食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

時間に追われる感覚と冬を楽しむ支度 

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ある日の手抜き夕飯は、冷凍うどんで野菜炒めうどん
 
もう10月も終わります

 

確実に寒さが増し、暗闇が夕方に侵入し、冬の気配が濃くなるこの時期。

 

モントリオールではハロウィーンが過ぎたら冬が始まる、季節の変わり目の時期でもあります。

 

 

今年はデイライト・セーヴィング・タイムが終わるのがちょっと早くて11月1日にはすでに時計を一時間遅らせるので、夕方暗くなる時間が一気に一時間早まります。

 

これ、本当に人々の心に暗い影を落とすんですよ。

 

春には夕方の明るさがグッと一時間伸びるんだから良いじゃないと思いがちですが、実際はいきなり一時間早く起きなければいけなくなるため、脳も体もそれに順応しきれなくて悲鳴を上げるのです。

 

個人的には春の一時間で体が不調になることは今のところありませんが、世間では多くの人々が体調やメンタルヘルスに不調をきたします。

 

冬は一気に暗くなるため、影響を受けない人はいないんじゃないかと思います。

 

 

今年は長引くCOVIDのパンデミックのおかげで、みんな精神的に疲弊していますから、時計を一時間遅らせたあとの影響もちょっと心配です。

 

 

 

暗くなると1日が短く感じる

毎年、デイライト・セーヴィング・タイムが終わるころ、仕事を終えて帰宅する頃にはとっぷり暗くなるため、自転車通勤をやめてメトロ通勤に切り替えます。

 

自転車だと20分、メトロで30分の通勤時間は、メトロの場合、停止や遅延がチョコチョコあったり、なんだかんだと時間を奪われる感覚に。

 

そして、夕方6時前でもとっぷりと真っ暗になるから、やっぱりなんだか夜中に帰宅するような気分になるため、二十四時間あるはずの1日が短く感じられます。

 

今年はメトロは避けたいため、自転車通勤が無理になったら歩こうと思っております。

自転車片道20分の通勤路、徒歩だと55分です。

歩く距離としてはちょうど良いですね。

 

ただ、1日二時間近く歩くことに費やされますから、帰宅後夕飯の支度をすぐに開始せねばならなくなるのか、、、やれやれ、、、と、やはり時間に追われる感覚がむくむくと。

 

 

なんだろう、大変後ろ向きな精神状態ですね。

 

  

暗い冬を存分に堪能する姿勢を

一月ほど前、スカンディナビア半島の国々に住む人々がどうやって暗く長い冬を乗り切っているのか、という記事を見かけました。

 

北極圏に近くなればなるほど冬の日照時間は極端に少なく、、いやむしろ太陽が地平線の上に登ることのない日々が続くような、そんなところに暮らしている人たちの生活の知恵というか、生存のための知恵というか。

 

それはやっぱり、どんなに暗くて寒くても、冬だからこそできる冬のアクティビティを楽しむ、というもの。

 

そういえば去年の10月初頭にノルウェーに行った際、夕食を取りにレストランの入り口を入った私と同行者にウェイターさんは「テラス席にしますか?それとも室内の席にしますか?」と聞いたのでした。

 

その時の屋外の気温は多分五度前後で、すでに太陽は沈んで暗い時間帯。

 

「わざわざそんな条件下でテラスに座りたい人がいる?」と思いつつ室内席に案内していただきましたが、そのお店にいたお客さんたち、我々以外は皆さんテラス席で食事してグラスを傾けお友達と歓談していました。

 

記事によると、ノルウェーの人々の「冬の暗さ、寒さ」を「つらさ、不快さ」と結びつけないで「冬は夏とは別物で、それはそれで楽しいよね」と捉える視点というか感覚というか、それは緯度が比較的低いオスロよりも北極圏に近づくほど濃厚になるのだとか。

 

私たちが閑散とした室内席(=こんな冷える中、テラスで食事して楽しんでる勇者たちの存在)を体験したのはオスロなんですけれど。

 

もっと北へ行ったら、テラス席どころじゃなくて皆野外でピクニックしてるのかも?

 

冬を楽しむ心の準備

12月後半のクリスマスまで、どんどん暗闇が深まり、日光を浴びる時間が減っていく下降する時期ですが、時間がない、暗闇に追われる、という感覚に陥らず、この時期ならではな楽しみを思い出して冬を楽しもうと思います。

 

冬の楽しみといえば、クロスカントリースキー、雪がつもりたてで真っ白な朝の風景、雪がしんしんと降っている時の静けさ、森の中の雪の上に残された動物の足跡、クリスマスの後、日照時間が日に日に長くなっていくのが感じられる頃の嬉しさ。

冬の星空も空気が澄んでいるから見応えがあります。今年はもうちょっと注意してみよう。

雪に閉ざされて家の中に篭っていると気持ちが晴れませんから、できるだけ外に出るように気をつけよう。

 

冬の外出用のマスクを作ってみるのも良いかも。

 

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冒頭の焼うどんはコンフォートフードで心あったまる味噌汁付きで。

 

 

写真は先日の夕飯ですが、今夜は鍋にしてみました。


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