、「さっきのビデオでも同じこと言ってた」部分はスキップして、結局二つ目もじゃあ今からやってみましょう、はなくて、なぜだか最後は「初心者向けの本は買わない方が良い」話になっておしまいです。

 

1本目のビデオの方も言ってましたけど、色々と考え方とかやり方とか人によって、家庭によって若干アプローチが違う部分もあるらしく、本も著者によって色々と言うことが違ってて混乱するのかなあ、と思います。

 

てことはYouTubeも人によって色々で混乱しそうですね。

 

サワドーの作り方ビデオも人によって若干違うこと言ってるのあるし、まあそういうもんでしょうけれど、保存食の作り方だし熱湯やガラスを扱うので、ちょっと慎重になりますねえ。

 

とはいえ私がやりたいのは肉の保存でもないし、常識的な作業をしていれば多分大丈夫であろう(冷たいガラスを熱湯に入れるとか熱々のグラスに水をかけるとかしなければ、、、)

と思いつつ、いくつかオンラインの記事を読んでみました結局。

 

文章で説明してある情報

メイソンジャー・メーカーでポピュラーなうちの一つBall

www.ballmasonjars.com

www.thespruceeats.com

www.eatingwell.com

 

アップルバターはレシピなど見ずに適当に作ったものなので、何分プロセス(中身を入れた瓶を沸騰したお湯で茹でる)すれば良いのやら、、十分くらいでいいかな?

 

なんて思いながら念のためググってみたら、メイソンジャーのBall がレシピとプロセスの時間を出してました。

www.ballmasonjars.com

Ball のサイトには15分とあったのですが、このサイトのレシピが想定しているメイソンジャーのサイズは私が使ってるジャーよりも大きめ。

 

プロセスする時間は中身(ジャムやソースだけでなく肉、野菜なども)、糖分やPH、そして瓶の大きさにもよって若干変わってくるらしいので、同じもの(レシピを見たら、基本的に同じような内容だった)なので、小さな瓶を使ってる私は多分10分でも大丈夫な気がします。

けどまあ食の安全のためだし、まあいいや、15分やっときましょ。

 

初めてなのに失敗しても嫌ですしね。

 

次回のためのメモ:

瓶とバンドは使う前に鍋で茹でて殺菌

この時、蓋の部分は茹でない(Ball が言ってるので信憑性あり)で普通に洗っておく

 

うちの大きめの蒸し器で250ml瓶7つは入るけど沸騰したら湯が溢れるので6つまでにするか、もう一個大きい鍋を使うべし

 

 

最初に見つけたYouTubeの方がリンクをつけてくれているUniversity of Georgia National Center for Home Food Preservationによるもっと詳細な情報が載っているページがこちら↓

nchfp.uga.eduこのサイトのアップルバターの項目を見てみると、標高が1000フィート以下の場所でハーフパイントの場合は5分で良いとありますね。

 

うわ、三倍もの時間茹でてしまいましたよ。

 

Ballのレシピは1パイントの瓶を想定していますけれど、レシピを見ている不特定多数の人がどの標高に住んでいるのかわからないから時間を長めに設定しているということでしょうね。

 

University of Georgia のサイトには作業の流れや注意事項についても基本からわかりやすく説明したリンクがついています。

 

ビデオなどで色々見て実際に作業を終えた後でホイホイと読んでいたら、お湯から出して冷ましている最中の蓋を押したりしてはいけない、とあって、おお、押しちゃったよ、とちょっと反省。

 

お湯から出て室温でゆっくり温度が下がっていく過程で瓶の中が真空になりますが、蓋はその時にきゅっとガラス瓶に吸い付く感じになるので、そのあとは蓋を押してもペコン、という音がしなくなるのです。

 

「まだかな〜?」と思って指で押しちゃいましたよ。

いけなかったんですね。

蓋の真ん中にちょっと小さく丸い凹みが見えますか?ここがペコンと鳴るのは真空じゃない印

ビデオとかサイトを色々見て回るよりUniversity of Georgia のページをじっくり読んでおくべきでしたね。

 

 

開封後は早めに食べ切らなければいけないのは市販の缶詰と同じ


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